VIRGIN HARLEY | 1967年式 FL フルカスタム

1967年式 FL

  • 掲載日/2009年09月18日【フルカスタム】
  • 撮影/磯部 孝夫
    本記事は HOTBIKE japan vol.99 にて掲載されたものです
1967年式 FLのフルカスタム画像
1967年式 FLのフルカスタム画像

地道な作業から生まれる
手作り感あふれるトータルバランス

木村信也の渡米後、ゼロエンジニアリングの責任者となった前田紅石。ゼロを立ち上げる前から木村、古参メカニックの熊谷と共に働き、ショップを任されすでに2年が経とうとしている。

13年間ゼロのファクトリーで黙々とカスタムを手掛けてきた前田は言う。「マシニングを駆使したマシンにはない、人の手で作った温もりを感じさせる雰囲気に仕上がったかな。

ベースは67FL。ドラッグレーサーのテイストでエンジンはSTDの97ci。オーナーからの要望を具現化したマシンを見れば明らかなように、その豊かな創造性は他ショップとは一線を画す。

地を這う戦闘的なスタイルが特徴的なドラッグレーサー。前後19、18インチのホイールをセットし、マシン全体の自然なラインに留意し製作された。タンクやフェンダー等のアルミパーツは、当初よりポリッシュメイクと決められる。故に金属の持つ冷たい質感を生かし、プロジェクターを埋め込んだカウルは攻撃的なサメの目をイメージしバランスを取っている。

70年代後期から80年代初頭にかけたYAMAHA TZベースのMORIWAKIレーサーをほうふつさせるフレームライン。このマシン最大の見せ場となるスタイリングは、意外にも国産車がイメージソースとなっている。

自身もKAWASAKI Zを所有し、当時鈴鹿100耐に出走していたGSレーサーに傾倒した過去を持つ前田。バイク全般が好き。イタ車や英車、どこの国か分からないバイクもたくさん扱ってきたと言う。

そして昔のバイクに共通して言える「手作り感」。「いかにも」ではなく、あくまで「サラッ」と。マシニングではなく、手作業の温もりを大切にしている。

ゼロのマシンに一貫して息づく作り手の体温。大量生産や分業製が波及するカスタムシーンにおいてそれは、ものづくりに携わる者の、そしてゼロエンジニアリングのプライドである。

1967年式 FLのフルカスタム画像

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カスタムの詳細をチェック!

1967年式 FLのフルカスタム画像
徹底的にポリッシュされたフロントカウル。見る角度によって色が変わるプロジェクターライトが内蔵されている。
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フレームに合わせたワンオフアルミタンク。タンクエンドとシート先のクロスする部位など、斬新なスタイリングを実現。
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アーリースタイルのショベルユニットは、シリンダーのみアクステル製STD97ci(排気量1580cc)モーターを搭載。
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フェンダー内蔵のテールライトやホワイトのシートカラーなど、絶妙なバランスでまとめられた近未来的なリア周り。
SHOP INFO.
住所/〒444-2137 愛知県岡崎市薮田2-4-14
電話番号/0564-28-2881
営業/10時~19時
定休日/月曜

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