VIRGIN HARLEY | 試着のポイント ファッション講座

試着のポイント

  • 掲載日/2007年03月10日【ファッション講座】

バイクファッションの画像

服選びで大切なのは
なによりもサイズ合わせです

今回は試着についてお話いたします。
試着は、服を購入する上で最重要のポイントです。ここから試着の基本的な注意点をお話いたしましょう。まず、試着で一番に確認していただきたいのがサイズ。どんなにデザイン性の高いものや素材がいいものより、サイズが合う、合わないが何より重要です。試着室では、まずはサイズをチェックしてください。実際、オシャレな方の試着はかなり気合が入っています。前、横、後姿はもちろん、ポーズを取って判断します。これは格好を付けているわけではなく、ポーズをとることで「本当に自分にフィットしているか」を判断しているのです。ぜひ恥ずかしがらずに、いろいろと試してみることをオススメします。

この次に大切なのが、コーディネート。よく「家にブラウンのTシャツがあるんですが、それと合わせたいんですよ」と尋ねられることがあります。しかし、実物を見てないのでアドバイスのしようがないことが多々あるんですよね。ですから、行ったお店で上から下まで全部買うという方以外は、合わせたい服を着ていくようにしましょう。では、基本的な注意点はこのくらいにして、パンツとジャケットについての注意点をお話させていただこうと思います。

パンツ選びは
素材と使い方を考えて

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ではまず、パンツ選びの注意点を。パンツを選ぶときには、特に裾丈(長さ)を意識してください。特にライダーの場合は、シートに跨るために裾がずり上がりがち。いくら格好のいいパンツを履いていても、ルパンのように踝が見えてしまっては興ざめですよね。ライダーの方は裾は長めが定番です。具体的には、「ちょっと引きずるかな」というくらいがちょうどいいですね。一般的なショップだと、ライダーを意識した裾直しをしません。あらかじめバイクに跨っても大丈夫なサイズを覚えておいて言うようにしましょう。私個人の意見を言わせていただけるなら、バイク用、普段用と、パンツは分けて持っておくがベストですね。バイクに乗る時に使うと雨や排気ガスで汚れますからね。

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さて、ココからはライダーに馴染みのあるジーンズについてもお話しておきましょう。ジーンズの購入には重大な注意点があるんです。実はジーンズは、新品時と何度か履いた後では、サイズが変わるのです。それは負荷の掛かるところの生地の糸が伸びるからなのです。新しいジーンズを購入するときに、多くの人が今履いているものと同じサイズだと「小さいなぁ」と仰ります。それは伸びていないからなんですね。そのためジーンズ購入の際は、あとあと伸びることを想定しておきましょう。決して、安易に1インチ大き目を購入することは避けてください。ジーンズを試着するときは、これをよく心がけて多少キツくてもOKとするのが良い場合が多いですよ。最近はジーンズを常に洗濯することもなくなってきていますしね(逆に言うなら、洗濯すると縮むためによく洗う人は1サイズ大き目を選ぶのも○。

【コラム】試着室のワナ

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たまに試着しても、試着室から出てくるときにはすでに脱いでしまっている方がいます。ボタンが閉まらない、ファスナーがあがらないなどの場合は、それでもいいかもしれません。しかし、試着室の中では本当に似合っているかは分かりづらいんです。その理由は、試着室は鏡が近いから。全身を満遍なく見られず、つい「似合ってない」と思いがちなんですね。ですから試着したら、必ず試着室から出るクセをつけましょう。それと靴を必ず履いてみてください。離れた位置から見て前後左右、腕をあげたり下げたりと見てください。ちょっと恥ずかしいかもしれませんが、上手に服を買うに当たって本当に大切なことですよ。

オシャレのために買う
ジャケットは似合うことを優先に

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最後にジャケットについて。ライダーの観点から言いますと、手を前に出した時に肩や胸周りに気を配ってください。ハンドルを握るライダーならではのチェックポイントですね。ちなみに、ライダーはジャケットでも前を締めて乗る場合が多いので、締めた状態でチェックすることを忘れないで。ジャケット選びのポイントは、ジャケットを購入するときは、少しキツいくらいのものを選ぶこと(もちろん「着ていて辛い」というのは論外ですよ)。よくあるミスで、1サイズ大き目の方がラクだから…という選び方です。サイズをあげると、丈も長くなり足が短く見えるというデメリットがあります。また、特にレザージャケットは体にフィットしたものを選ばないとオジサンっぽく見られがちです。試着してみてだぶつかずフィットしているか、丈は長すぎないかは店員さんと相談してじっくり検討してください。

フィットしたものを購入するメリットは、スタイリッシュに見えることに加えて、「もう太れないぞ」と、自己管理に役立つ面もあります(笑)。よく言われることですが「オシャレとラクチンさは両立しない」という言葉は本当なんです。キビしい現実ですよね…。バイクで例をとると、ちょっと乗りづらくてもカスタムして格好よくする方は多いと思います。それと同じで格好いい、オシャレというのは自分に厳しくしないと成り立たないんですね。

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余談ですが最後に一つ。メーカーごとにサイズの基準が違って困ったことはありませんか? 例えば、A社のパンツなら30インチなのに、B社だと31インチがピッタリなど。これはメーカーの基準のほかに、その服をデザインしたデザイナーの意図も反映されていることを覚えておきましょう。いつもと同じサイズなのに「ちょっとキツいな」と思ったら、その服をもう一度よく見てください。きっとその服は「タイトに着こなして欲しい」という意図の下にデザインされていることに気づくはず。他にもウエストを絞ってあれば、「エレガントな雰囲気を出しているのかな」など、そういったデザイナーの意図を考えながら買い物をするのも楽しいものです。こういった各メーカーのサイズの違いやデザイナーの意図を考える上でも、試着は大切なんですね。着てみないとサイズはもちろん、デザイナーの意図なんかも分かりませんから。

というわけで、今回はこのあたりで。次回をお楽しみに!

【コラム】季節前倒しで買うメリット

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アパレルショップではいつも季節を先取りしたような商品がディスプレイされていますよね。例えば冬に春物、春に夏物などなど。もちろん、実際にお店で売れているのは季節にあった商品です。ただこれを単に「アパレル業界は、そういうもの」と考えると損をするかも。実は、ここにもオシャレのポイントがあります。みなさんは服を買いに言って「このサイズは売り切れなんです」と言われて悔しい思いをしたことはありませんか? それはこの先売りの影響なんです。というのも、本当に洋服の好きな方が、サイズもカラーも豊富に揃っている先売りのタイミングで購入しているんです。「まだまだ、こんな服は着れないよ」と言わず、手にとって見ておくのもいいかもしれませんよ。

講師プロフィール
綿秡 幹哉(Mikiya Watanuki)

1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。

取材協力

国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。

【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】

お問い合わせ/info@devilarrow.com

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