VIRGIN HARLEY | 第11回 CVO にのみ搭載が許される 1801cc Vツイン ツーリング・ゼミナール 青木 タカオ

第11回 CVO にのみ搭載が許される 1801cc Vツイン

  • 掲載日/2012年01月17日【ツーリング・ゼミナール 青木 タカオ】
  • 執筆/フリーライター 青木 タカオ

専用のカスタムパーツをふんだんに用いて、熟練のメカニックが専用の生産ラインで組み上げた特別限定仕様車が、ハーレーダビッドソンの最高峰シリーズ「CVO」(カスタム・ビークル・オペレーションズ)です。隅々まで贅を尽くす一切の妥協を排した最高の仕上がりで、これ以上はないほどの豪華フル装備。2012モデルでは4機種をラインナップしていますが、先日、次号HOTBIKE JAPAN 124 (2012年1月27日発売)および VIRGIN-HARLEY VOL.13 (2012年2月27日発売)のロケで、そのすべてに乗ってきました。

青木タカオさんの写真

左からFLHTCUSE7 (428万円)、FLHXSE3 (380万円)、FLSTSE3 (310万円)、FLTRXSE (357万8000円)。総額1475万8000円という高級車4台でのロケ。何ごともなく終了して、よかった~!

高級車とあって、小心者でクルマも国産大衆車しか乗ったことのないワタクシとしましては、それはもうビビリましたよ。それぞれの車両本体価格は FLHTCUSE7 (428万円)、FLHXSE3 (380万円)、FLTRXSE (357万8000円)、FLSTSE3 (310万円)で、4台の総額はなんと 1475万8000円! まぁ、総額にする必要はありませんが、「撮影の最中にドミノ倒しにでもなったら……」 そう考えるだけで、あー恐ろしい。

その4機種はそれぞれに個性がありまして、ウルトラリミテッドをベースにした最上級モデル FLHTCUSE7 は、ラグジュアリーに磨きをかけた究極のグランドツアラー。目の当たりにするとこの上ない上級感と迫力に圧倒されてしまうほどで、宝石を散りばめたかのような豪華絢爛な外装はトップエンドモデルに相応しいものがございます。唯一の400万円オーバーの超弩級クルーザーで、高級志向ならこれに勝るものはございません。

青木タカオさんの写真

オリジナルカスタムペイントはもちろん、ナビ、ダイヤモンドカットフィニッシュのメーターまわり、ヒーテッドハンモックシート&ハンドルグリップ、ハイウェイペグなど、これ以上はないほどの豪華フル装備。ライダーはHOTBIKE JAPAN創刊当時から携わるライターのシラセイズミ。

そして FLHXSE3 は、ストリートグライドがベースなだけあってホットロッドバガーともいうのでしょうか、西海岸のカスタムシーンを彷彿させるチョイ悪路線。ボディにはピンストライプグラフィックスを施し、サドルバッグには5×7インチスピーカーと片側 200W のアンプを内蔵します。ロードグライドカスタムをベースにした FLTRXSE も同系の匂いがするモデルで、カウルとタンクにスカルグラフィックスのメダルを埋め込むなど、やっぱりウエストコースト寄りの香りが漂ってきます。FLSTSE3 CV0 コンパーチブルは唯一のソフテイルモデルでして、エンジンはバランサーを内蔵したツインカム110B。ウインドシールド、サドルバック、バックレスト、ピリオンシートは簡単に脱着可能で、個性をアピールするにはうってつけの1台です。

青木タカオさんの写真

CVO では2011モデルで登場した FLTRUSE CVO ロードグライドウルトラが姿を消し、新たに FLTRXSE CVO ロードグライドカスタムが登場した。プレミアムオーディオシステムやパウダーコーティングパーツなど紹介しきれないほどの豪華内容だ。HOTBIKE JAPAN編集長 池田伸がライド。

あれこれと、4台の特徴をザックリと書きましたが、CVO の真髄は心臓部にもあることを忘れてはなりません。エンジンは CVO にのみ搭載が許される 1801cc の「ツインカム110/B」を搭載。走り出した途端に違いが明確にわかる潤沢なトルクを発揮し、排気音は腹の底に響くほど力強いのでございます。スロットルレスポンスも鋭く、アクセルを雑に開ければ、その加速にうろたえそうになるほど強烈。排気量がもたらす“ゆとり”は低回転域から感じられ、身震いしながらたっぷりとしたトルクを送ってよこします。巨大な車体を悠然と動かし、燃料と道が続く限り快適に走り続けることができる“逞しさ”。そんな“ゆとり”や“逞しさ”のある心臓部こそ、王者にのみ与えられた特権なのです。

青木タカオさんの写真

ストリートスタイルをカスタムパーツで磨き上げた、洗練を極めたホットロッドバガー。クロームミラー処理の「アジテーターホイール」はフロント19インチ/リア18インチ。最大出力100Wアンプと6スピーカーのオーディオは、iPod 専用ドッグも装備する。ハンドルを握るのは青木タカオ。

つまり、煌びやかな外観や装備に目が奪われがちな CVO ですが、その走りはとてもエキサイティング。ルックスはもちろん、パワーも別格というわけです。詳しくは HOTBIKE JAPAN 124、VIRGIN-HARLEY VOL.13 の誌面でどうぞ。

青木タカオさんの写真

芸術品といっても過言ではない美しいVツインエンジンは、バランサーを内蔵したツインカム110B。2ウェイスピーカーオーディオやクルーズコントロール、キーレスイグニッションシステム、クロームミラー処理のスティンガーホイールを装備。古澤恵ちゃんがフルバンク!

プロフィール
フリーライター
青木 タカオ

バイク雑誌各誌で執筆活動を続けるフリーランス。車両インプレッションはもちろん、社会ネタ、ユーザー取材、旅モノ、用品……と、幅広いジャンルの記事を手がける。モトクロスレースに現役で参戦し続けるハードな一面を持ちつつも、40年前のOHV ツインや超ド級ビッグクルーザー、さらにはイタリアンスクーターも所有する。

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