VIRGIN HARLEY | 年式不明 ナックルヘッド フルカスタム

年式不明 ナックルヘッド

  • 掲載日/2011年08月11日【フルカスタム】
  • 撮影/磯部 孝夫
    本記事は HOTBIKE japan vol.119 にて掲載されたものです
年式不明 ナックルヘッドのフルカスタム画像
年式不明 ナックルヘッドのフルカスタム画像

コンセプトは「ノーレア」
昨今の風潮に一石を投じる

排気量1520ccのS&Sスーパーストックナックルヘッドをニッケルメッキが施されたVツイン製フレームに4SPEEDミッションとともに搭載したチョッパー。分割タンクはキャブレターサイドがフューエル、プライマリーサイドがオイルタンクとなっている。オイルタンクにはデザイン的アイコンともなるシュラウドを設置。もちろんオイルの冷却効果も期待できる機能パーツでもある。アルミの鋳造シートカウルとワンオフのシートスプリングも見逃せないディテイルだ。

手掛けたのは百戦錬磨の TASTE CONCEPT MOTOR CYCLE 代表 河内山智。この車両のコンセプトはレアパーツを排した「ノーレア」だという。つまり社外ナックルモーターを使い、ワンオフ&汎用パーツで車両を組み上げ、昨今の「ナックルヘッド=レア」という風潮に一石を投じるという狙いが隠されている。

「コンセプトを考えずにカスタムを作ることはまずない。考えて考えて、とことん考え抜く。それはオレにとって呼吸をするようなもので、体の芯まで染み付いている。でも辛いなんて思ったことは一度もない。考えることを、むしろ楽しんでいる」

何かをクリエイトしたい。大切なのは、そのアプローチだという。「オレはね、カスタムビルダーというより、いちクリエイターでありたいと思っている」

オートバイを知らない人間が見ても、心に響く車両を手掛けたい。マニアに喜ばれるより、この評価の方がハードルが高いはずだ。さらに男は続ける。

「大切なのは未完でも魅力的なこと。カスタムに100パーセントはないし、満足はないと思っている。そこに答えはないし、ゴールもない。オレは異端児だけど正統派でもある。飽き性だし、執着心みたいなものも持ち合わせていないけど、偏ったマニアにだけはなりたくないと思っている。人を驚かせたいという悪戯心みたいなものは、人より少しあるかも(笑)」

TASTE の主をひと言で表すのなら「懐が深い」という表現がぴたりとくる。物事を柔軟に捉え、多角的に見渡すことができる確かな目とブレがない軸があり、しかも大きな振り幅を持っている。それはクリエイターとしてのしなやかさと言い換えることができるはずだ。

おびただしい数のパーツやら雑貨などが押し込められた、まるでおもちゃ箱のような TASTE のアトリエ。いや、趣味のガレージと言った方がしっくりする。この空間はもはや主の体の一部であり、仕事というより生き方を物語っているように思う。TASTE という店のコンセプト、それは主の生き様だ。

年式不明 ナックルヘッドのフルカスタム画像

「ノーレア」をコンセプトに組み上げられたパフォーマンスナックル。各部はエンジン性能を考えて製作されている。分割タンクの造型、タイトさが作り手のこだわりである。あえてペイントを施さなかったのはベアメタルの質感を追及したかったからだという。

年式不明 ナックルヘッドのフルカスタム画像

TASTE CONCEPT MOTOR CYCLE 主宰、河内山智。1958年式の御歳52才、ハーレーで言えば、リアショックを装備したパンヘッド時代のデュオグライドのファーストイヤーモデルといったところか。楽しいことが大の好物で、遊んでいるときにこそアイデアが生まれるという。

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年式不明 ナックルヘッドのフルカスタム画像
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トータルでシルバー&ブラックに統一し、ソリッドな印象に仕上げられている。ホイールは前後ミスミエンジニアリング製5スターを装着。ローターもミスミ製、キャリパーはブレンボ4POTをチョイス。シャープなシートカウルの造型も秀逸である。ニッケルメッキフレームが美しい。
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