VIRGIN HARLEY | 21時間目 ハーレーを作る工場は何処に。 ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座

21時間目 ハーレーを作る工場は何処に。

  • 掲載日/2016年01月19日【ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座】
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数あるメイド・イン・アメリカ製品の代表と言えるハーレーダビッドソン。じゃがいったいあの広いアメリカ合衆国の何処で作られているのじゃろうか。

オレにもわかると大評判の「ブタでもわかるハーレーエンスー入門講座」、その第21時間目ハーレーダビッドソンがどこで作られておるのか学んでみることにしようかの。

ハーレーダビッドソンというオートバイがアメリカで作られていることを知らん者はおらんじゃろうが、ではアメリカのどこかと言えば、正確に答えられる人はどれくらいおるかのう。ミルウォーキー? そこには本社があるがオートバイを作る工場はない。ハーレーダビッドソン社の工場は本社のあるウイスコンシン州を中心に、三州にまたがって点在しておるのじゃ。

ハーレーダビッドソンのすべてのモデルは、カンパニー創立者の孫にあたるウイリーGダビッドソンが代表であった「ウイリーG製品開発センター」で設計され、それがいくつかの工場で組み立てられる。かつてはビッグツインもスポーツスターもおんなじ工場の生産ラインで作られてお ったが、現在は別々。ビッグツインはミルウォーキー本社に程近いピルグリムロード工場でエン ジンが組み立てられ、ペンシルバニア州のヨーク工場でエレクトラグライド系とソフテイル系が組み上げられる。

スポーツスターはと言えば、ウイスコンシン州キャピタルドライブの工場てでエンジンが組まれ、ミズーリ州のカンサスシティ工場で車両が組み立てられる。このカンサスシティではダイナ系の車体も組んでおり、これはスポーツスターと共用のパーツが多いからじゃろう。ちなみにV-RODはエンジンも車体もここでまとめて作っておる。このほかにもウイスコンシン州北部のトマホーク工場ではフェアリングやサイドバックなどの樹脂製パーツの製造とペイントが行われておる。またアラバマ州のタラティガにはテスト施殴があって、試作車や完成車はここでじっくりとテストが行われるというわけじゃ。

もう何年前のことかは忘れてしまった、ワシはかつてキャピタルドライブの工場を見学したことがあってな。当時そこではスポーツスターとビッグツイン両方のエンジンが一気に組み立てられておったのじゃ。その時あることに驚いたのをいまだ鮮明に覚えておる。なにかと言えば、生産ラインで働く人達はみんな着古して色の褪せたハーレーのTシャツを着ておったのじゃ。不思議に思って案内してくれたウイリーGの秘書という女性に「あれはユニフォームとして支給しておるのか」とたずねると、彼女はこう言ったのじゃ。「いいえ、みんな自分たちで買って着ているのよ」。

つまり工場の生産ラインで働く人達は皆、ハーレーダビッドソン・フリークなのじゃ。話を聞くと、爺さんも親父もここで働いていたなどという人もおったし、とにかくみんなハーレーが大好 きなんじゃな 。ワシが工場を訪れたのは真冬で道路には雪が残っておったにもかかわらず、だだっ広い駐車場には何百台というハーレーが止まっていて、ウイリーGも雪の日にサイドカーで出社することがあるらしい。夏にはその駐車場がハーレーでぎっしり一杯になると言っておったのう。日本のオートバイ組み立て工場で働く人と言えば、制服を着たパートタイマーがほとんどな のじゃろう。なんだかこんなあたりに、ハーレーダビッドソンというオートバイの魅力の秘密が潜んでいるような気がするのはワシだけじゃなかろう。

と言うわけで第 21時間目の講義はここまで。ではまた、ホグホグ。

 

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