VIRGIN HARLEY | 第4回 スポーツスター編 タイヤ講座

第4回 スポーツスター編

  • 掲載日/2006年03月18日【タイヤ講座】
  • 執筆/SPEEDSTAR 水口 和明
タイヤ講座の画像

イマイチわからないタイヤの種類
スポーツスター版タイヤリスト

3回に渡り、タイヤのイロハについてご紹介してきましたが、皆さんの愛車に取り付けられるタイヤの種類がどれだけあるのか、イマイチわかりませんよね。そこで今回から、各ファミリーに取り付けられるタイヤをピックアップし、ご紹介いたします。取り付けられるすべてのタイヤをご紹介しているわけではありませんが、代表的なモノとその簡単な特徴、参考価格を挙げましたので、皆さんのタイヤ選びの参考になれば幸いです。第1回目はスポーツスターファミリーのタイヤをご紹介いたします。

いつもと違うタイヤを選べば
いつもと違う走りが楽しめる

スポーツスターのフロントのタイヤサイズは、“C”モデルは21インチ、それ以外のモデルは19インチという違いはありますが年式による違いはありません。しかし、リアタイヤは年式によってサイズが違っています。2003年以前はリアは130mm、2004年以降は150mmとワイドになっていますので、ご注意ください。スポーツスターにお乗りの方はカスタムの方向性もさまざまで、そのスタイル・方向性によってタイヤの好みも大きく変わってきます。しかし、それぞれのスタイルに合うタイヤが各メーカーから豊富にラインナップされていますので、じっくり探すと、皆さんの好みにフィットするタイヤが必ず見つかるでしょう。タイヤを交換するときはつい馴染み深いものを選んでしまいがちですけれど、皆さんの好みに近いものをいくつか絞込み、タイヤ交換の度にタイヤを変えてみて、それぞれの味を楽しんでみるのもいいかもしれませんよ。

17種類の豊富なラインナップ。それぞれの特徴を一挙紹介

さて、スポーツスター乗りの方から問い合わせの多いタイヤを下記でご紹介しましょう。ご自分の車両と、走り方にぴったりあったタイヤをお探し下さい。

なお、価格はすべてSPEEDSTARの2007年11月の参考価格になります。お店によって価格には違いがありますので、お気をつけください。また、価格には変更がある場合もありますのでご了承ください。

ダンロップ

商品名 サイズ 参考価格 特徴
D401フロント 100/90-19 MC 57H TL
90/90-19 MC 52H TL
12,500円
10,000円
スポーツスターに純正採用されるタイヤ。それだけに、磨耗性やグリップ性能はお墨付き。バランスのいい性能が期待できます。サイドにHarley-Davidsonのロゴも入っています。03以前と04以降のモデルではリアのタイヤ幅が違うのでお気をつけください。
D401リア 130/90B16 MC 53H TL
150/80B16 MC 71H TL
14,900円
15,800円
D402フロントのみ MT90-21 54H TL 10,800円 スポーツスター1200C・883Cの21インチホイールに純正で採用されているタイヤ。401シリーズと同様、ハーレー純正だけあって、バランスのいい性能が約束されています。D401・402シリーズは他のタイヤより若干高めだけれど、磨耗性に優れるので実は経済性のいいタイヤです。
K591フロント 100/90-19 MC 51V TL 12,100円 96~03年までの1200Sに純正採用されていたタイヤです。ハイグリップでスポーツ性が高いのが特徴で、1200S以外のモデルのオーナーがそのスポーツ性を求め、オーダーされることも珍しくありません。ハイグリップモデルの宿命として、D401・402に比べると磨耗が早くなります。
K591リア 130/90B16 MC 64V TL
150/80B16 MC 71V TL
14,400円
15,800円
K300GPフロント 100/90-19 MC 57V 11,200円 1980年代に生産され、高い評判を得た旧「K300GP」の復刻モデルです。タイヤパターンは当時のものを忠実に再現されているものの、最新の技術でリメイクされているため性能は旧モデルより大幅にアップしています。ハイグリップなスポーツ性能で、リピーターのファンも多いモデルです。
K300GPリア 130/90-16 MC 73H
150/80-16 MC 71V
12,300円
15,700円

BRIDGESTONE・FIRESTONE

商品名 サイズ 参考価格 特徴
VT-01フロント 100/90-19 M/C 57H TL
80/90-21 M/C 48H W/T
13,000円
9,800円
大型アメリカンバイク専用に開発されたタイヤです。重いバイクでの使用を念頭に置いて開発されただけあって、長距離クルージングには最適で、高速でも安定して走れます。グリップ性はやや弱いものの、手頃な価格と純正に勝るロングライフさで人気の高いタイヤです。
VT-01リア 130/90-16 M/C 73H TL 15,200円
BT-39フロントのみ 100/90-19 M/C 57H TL 10,500円 SSCなどのスポーツスターレースで抜群の採用率を誇るタイヤです。特殊なコンパウンドを採用しており、ドライでもウエットでも高いグリップ力を発揮します。スポーツライディングを重視する人向き。ハイグリップスポーツバイアスのためタイヤの減りは若干早目です。
BT-39リアのみ 130/90-16 M/C 73H TL 13,500円
BT-45Vフロント 100/90-19 10.800円 バランスが取れたライディングが堪能できるハイパフォーマンス・ツーリングバイアスタイヤです。ハイグリップと耐久性、高いウエット性、クセがなくナチュラルで安心感のあるハンドリングが人気です。ロングツーリングも楽しみ、ワインディングも攻める欲張りな方にオススメです。
※左記にある『BT-45V』のリアサイズは、XL1200Sに装着する場合はクリアランス不足による接触の可能性があります。
BT-45フロント 90/90-21 W/T
90/90-21 T/L
7,300円
8,500円
BT-45Vリア 130/90-16
150/80-16
12,900円
14,400円

MICHELIN

商品名 サイズ 参考価格 特徴
COMMANDERフロント 100/90-19 57H TL/TT
MH90-21 56H TL/TT
7,700円
10,000円
ハーレーを代表とするアメリカンバイク専用に設計されたデザイン性の高いタイヤです。特徴的なタイヤパターンはデザイン性だけではなく排水性にも優れており急な雨にも慌てずに済みます。また、非常に耐摩耗性に優れ、ロングライフなためスポーツスターオーナーからの支持は高いですね。
COMMANDER リア 130/90-16 73H REINF TL/TT
150/80-16 77H REINF TL/TT
9,400円
10,900円
Macadam 50フロントのみ 100/90-19 57V TL/TT 10,000円 直進安定性が高く、安定したグリップ性能があるオールラウンドバイアスタイヤです。中心の溝のラインの左右に綺麗に配置されたタイヤパターンは、スポーツスターのスタイルを問わずマッチします。手頃な価格帯ながら、なかなかのロングライフを誇るので、こちらも人気が高いタイヤです。
Macadam 50リアのみ 130/90-16 67V TL/TT
150/80-16 71V TL/TT
10,500円
13,900円

METZELER

商品名 サイズ 参考価格 特徴
ME880フロント 100/90-19 M/C 57H T/L
90/90-21 M/C 54H T/L
9,500円
8,200円
コーナーで車体を倒してもMBS(メッツラーベルトシステム)のおかげで一定の接地面積を確保でき、どのような道でも安定して走ることができます。まっすぐもよし、曲がってもよし、のオールラウンダーながら耐磨耗性も高く、リピーターが多い人気タイヤですね。
ME880リア 130/90B16 M/C REINF 73H T/L
150/80B16 M/C REINF 71H T/L
16,900円
16,800円

PIRELLI

商品名 サイズ 参考価格 特徴
SPORT DEMONフロント 100/90-19 M/C 57V T/L 11,900円 癖のないバランスの良さがウリのタイヤです。コーナーが続く道でも素直で軽いハンドリングが人気で、怖さを感じないタイヤと言われています。気温が低いとき、路面が濡れているときでもタイヤが暖まるのも早く、どの季節・天候でもオールマイティに使えます。
SPORT DEMONリア 130/90-16 M/C 67V T/L
150/80-16 M/C 71V T/L
14,400円
15,800円

AVON

商品名 サイズ 参考価格 特徴
AM20 RoadRunnerフロント 90/90-19 52H T/L
90/90-21 54H T/L
14,600円
15,900円
美しいタイヤパターンは人気が高く、スタイルから選ぶ人も多いタイヤです。しかし、スポーツ性も実は高いタイヤ。軽い切り返しができ、倒し込まなくても素直に曲がってくれる特性が人気です。若干値段は高めですが、ロングライフなため経済的なタイヤですよ。
AM21 RoadRunner リア MT90-16(130/90) 74H T/L 18,100円
AM41/42 Venom-Xフロント 100/90-19 57H T/L
100/90-19 57H WW T/L
MH90-21(80/90) 56H T/L
MH90-21(80/90) 56H WW T/L
14,300円
16,700円
15,100円
18,200円
独特のタイヤパターンから非常に人気が高いタイヤですが、グリップ性もなかなかのものです。ストックに比べるとしっとりとした乗り心地をしています。またロングライフな部分も人気の秘密で、永く使用していてもグリップ性が極端に悪くなることもありません。
AM41/42 Venom-Xリア MT90B16(130/90) 74H T/L
MT90B16(130/90) 74H WW T/L
150/80-16 77V T/L
150/80-16 77V WW T/L
18,000円
21,600円
23,000円
27,500円

CONTINENTAL

商品名 サイズ 参考価格 特徴
SUPER SPORTフロント 100/90-19 57V T/L 14,600円 トレッドエンド部に特殊な設計が施されているため、フルバンク時でも安定し、路面にしっかりと力を伝えてくれます。素直なハンドリング特性はどのようなキャラクターにもベストフィットしてくれるハイパフォーマンスタイヤです。アウトバーンで鍛えられたタイヤはさすがに素晴らしいですね。
SUPER SPORTリア 130/90-16 67V T/L
150/80-16 71H T/L
17,300円
18,900円
Milestoneフロント 100/90-19 57H T/L 16,400円 ハーレー用タイヤとして初めてシリカコンパウンドを採用したプレミアムモデルです。シリカを配合したおかげで低温時でもしなやかさを失わず、温度変化の影響も受けにくい特性を持っており、ウエット性能や耐摩耗性点からも非常に高い性能を誇る、知る人ぞ知る人気モデルです。
Milestoneリア 130/90-16 76H T/L
150/80-16 71 T/L
20,200円
21,400円

MAXIS

商品名 サイズ 参考価格 特徴
C175 FRONTRIBフロント 3.25-19 RIB T/T
3.00-21F RIB T/T
9,200円
8,900円
クラシックな縦溝が特徴的なC175とC200です。チョッパー乗りはもちろん、現行車両のオーナーまで、幅広い層に支持されています。C200にはホワイトウォールモデルもありますので、スタイルにこだわりたいオーナーに評判です。手頃な値段なのも嬉しいですね。
C200 CLASSIC リア 5.10-16BLK T/T
5.10-16WW T/T
15,500円
18,900円
Maxxis BLACKフロント 100/90H19F T/L
MH90H21F T/L
14,000円
11,200円
ワイドで大きめなパターンが特徴のMaxxisは、ハーレーとの相性が良く、ストリートからツーリングまで安定した走行性能を発揮します。ホワイトウォールはバイクのイメージを大きく変えるポイントになるので根強い人気があります。低価格なのもオススメです。
Maxxis BLACK リア 130/90H16R T/L
MT90H16 T/L
17,250円
15,800円
Maxxis WHITEWALLフロント 100/90H19F T/L 18,100円 ワイドで大きめなパターンが特徴のMaxxisは、ハーレーとの相性が良く、ストリートからツーリングまで安定した走行性能を発揮します。ホワイトウォールはバイクのイメージを大きく変えるポイントになるので根強い人気があります。低価格なのもオススメです。
Maxxis WHITEWALLリア 130/90H16R T/L
150/80H16R T/L
20,100円
25,800円

数種類まで絞込み
乗り比べて選ぶ理想のタイヤ

17種類もタイヤがあると、すべてを乗り比べることはできません。そこで簡単にタイヤの選び方をまとめてみましょう。まずタイヤ選ぶ際に考えて欲しいことは「グリップのいいタイヤ」なのか、「ロングライフのタイヤ」なのか、あなたがどちらを求めているのか。これを決めれば、グッとタイヤは絞りこまれます。

予算も大切です。これは上の表にある前後のタイヤの参考価格を見てください。ただ、タイヤによって寿命は違いますので一概に安いからと言って経済的というわけではありません。高いタイヤでも、ロングライフなものでしたら結果的に経済的になる場合もあります。こちらはお店に相談した方がいいでしょう。

最後にどのタイヤパターン(溝の模様)とカラーです。タイヤパターンのデザインで車両の雰囲気は変わります。皆さんの愛車のイメージに近いタイヤパターンはどれなのか、そこを考えてみるのも面白いでしょう。カラーでも、ホワイトウォールタイヤなどのカラーの入ったタイヤを選ぶと車両の雰囲気をガラリと変えてくれます。

以上の3点の中でどれが優先順位が高いのか、そこを考えた上でタイヤを選んでみてください。そうすれば永く付き合える理想のタイヤがきっと見つかるでしょう。

プロフィール
水口 和明

35歳。東京都世田谷区にて二輪車タイヤの専門店「SPEEDSTAR」を運営。国産車からBMW、ハーレーのような輸入車まで、二輪のタイヤについては幅広い知識、豊富な在庫を持つ。

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