愛車をボルトオンパーツでZEROスタイルテイストに仕立てる │バージンハーレー

取材協力・写真／プロト　取材・撮影・文／木村圭吾　構成／VIRGIN-HARLEY.com編集部

掲載日／2014年6月27日

“ZEROスタイル”のエッセンスを取り入れたカスタムパーツが『ZERO DESIGN WORKS（ゼロデザインワークス）』だ。高品質なカスタムパーツを車種専用設計とすることで、手軽にZEROスタイルを味わうことができる。

自分の愛車がZEROスタイルに
ボルトオンでお手軽チェンジ

ハーレーカスタムの世界で“ZEROスタイル”として高く評価されているのが、ゼロエンジニアリングだ。エンジンを強調する低く構えたスタイリングは、日本国内のみならず、本場アメリカにおいても、さまざまなショーで受賞を果たしているほどであり、もはやひとつのジャンルを確立している。

そのエッセンスを取り入れたプロトのカスタムパーツブランドが『ZERO DESIGN WORKS（ゼロデザインワークス）』だ。それらはZEROスタイルへと仕立てるためのパーツ達である。高品質であることは言うまでも無く、それを手軽に味わえることが特筆すべき点だろう。車種別の専用品とされており、ノーマルと置き換えるだけ、ボルトオンパーツとなっているのだ。

また、ハーレーダビッドソンだけに留まることなく、他のバイクメーカーのカスタムパーツもラインナップされており、それらにもZEROスタイルのスピリットを与えることができる。

基本となるのは、ハンドル、サドル、テールランプだ。この部分がノーマルからZERO DESIGN WORKSブランドへ置き換わるだけでも、イメージチェンジの効果は大きい。加工も一切必要が無いボルトオンだ。テールランプとステー、ハンドルスイッチなどアクセサリーも豊富で、クラシカルなZEROテイストをさらに深めることも可能だ。

車種専用だからイメージしやすい
思い立ったらすぐZEROスタイルに

実際にZERO DESIGN WORKSのパーツが装着されている車両を見てみよう。車種はハーレーダビッドソンのファットボーイ、スポーツスター、そしてヤマハのボルトだ。いずれもが、ゼロスタイルを構築しており、ノーマルとはひと味も、ふた味も違うクラシカルな印象へと変貌させられている。

スプリンガーフォークへの変更などによって、ノーマルとは異なったシルエットとなっている。このスタイリングがボルトオンで得られるというのは特筆すべき点だろう。
シートとハンドルバーが変えられており、ゼロスタイルの特色であるエンジンを強調する低く構えたスタイリングが構築されている。
【スプリンガーフォークコンプリートキット】クラシカルなスタイルをより高めるスプリンガーフォーク。RoadHopper用に開発された物をハーレー用としてリファイン、ブレーキ、アクスルシャフトなどをセットした車種専用キット。オールドタイプ74スプリンガーフォークのスタイルはそのままに、性能や耐久性、走行性を徹底的に追求。
【スプリンガーフォーク用アイアンマンレプリカハンドル】極限のロー&ロングスタイルを実現した、トップクランプから伸びる低く構えたハンドルポジション。ロードホッパータイプ5i EVO 映画『アイアンマン』特別仕様車にも標準装着された。左右のスイッチ類も変更されている。
【バンス＆ハインズ V02 エアインテイクネイキッド】よりクラシカルな印象を与えるバンス＆ハインズのエアフィルター。こちらの車両では、クロームメッキタイプが装着されている。
【バンス＆ハインズビッグショットスタッガード】エンド部分がシャープにカットされたクロームメッキ仕上げのマフラー。※レース専用

スポーツスター系も、ZERO DESIGN WORKSのパーツに変更することでクラシカルな印象に。
こちらの車両では、前後のブレーキやリアショックユニットなども変更されている。
【オールドプルバックバー】試作段階では多数の形状が検討され、ルックスだけでなく、実際のライディングにおける快適性にも配慮されている。スタンダードタイプと、高さはそのままに幅を絞ったナロータイプを設定。この車両では、ハンドルスイッチも変更。
【ベルリンガーマスターシリンダー＆レバー】フロントブレーキのマスターシリンダーは定評あるベルリンガー製。レバーもブレーキ、クラッチ共にベルリンガー製へと変更されている。
【ソロシートマウントキット】スプリングがクラシカルな印象を与えるソロシート（別売）。2010年以降のスポーツスターにボルトオンで装着が可能。座面にはEXGELが入れられており、長距離、長時間走る際の身体への負担を軽減。
【オールドテールランプ】リアフェンダーの加工なしでオールドテールランプが取り付け可能な専用セット。テールランプはロードホッパー同様、レンズの素材はガラス製。
【ベルリンガー 6ピストンキャリパーブラック AERONALディスク φ291】定評のあるベルリンガーの6ピストンキャリパー。車種専用設計のため、装着にあたってサポートは不要。ホースはプロトオリジナルのスウェッジラインだ。
【メーター移設キット】ハンドル回りをすっきりとさせる、純正メーターをエンジン横に移設するキット。（開発中）
【バンス＆ハインズ V02 エアインテイクネイキッド】よりクラシカルな印象を与えるバンス＆ハインズのエアフィルター。こちらの車両ではマットブラックが装着されている。
【バンス＆ハインズショートショットスタッガードブラック】パイプエンドをリアタイヤ手前でスラッシュカットとしたマフラー。カラーは艶消しのブラック。※レース専用
【プログレッシブリアショック430シリーズブラック 11インチ】【ベルリンガー4ポットキャリパー AERONALディスク】純正を超える性能を持ちながらも、クラシカルな雰囲気をスポイルしないプログレッシブのリアショックユニット。リアブレーキはベルリンガーの4ポットキャリパーにAERONALディスクの組み合わせ。ブレーキホースはフロント同様にスウェッジライン。

ヤマハBoltもZERO DESIGN WORKSのパーツでクラシカルなテイストに。
車高そのものは変わっていないが、各部パーツの変更で低く感じられる。
【エフェックスイージーフィットバー 30mmバックブラック】幅、高さは変わらずグリップ位置だけを30mm手前のリラックスポジション。車種専用の為、ブレーキホース交換不要（ABS車除く）、ハンドルスイッチ穴明け加工済み。※ハンドルスイッチハーネスの取り回し変更が必要。ABS付車へ取付の際はブレーキホースの交換が必要。
【ソロシートマウントキット】スプリングがクラシカルな印象を与えるソロシート（別売）。座面にはEXGELが入れられており、長距離、長時間走る際の身体への負担を軽減。
【リアキャリア】リアフェンダーのRに沿ったシルエットを持ったリアキャリア。得られる雰囲気もさることながら、実用性も備えられている。
【オールドテールランプ】リアフェンダーの加工なしでオールドテールランプが取り付け可能な専用セット。テールランプはロードホッパー同様、レンズの素材はガラス製。別途リフレクターが必要。
【ヘッドライト】クラシカルなデザインのロードホッパー用ヘッドライトとボルト専用の取り付けステー（参考出品）。
【メーター移設キット】エンジン横に移設し、ハンドル回りをすっきりとさせるキット。純正メーターの持っているデザインや燃料警告灯、トリップメーターなどの機能はスポイルされない。延長ハーネスも付属。
【スウェッジラインブレーキホース】ホースの結合方式を“カシメ”とすることで継ぎ目の強度や安全性を飛躍的に向上させているスウェッジライン。カラーバリエーションも豊富で、ホースは2色、エンドは8色用意されている。
【バンス＆ハインズ VO2 エアーインテイクネイキッド】ファットボーイ、スポーツスター同様エアクリーナーはバンス＆ハインズ製へと変更。
【バンス＆ハインズツインスラッシュスタッガードブラック】パイプエンドがスラッシュカットされた中間排気量メトリッククルーザー用のフルエキゾーストシステム。※レース専用
【サドルバッグサポート】サドルバッグを取り付けるためのサポートで、デグナー製革バッグなどに対応。左右の別売り設定となっているため、この車両のように左側のみでの装着も可能。