VIRGIN HARLEY | 2001年式 XL1200S カスタム紹介

2001年式 XL1200S

  • 掲載日/2016年02月08日【カスタム紹介】
  • 写真・文/田中 宏亮
2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

あらゆるブレーンのアイディアが
ひとつになった至高のカフェレーサー

このカフェレーサーがお披露目されたのは、2015年12月に開催された『ヨコハマホットロッドカスタムショー』だ。昨今のカスタムシーンを見ている人なら、このバイクを一目見ただけでチェリーズカンパニーのスタイルを連想することだろう。しかしよくよく見てみると、ボディワークこそチェリーズのそれながら、グラフィックや各ディテールのパーツに異なるテイストが盛り込まれていることに気づく。

このマシンをプロデュースしたのは埼玉・川越のバイクペイントカンパニー『TMガレージ』代表の橋本 崇さんで、自身のネットワークを活かしてハーレーのカスタムシーンに関わる一流どころの技術や創造性を取り入れた、アイディアの集合体のようなカフェレーサー・スポーツスターなのだ。

「シンメトリーにしたい」という橋本さんの要望に基づいたチェリーズのボディメイクは、エヴォスポーツの魅力であるナローなフォルムを最大限に活かしたスタイリングにまとめられている。あえてノーマルのそれを前後逆転させたスポーツスタータンクや「ゴースト」と名付けられた埋め込み型テールランプなど、チェリーズ流の解釈によるカフェスタイルが美しく表現されている。

もちろんバイクとしてのバランス取りも抜かりなし。真横からのカットを見ればお分かりいただけるかと思うが、エンジンからリアにかけて真っ直ぐなラインになるようシートカウル下に特別なマウント加工を施している。車高そのものは低くしつつ、カフェとしてのライディングポジションを確保することが狙いだ。これによってバッテリーやオイルタンクをコンパクト化&移設し、空いたスペースをスリム化してワンオフのエキゾーストを左右に通した。シンメトリーという要望どおりのリアエンドが完成したのだ。

45ディグリーズが取り扱うサスペンション「ハイパープロ」を取り入れ、フロント19 / リア18インチのグライドホイールにコンチネンタルタイヤ、シートメーカー・スカンクによるワンオフシート、独モトガジェット製スピードメーター「ヴィンテージ」など、あらゆる部位にハイエンドな要素を取り入れ、しかもそれをバランス良く組み上げている。明確なコンセプトと完成時のビジョンがなければ、こうはフィニッシュしない。

その完成度を高めているのが、全体のペイントワークだ。グラフィックはピンストライパーKID KUSTOM PAINTと橋本さんによる合作で仕上げているが、ブラックアウトしたエンジンやコーティングがかけられたフロントフォークは橋本さんの手によるもの。「ブラックが基調のマシンになったので、統一感を持たせるためにディテールを黒くしてみました」と、プロのペインターとしての矜持を感じさせるカラーリングとなっている。

今までにない独創的なシルエットのカフェレーサーを前に、スポーツスターカスタムの可能性がさらに広がっていくのを実感した。

2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

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2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

チェリーズカンパニー ビキニカウル

ビルダー黒須嘉一朗さんが「ジブリ顔」と呼ぶオリジナルデザインのカウル。これまでのスポーツスターに見られない独創的な表情が特徴的だ。
2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

セパレートハンドル&モトガジェットメーター

ヤマハTZR250(初期型)のセパハンを流用し、そこにモトガジェット「ヴィンテージ」をワンオフステーでマウント。またがってみると、そのポジションは意外にもニュートラル。
2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

チェリーズカンパニー スポーツスタータンク加工

なんとスポーツスタータンクの前後を入れ替えてリメイクしたオリジナル仕様。まったく新しい手法ながら、どこかハーレーらしい薫りが漂うハイセンスなディテールだ。
2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

チェリーズカンパニー ワンオフシートカウル

シルエットを重視しつつもカフェとしてのポジションを尊重したマウントとされるシートカウル。ゴーストと呼ばれる埋め込み型テールランプとスカンク製シートも見どころ。
2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

TMガレージ ブラックアウト塗装

「ダークなイメージのマシンに対して、ポリッシュのエンジンが浮いていた」と、なんとフレームに載せたままブラックに塗装したという。TMガレージの技術の高さが垣間見える。
2001年式 スポーツスター XL1200Sのカスタム画像

ハイパープロ&スイングアーム補強

千葉のバップマシンによってスイングアームの強度アップが図られ、サスペンションにはハイパープロの11インチモデルが採用された。実走においても高いパフォーマンスを発揮するのは間違いない。
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