VIRGIN HARLEY |  2011年式 XL1200Xカスタム紹介

2011年式 XL1200X

  • 掲載日/ 2016年06月20日【カスタム紹介】
  • 写真・文/田中 宏亮
2011年式 スポーツスター XL1200Xのカスタム画像

禍々しきオーラ漂う
デビルレーサーモデル

ポリッシュやクロームを効果的に取り入れることで、そのコントラストをもって真っ黒なボディを際立たせているフリスコ風フォーティーエイト。全身からなんとも言えない禍々しいオーラを放つ一台だ。オーナーの山口さんはレース畑でサーキットを走っていたキャリアの持ち主で、現在はカー&バイクのメンテナンスやコーティング等を手がける「ポンコツ★プロジェクト」の代表を務める。「XL883Rとか乗っちゃうと飛ばしたくなるから、自制の意味でフォーティーエイトを選んだ」という。

確かに走りについて追求するとしたら、現行スポーツスター、それもフォーティーエイトだと早い段階で限界にあたる。それこそが「魅せてナンボ」を突き詰めたフォーティーエイトの魅力であるし、だからこそこのマシンも、フォーティーエイトらしさを匂わせつつ、オーナーの好みや普段使いが投影されたカスタムモデルとして仕上げられている。

それでも走り屋の血が騒ぐのか、奥多摩で峠を攻めるようになったことで、パフォーマンスアップのメニューが多数盛り込まれることに。フロントブレーキはシングル仕様ながらミスミエンジニアリング製13インチローターとブレンボ製キャリパーが仕込まれ、剥き出しで備わるスクリーミンイーグル製ハイフローエアクリーナー、オーリンズモデルであるトランプ製リアサスペンション、U.S.仕様のライトスプロケット、そして車体の軽量化が施された。奇抜な形状のスワローバーも、「自分が一番操作しやすいから」という理由からのチョイスだ。ハンドルライザーも若干高めにしているのだが、「フォークのトップに後付けするプリロードアジャスターを付けたいから」とのこと。

無駄を削ぎ落とし、パフォーマンスを高めることでフォーティーエイトの限界に挑もうとする山口さん。まだまだカスタムしていく予定だそうで、このワインディング向けフォーティーエイトがどう進化していくのか楽しみだ。

2011年式 スポーツスター XL1200Xのカスタム画像

カスタムの詳細をチェック!

2011年式 スポーツスター XL1200Xのカスタム画像

キジマ スワローバー

元々は「シルエットも気に入っていた」というドラッグバーを装着していたが、ワインディングでの操作性の良さからスワローバーがレギュラーとして定着しているという。
2011年式 スポーツスター XL1200Xのカスタム画像

12.5Lタンク & オリジナルグラフィック

ビビッドブラック一色で美しく仕上げたポンコツプロジェクト渾身のペイント。よく目を凝らすと、タンクのサイドにマットブラックでHARLEY-DAVIDSONのロゴが。
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エレクトラグライド用16インチホイール

フォーク幅に合うようカラーを製作しての装着。シングルブレーキながら、ミスミ製13インチローターとブレンボ製キャリパー、そしてタイヤはダンロップK300GPという最強の組み合わせを備える。
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ワンオフ ターンアウトマフラー

この一台の禍々しさを象徴していると言っていい、強烈なビジュアルのワンオフマフラー。マフラーエンドが前部に来ていることで、リア周りが剥き出しというチョッパーライクなテイストに。
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TRAMP CYCLE BLS-296 リアショック

以前はプログレッシブ製サスペンションを備えていたが、「ワインディングでの性能を上げたかった」とオーリンズ仕様をチョイス。トランプの刻印入りブラックサスがよく似合う。
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PONKOTU★PROJECT Devil Axe License Stay

ナンバープレート表示に関する規制の改定を受け、自社で手がけたオリジナルのナンバーステー。ドゥカティ ディアベルを彷彿させるビジュアルはハーレーにもマッチする。
カスタムバイクのオーナー
Owner’s Profile
山口 直樹さん
東京都 / PONKOTU★PROJECT
取材協力
住所/埼玉県越谷市小曽川204
営業/10:00?19:00
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