VIRGIN HARLEY | 第30回 マニュアルトランスミッションの整備 ハーレー授業見学

第30回 マニュアルトランスミッションの整備

  • 掲載日/2012年03月09日【ハーレー授業見学】
  • 執筆/ハーレー専科 教員 松永 一寿

ハーレー乗りの皆様は日頃から何気なくシフトチェンジしていると思いますが、今回は変速機(トランスミッション)のお話です。

ハーレーダビッドソンには主に4速、5速、6速のトランスミッションが採用されていて、現行車種は5速、6速タイプです。今回はビッグツインの5速、6速タイプを分解となりました。

ハーレー授業見学の画像

カットモデルで予習。

ところで変速機の役目ですが、限られたエンジンの動力を有効に使用するため、低速時はトルク型の低いギア、高速時は回転重視の高いギアに切り替えることにより、エンジンに無理をさせずになめらかな加減速、巡航が可能になります。しかしあまりギア段数が多いと操作しにくくなりますので、どのメーカーも5速か6速を採用しています。

ハーレーも例外なくツインカム88エンジンからツインカム96エンジンに移行期にクルージング性と燃費向上のため、6速ギアが追加されています。

授業では、画像やカットモデル等を使用し構造や作動を理解してから分解と相成ります。ハーレーはリターン式でドグタイプのミッションを採用していて、一般的なオートバイに準じています。乗用車に比べカチッとしたシフトフィールが特長で、操作が楽しくなります。仕組みはシフトを操作すると、シフトアームという部品により、シフターカムが一定量回転させ、シフターフォークという部品が動かされ、ドグリングがスライドし、対応する速度のギアに嵌め合い動力を伝えるという形になっています。

ハーレー授業見学の画像

ミッション分解中。

ビッグツインの場合はエンジンを分解せずにギアを外せますが、マフラー、クラッチ、プライマリの分解等が必要となり、複雑な作業ではありますが当校作成のサブテキストやサービスマニュアルを見ることにより、スキルアップを目指しながら分解組立を行います。

最初は学生たちも結構オロオロしていましたが、終わるころには作業を楽しむ余裕もできて、学生も満足げです。手を動かすのって面白いですよ! 絶対。

以上、今回が最後となる私担当のコラムでした。

オープンキャンパスの画像
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