VIRGIN HARLEY | 1946年式 WL フルカスタム

1946年式 WL

  • 掲載日/2009年11月13日【フルカスタム】
  • 撮影/磯部 孝夫
    本記事は HOTBIKE japan vol.107 にて掲載されたものです
1946年式 WLのフルカスタム画像
1946年式 WLのフルカスタム画像

チョッパーカスタムの大御所が生んだ
4速ミッション搭載の70年代風ハーレー

ハーレーをはじめトライアンフやインディアンにも対応し、東京近郊のチョッパー乗りが夜な夜な集まり活気を見せるカスタムショップ、スパイスモーターサイクルズ。このマシンは、1970年代のアウトローMCが乗るチョッパーというオーダーを受け製作したものだ。骨格となるフレームは、元々付いていた陸王フレームをベースにモディファイ。そして前後21/15インチのホイールに70年代のディアドロップタンク、50年代のトライアンフ用フォークが装着される。

しかし、このマシン最大の特徴は、ストックのSVモーターにトライアンフTR6のミッションを搭載した点だ。代表の濱本壮氏曰く、「WLのミッションは3速しかないため、走りがどうしても引っ張りがちになること」。そこで店にあったトライアンフの4速ミッションに乗せ換える案が浮上したわけだ。

「ハーレーにトラのミッションの組み合わせは、僕の知る限り日本初だと思う」

ハーレーの場合、ミッション位置の調整はアンダーブラケットでのスライド式。一方トライアンフは上下のスタッドボルトで支持される。結果、利便性を考えた上でトラ方式のマウントを選択。まったく勝手の違うミッションゆえ、機能することを確認するまで幾度もマウント位置の調整がされた。

しかし、それだけでは対応できず1次駆動のフロントプーリーを専門業者へ特注。2次駆動が右ドライブのWLを、トラ仕様の左ドライブへと移行して完成したミッションのタッチは、苦労の甲斐あって自然なものだと濱本氏は言う。実際試乗してみたが、確かにシフトの入りはスムーズだ。また、3速から4速ミッションとなったことにより、2速で引っ張る必要もなく、走りに余裕も生まれている。

スパイスのショップカラーが全面に現れたチョッパーには、ビルダーの知られざる挑戦と苦労が隠されていた。

1946年式 WLのフルカスタム画像

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1946年式 WLのフルカスタム画像
ナローでスタイリッシュなイメージが印象的な1950年代のトライアンフTR6サンダーバード用Φ32フォークをセットした。
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タンクは1970年代ビンティッジのティアドロップ、通称“エッグタンク”を加工し装着。ペイントは同ショップのオリジナルだ。
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タイヤとのクリアランスが絶妙な5インチのサイクルフェンダーには、1950年代の自転車用ライトを装着している。
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見せ場となるTR6の4速トランス。曰く「できれば二度とやりたくない」とこぼすほどの労力を要した重要なポイントだ。
SHOP INFO.
住所/東京都世田谷区大原1-59-10
電話/03-3485-1938
営業/10:00~20:00
定休日/無休

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