VIRGIN HARLEY |  2012年式 FLDカスタム紹介

2012年式 FLD

  • 掲載日/ 2016年04月18日【カスタム紹介】
  • 写真・文/田中 宏亮
2012年式 ダイナ FLDのカスタム画像

ツアラー仕様のスイッチバックが
西海岸チョッパーモデルに変身!

どちらかというと、アメリカのカスタムシーン最前線を突き進む「カリフォルニアスタイル」をテーマとしたカスタムモデルで、その煌びやかなボディはアメリカ西海岸で育まれた世界観そのもの。シティ川越の秀島憲一さんは、「FLHの再現(リバイバル)をコンセプトに、スイッチバック本来の味わいを残した一台にしたかったんです」と、新旧のコラボレーションをはかり、絶妙のバランス感覚で具現化してみせた。

FLらしいフロントに、あえて21インチスポークホイールを採用し、さらにリアも18インチ化&180ミリ化と、印象を一変させた。ここまで大胆なカスタムを取り入れるあたりに、アメリカでメカニック修行をし、アメリカをより深く見ている秀島さんのセンスが伺えようというもの。ホワイトリボンタイヤも心憎い演出として生きている。

フレーク入りの赤いボディに、白く縁取られた黒いフレイムスというカラーバランスも興味深いところだ。これは、スポークホイール同様にボディ全体がメッキ化されているのを受けてコントラストを整えたもの。ブラックをグラフィックの軸に取り入れることで、その他のきらめきを引き立てているのだ。

ツーリングと街乗り、それぞれのシチュエーションに合わせて切り替えられる利便性の高さが特徴であるスイッチバック。ゆえにそのキャラクターに縛られるのか、カスタムというカテゴリーにおいてはどうしても壁を破れないでいる印象のモデルだった。そんなスイッチバックが、こうも大胆に変貌を遂げるとは。スイッチバックのオーナーにとって興味深いマシンだと言えるのではないだろうか。

2012年式 ダイナ FLDのカスタム画像

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2012年式 ダイナ FLDのカスタム画像

ドラッグスペシャリティーズ スカイハイバー

このマシンのインパクトを強めるロングエイプバー。カリフォルニアスタイルのキモとも言える部位で、そのスタイルはチョッパーライクに突き抜けている。
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BUSH Art オリジナルグラフィック

「そのセンスに全幅の信頼を寄せています」と秀島さんがいう埼玉・桶川のカスタムペインターによる作品。巧みなエアブラシで立体感をも生み出している。
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大章内張 シート張り替え

ノーマルシートをベースに、全面的に張り替えたワンオフもの。以前とは見違えるほど流麗なライン、そして高級感を味わわせる仕上げが魅力的だ。
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Ride Wright Wheels OMEGA FAT50シリーズ

50本スポークという密度が、カリフォルニアというテーマ性にぴったりマッチ。FLモデルにFXサイズのホイールという組み合わせがユニークだ。
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H-D純正 SKULL & CHAIN ラウンドエアクリーナー

ハーレー界のアイコン、ウィリーGが描いたスカルとチェーンがデザインされた小ぶりなエアクリーナー。メッキ仕様のエンジンの輝きを際立たせる。
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ドラッグスペシャリティーズ 11インチリアサスペンション

既製品にヘッドカバーを装着し、違ったイメージを演出。フルカバードのようなビジュアルが、マシンそのものを一層煌びやかに見せる。
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