VIRGIN HARLEY | オリオンエースのファッションブランド「インディアン」 特集記事&最新情報

取材協力/オリオンエース  写真/増井 貴光  文/杉沼 えりか  構成/VIRGIN HARLEY.com 編集部
掲載日/2014年03月19日

オリオンエースはカジュアルなデザインでありながらも安全性を考慮したオートバイ向けのアパレルメーカーだ。随所に散りばめられた“ニヤリ”としてしまうディテールは多くのファンを魅了してやまない。旧くから存在するアメリカンブランドからオリジナルブランドまでオリオンエースの世界観を覗いてみよう。

HISTORY

デザイン、価格……
すべてに“ちょうどいい”物が欲しかったんです

オートバイウェアでありながらカジュアルなデザインを得意としているオリオンエース。よくあるオートバイウェアは安全を第一に考えられているので、どこか堅苦しい印象があるが、同メーカーはそこにアメリカンカジュアルを盛り込んでいるのでストリートに馴染み、多くのファンを獲得してきた。

 

会社の設立は、今から8年前の2007年。以前は本格的なライダーズウェアを展開する会社にいたという代表の長谷川氏。そこで培ったノウハウをもとに、自身でもっとカジュアルなウェアが欲しいという想いを胸にオリオンエースを興した。

 

「会社を立ち上げた当初、日本のバイク業界には“カジュアルなオートバイウェア”というものがなかったんです。いずれも安全性を追求したもので、比較的値段の高いものばかり。もっと多くのユーザーに親しんでもらえるよう、ちょうどいいバイカーウェアができないか、と常に考えていました」

 

代表ブランド的なブランドにJAM’S GOLD(ジャムズゴールド)、Clay Smith(クレイスミス)、INDIAN(インディアン)があり、いずれも旧き良きアメリカを軸としている。オートバイ乗り用のウェアを展開する以上、それにふさわしい機能を取入れたいという想いから、ウレタンパッドの採用や風通しを考慮したベンチレーション、可動部分にはアクションプリーツなど、バイク乗りにうれしいディテールがサラリと盛り込まれている。パッドを主張するのではなく、あくまでさり気なく。

 

「“バイクウェアをつくる”というよりも“洋服をつくる”という想いで取り組んでいます。そこにバイカーテイストをプラスする。ラフに着てもらいながらも、バイク乗りにとってうれしいと思う部分をこれからも追求していきたいです」

オリオンエース 代表
長谷川 健司 氏

モーターサイクル業界で用品の卸し、アパレルの企画・営業を経験、06年に株式会社オリオンエースを創業。過去にはワーゲンのビートルに乗り、現在はフォードのエコノラインとハーレーダビッドソン 2003 XL883Rを所有するモーターガイ。

Pick Up Brand

テーマは“Ride on”
ラフにバイカーウェアを!

ハーレーダビッドソンよりもその歴史は旧く、創業は1901年というインディアンモーターサイクル。その翌々年にハーレーが誕生するわけだが、アメリカで誕生した最初のオートバイメーカーなのである。そんなインディアンのバイカーズアパレルがこちら。今期は“Ride on”(乗っちゃう?)というのがテーマになっている。

 

では最初の着こなしから紹介していこう。色味を押さえたナイロンジャケットは、アメリカのモーターサイクルクラブが持つ雰囲気が漂い、パッチやグラフィックなどアウトローっぽいデザインがクールだ。またフロントはボタン留めになっているが、内側はジップを採用しているので風が入りにくくなっているつくり。汗ばむようなときにはボタン留めのみにするのがいいだろう。背面には大型のエアダクトが備わっているので、通気性をコントロールできるのが嬉しい。また、別売ながら肩、肘、脊髄パッドが入れられるようになっているので、必要とあらば改めての購入をオススメしたい。

 

続いて2パターンめの着こなしにも注目されたし。デニムベストの着こなしは昔からよくあるが、すごく便利なレイヤースタイルである。冬から春に向けての季節、少し肌寒いというときにさらりと羽織れるし、袖がない分かさばらないので持ち運びも容易だ。愛車にシーシーバーがあればくくり付けておくだけで安心感はグッとアップするだろう。また、特筆すべきはこのベスト。内側にパッドが入るように設計されているところがポイントだ。その下に着ているボーダーのウェアは、シャツでなくポリエステルメッシュ素材のジャージ。ベストと重ねての着用もアリだが、これだけ羽織っても充分にキマる。


  • ボタンとジップの両方を備えたジャケット。大型のエアダクト付きが嬉しい。

    OMARY

    ボタンとジップの両方を備えたジャケット。大型のエアダクト付きが嬉しい。

  • 手の甲には牛革を使い、手の平には鹿革というコダワリのグローブ。

    NATION’S

    手の甲には牛革を使い、手の平には鹿革というコダワリのグローブ。

  • 随所にパッチが備えられた一着。自分でカスタマイズしてもいい感じだ。

    RONHEAR

    随所にパッチが備えられた一着。自分でカスタマイズしてもいい感じだ。

  • サポートループが付いているので、着脱の際、ひっくり返らないグローブ。

    EDITION

    サポートループが付いているので、着脱の際、ひっくり返らないグローブ。

BRAND INFORMATION

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オリオンエース

住所/東京都三鷹市大沢4-17-18 レリーフ88 1F
電話/0422-30-9836
ファックス/0422-30-9837
営業/10:00~18:00
定休/土、日、祝、年末年始

3ブランド以外にも多くのブランドを
展開しているオリオンエース

JAM’S GOLD、クレイスミス、インディアンの他、アウトドアメーカーであるマウンテンスミスも取り扱い中。ラットフィンクやムーンアイズのキャラクター小物も揃っている。