VIRGIN HARLEY | 第21回 バイクで風を感じるということ ツーリング・ゼミナール 増井 貴光

第21回 バイクで風を感じるということ

  • 掲載日/2013年02月28日【ツーリング・ゼミナール 増井 貴光】
  • 撮影年月/ 2007年10月  撮影場所/新潟県 糸魚川

カメラマン増井 貴光さんの写真

仕事も兼ねて、片道 400km ほど走ってきた。愛車 FLTRX は、少し高めのウインドシールドにロアーフェアリングを装着し、自分にはヒーテッドジャケットに厚手のオーバーパンツと寒さ対策は万全。爪先が冷えたぐらいで、それほど辛い思いもせずに走ることができた。僕が初めて所有したハーレーは、FXDL ダイナ・ローライダー。その前に乗っていた数台のロードバイクもウインドプロテクションの効果が高いバイクは乗ったことがなかった。ある取材のため、3月に鹿児島までダイナで走って行ったことがあった。出発は夕方。同行した編集者は FLTR。1000km も走らないうちに寒さと疲れにやられて休憩が多くなる。それに比べて大した疲れも見せず走る TR。長距離を走るために特化したツアラーの装備がうらやましかった。

それから数ヶ月後、僕は TR に乗り換えた。ダイナにスクリーンを着ければ良かったのだろうが、あのスタイルに余計なモノを着けたくなかったからだ。今はすっかりツアラー乗りになってしまった僕だが、実はシンプルなローライダーのようなバイクが今でも好きなのだ。いろんな意味で余裕ができたら、またローライダーで旅をしてみたい。風に直接当たりながら走るコトが、バイクならではの気持ち良さを一番感じられる気がする。天気や寒さに辛い思いをすることもあるだろうが、だからこそ気持ち良い走りができたときの快感も高まるに違いない。

プロフィール
カメラマン
増井 貴光

ツーリングマガジン アウトライダー など二輪誌を中心に雑誌、広告等で活躍中のカメラマン。愛車は 2010年式 FLTRX ロードグライドカスタム。日本の古典芸能やアメリカインディアン等の文化から多大なる影響を受ける。バイクによる旅の写真や水中写真をライフワークとし、日本やアメリカ、ルート66などの風景を自らバイクで走って撮影するスタイル。「職業=旅人なんて書きたいけど、そこまで旅できていない」という。なぜか誌面に顔を出していること多し。

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