VIRGIN HARLEY |  2008年式 XL1200R ジャージーファッション講座

2008年式 XL1200R ジャージー

  • 掲載日/ 2011年06月20日【ファッション講座】
バイクファッションの画像

所在地/東京都在住(心は尼崎) 職業/VIRGIN HARLEY.com 編集部員 35歳

オーナーよりファッション解説

愛車はご存知 TRAMP CYCLE にてフルカスタムしたスポーツスター。それまではハーレーというブランドパワーに任せたいい加減なウェアチョイスをしていましたが、やはり“バイクが変わると人も変わる”というもの、唯一無二と言っていいブルーグレーを前提に、アイテム選びをするようになりました。

バイクに乗る機会が多く、またロケの頻度も高いので“動きやすさ”を前提にアイテム選びをしますね。そうなるとブーツよりはスニーカー、そしてデニムという組み合わせは鉄板。遊びを入れるとするとカラーリングでしょうか。最近はレッドやホワイトといった、これまであまり手にしなかった明るいものを取り入れています。なるべくコスプレちっくにならないよう心がけていますが、所詮僕なんてモンキーにしか過ぎませんから。

バイクファッションの画像
【左】立花のジェッペルを、ヴィンテージヘルメット“SAFETECH FLAMES”風にペイント。 【右】袖が脱着可能なアウター。寒暖の差が激しいときに使い分けられる。
バイクファッションの画像
【左】お気に入りの ACE CAFE LONDON の7分丈Tシャツ。【右】愛用する PATRICK のホワイトをあえてチョイス。

ファッションチェック!

一言で言えば“可もなく不可もなく”
全体のテイストに統一感が欲しい!

バージンハーレーではすっかりお馴染み(?)の”ジャージー号”ですが、本当にカッコいいですね! わたくしも同じく TRAMP CYCLE のカスタム車両に乗っているので、このバイクには妙な親近感があります。都会の町並みに溶け込む、このブルーグレーのカラーにしかり、細かく煮詰められたパーツチョイス……。これが服装のコーディネイトでしたら、抜群のサイズ感およびブランドチョイスで御座います!

そして、オーナーのファッションですが……“可もなく不可もなく”とういのが、正直な意見ですね。やはりこれだけバランスがとれているバイクでしたら、コーディネートやブランドチョイスにも、“こだわり”が感じられなければもったいなく感じますね。

まずはこの加工デニム。弊社でも多数のブランドで取り扱っているのですが、最初から雰囲気が出ており、履くだけでファッション偏差値が上がる使えるアイテムなのですが、このバイクとのコーディネイトになりますと、このヴィンテージ感が邪魔になっていると感じます。もしデニムをチョイスするのなら、洗いのかかってない生デニムが望ましいです。

続いて、この袖が脱着可能なアウターですが、レトロなアウトドアテイストが盛込まれて、服としてはバランスが良いのですが、土臭さも同時に醸し出しています。ここでは逆に、ハイテク要素を感じるナイロンジャケット等を選べば、より都会的になると思います。

この二点を変えることによって、ジャージーさんのお気に入りの PATRICK のスニーカーや、ACE CAFE LONDON のカットソーがより引き立つのではないでしょうか?最近は明るい色目を取り入れられているようですが、コーディネートで色目を抑えて、このヴィンテージペイント風で仕上げたヘルメットを被れば、バイクとの一体感と狙ったハズしが味わえると思いますよ!

最後に、この「ジョジョ立ち」……わたくしには奇妙なポーズにしか見えません(笑)。“ジャージーの奇妙なファッション”と、言われないようにファッションを楽しみましょうね!

講師プロフィール
眞木 勇三氏

1976年生まれ。20歳に大阪・アメリカ村のショウザンビル内にあるヴィンテージショップにて勤務。その後、JOHNNY ANGEL COLLECTION に就職、現在に至る。元RED HOT CHILI PEPPERS のギタリスト JOHN FRUSCIANTE を敬愛するコアな人物。愛車は、TRAMP CYCLE で購入した ハーレーダビッドソン 2004 スポーツスター XL883。

取材協力

“進化するアメカジ”をコンセプトに、アメリカを中心とした海外の旬で話題性のあるハイエンドなアイテムをリアルタイムでセレクトするショップ。さまざまなテイストを取り入れた、独自のスタイルを提案しているのが特徴的。

住所/大阪市中央区東心斎橋1-9-23大商ビル1F
Tel/06-6253-0909

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