VIRGIN HARLEY | HIDE MOTORCYCLE「第3回 シート ワンオフ製作」 週刊カスタムレポート

HIDE MOTORCYCLE「第3回 シート ワンオフ製作」

  • 掲載日/2011年04月22日【週刊カスタムレポート】
  • ベース車両/2010年式 XL883R

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シート ワンオフ製作

いよいよシート製作
佳境に入るカスタム作業

タンク製作の流れを汲む形で、いよいよシートのワンオフ製作へと着手していく。繰り返しになるが、ヒデモのカスタムプランにおける生命線とも言えるのが「車体が描く全体のスタイリング」であり、タンクからシート、リアエンドへと流れるアールをいかに美しく形成するか、ここが同ショップのカスタムのキモなのだ。

そしてシートのおおよそのイメージが固まればシート専門ショップに依頼して製作していくわけだが、ここまで来ると本格的にカスタムにおけるデザイン構成へと入っていく。果たして今回ヒデモが手がけるスポーツスターはどんな姿でお目見えするのか。今回は完成の一歩手前、全体のグラフィックへの着手段階までお見せする。

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今回はどんなグラフィックのシートが仕上がるのか。

美しいアールが描けているか

繰り返しになってしまいますが、まずは車体をローダウンさせ、タンク⇒シート⇒リアエンドというラインに手を加えていくことで、スポーツスター本来のアールの美しさを前面に押し出すことが特色だと思っています。ですので前回と読み比べると、主旨の部分は変わっていません。逆に言えば、ここへの手の入れ方がキチっとしていれば、カスタムのバリエーションはいろいろあるので、好みのスタイルへと変えていくことができるのです。

今回オーナーのN.K さんからの要望にあったとおり、タンデム仕様のシート作成となります。ただ、カラーでもあるリアエンドのショートカットは不可欠ですから、ショート化したリアフェンダーの迫力を損ねないシートを手がけなければなりません。実際の製作作業は職人に依頼するのでその詳細をお届けすることはできませんが、ここで大事なのは“オーナーの要望を汲み取ったビルダーのイメージ力”です。要望を満たしつつ、美しいスタイリングにまとめるセンス……。ハイセンスが要求されるところですので、今回もめいっぱいアタマをひねってみようと思います。

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アールが美しくキマるだけで、見た目の印象はカスタム前と比べるべくもありません。

作業工程を見る

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01まずはFRP製のシートベースをあてがい、さまざまな角度からラインを見ていきます。鉛筆で斜線を入れたところは削るところ。
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02あてがったシートベースにアルミ板でのワンオフパーツを組み合わせ、取り付け口に合わせます。これで座り位置を確定するのです。
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03斜線部分を削り取ったら、続いて型紙を張り、シートのラインをイメージしていきます。ここで全体を見ながら固めていくのです。
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04さらに引いて、車体全体を見てみましょう。一見するとほぼ整っているように思えますが、完成にはまだまだ遠い出来です。
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05純正のリアフェンダーに空いている配線用の穴は、板金作業にて丁寧にふさいでいきます。
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06リアエンドはご覧のとおり、ウチの代名詞とも言えるフォルムにまとめました。作業工程は……そうですね、またの機会に(笑)。
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07タンクのデザインなどにも着手しながら、何度もラインのチェック。一度シート発注をしてしまったら後戻りがききませんからね。
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08股下の膨らみは足つき性や乗り味に少なくない影響を与えます。ストンと足が降りるようスリムにカッティングしてやりました。

【おまけ】さらに見せます!タンクグラフィック工程

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01タンクに塗装イメージをラフのように描いていきます。今回はどんなグラフィックにしていこうかな。
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02今回はスポーツスターの伝統とも言える Vチェッカーデカールを入れることに。ヴィンテージ感を匂わす感じにしていきます。
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03こちらもペイントのプロに依頼するので、細かなライン取りなど全体のデザインが固まったらテープで指示入れをしていきます。
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04当然リアエンドにもグラフィック指示のテープを。ヨコに流れるラインを入れてスピード感を演出することにしました。

作業完了!

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作業内容・日数

  • シートのワンオフ製作
  • 外装ペイント前の調整
  • 作業全般/約3日間

シート製作や外装ペイントに関しては、実際の作業はそれぞれウデの良い専門のプロショップに依頼しますので、今回はここまでです。ただ、ここまで来たら完成まであと少しです。これからオーナーの意向やライフスタイルを想像しつつ、「こうしたら愉しく乗り続けてもらえるだろうな」という微調整を施していきます。それはハンドルバーの製作からフロントフォークのセッティング、グリップのチョイスに至るまですべて、です。

いよいよ完成の日を迎えるこのスポーツスター、その姿は僕らでさえ出来上がってしまうまで分かりません。だからこそカスタムは面白いんです……って、シメはまだ早いですね(笑)。それでは次回、皆さん楽しみに見に来てくださいね。

電話/044-822-8069
営業/9:00~20:00
定休/水曜

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