VIRGIN HARLEY | 特注できるハーレー防犯アイテム・衣川製鎖工業 特集記事&最新情報

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盗難対策は当たり前。高まってきた防犯意識

ハーレーに限らず、大型二輪の窃盗はとどまる気配がない。一昔前までは「まさか、自分が被害に遭うわけがない」と考える人が大多数だったが、インターネットや雑誌で盗難事情が広く知られるようになり、車輌購入時に防犯アイテムを併せて購入するのは当たり前のこととなっている。バイクカバーにはじまり、チェーン、ディスクロック、アラーム…複数のアイテムを組み合わせ自分の愛車を守るのは、残念ながらバイクライフには欠かせない準備なのだ。このユーザー意識の高まりに併せ、国内・海外を含め複数のメーカーから防犯アイテムがラインナップされているが、ユーザーはメーカーの製品を自らの住環境や車輌に合わせて対策を取ることができるようになった。しかし、ユーザーによっては希望する防犯アイテムを使用できず、盗難対策に不安を覚えている人も多い。そこで今回は防犯チェーンメーカー「衣川製鎖」が不安に駆られるハーレーオーナーの相談に数多く乗ってきた実例を紹介する。きっと皆さんの盗難対策の参考になるだろう。

防犯アイテムが取り付けられない。そんな相談が増えています

アイテムフォト「私どもが防犯チェーンの製作をはじめた頃、お客さんからよくあった相談は『チェーンを巻きつけるポールがない』や『地面にアンカーを打てない』など住環境に関係することがほとんどでした。一戸建てにお住まいの方は自宅のちょっとした改造も可能ですが、マンションなど集合住宅にお住まいの方は今ある駐車場で何とかするしかありませんからね。せっかく作った製品がお客さんの住環境によっては役に立たないことに対しては、新製品の開発で対応してきました。ただ、最近では住環境のためではなく『車輌の仕様によって、防犯アイテムが取り付けられない』という相談も増えてきています。よくあるのがホイールについての相談。ホイールの隙間が狭くチェーンが通らないモデルもあるんです。ホイールに通せない場合はフレームにチェーンを巻くことをオススメするのですが、その隙間もないというモデルも出てきています」。

 

事例

アンカーを打てない駐車場や太いポールでの駐車

集合住宅では自分の思い通りに駐車場を改造することはできません。チェーンは固定されたポールやアンカーにロックするのが必須ですが「アンカーを打てない」、「ポールが太すぎてチェーンを巻けない」などの相談例がありました。今の住環境でどう防犯対策を行うか、難しい悩みです。

 

事例

チェーンが通らないタイヤでの防犯

ディスクホイールのモデルでは、ホイールに開けられた穴が小さくチェーンやワイヤーロックですら通りません。こうなるとフレームやエンジンガードにチェーンを巻いてもらうことになります。ただ、フレームにチェーンを巻く際はエンジンとの隙間が狭いため、太いチェーンは巻けません。

ライダーと一丸になって開発した商品

上記で紹介したような盗難対策の問題と正面からぶつかってきた衣川製鎖では、ユーザーの問題を解決してきた経験を活かして、複数の新商品が生まれている。「持ち運べるチェーンが欲しい」、「限られたスペースを通せるチェーンを」という要望からは複数の“かてーな!!”シリーズのラインナップが。「チェーンが通らない車輌の盗難対策アイテムを」という声からはオリジナルのU字ロックなどの防犯アイテムを開発している。そもそもバイクに乗るユーザーの特注オーダーから始まった“かてーな!!”シリーズの商品開発は、今もユーザーの相談に乗る形で進められている。実際に使う人の悩みに1つずつ応えていくことが、今の豊富な商品ラインナップに繋がっているのだ。

 

イメージ軽量化・コンパクトなチェーン
かて-な!!α

携帯できる“かてーな”シリーズでは最強のアイテム。かつてラインナップにあったアイテムをより強化し、切断しづらい形状へと進化させている。小型であっても高い防犯性を誇る。

 

イメージ衣川オリジナルのU字ロック
Uチャンプ

利便性は高いが信頼性に欠けていた市販のU字ロックを“鉄のプロ”の経験から新開発したアイテム。ロック部分にはテロ対策で使われたマルチロック社のロックを使用し、信頼性が高い。

イメージ折りたためばコンパクト
ヘキサゴン

携帯性のいい防犯パーツを、と衣川製鎖が開発したアームタイプのアイテム。ステンレス鋼で作られたヘキサゴンは2.5kgと軽量で、折りたためば場所を取らず収納が可能。

 

イメージチェーンを地面に固定する
アンカー

チェーンは固定物に取り付けると安心感が増す。手近なポールなどがない人のためにアンカーも製品ラインナップに入れている。船舶用チェーンメーカーだからこそ用意できるアイテムだ。

特別なオーダーは大歓迎。ゼロからでも商品を開発する

ユーザーの相談を受け、1つずつ製品を開発してきた衣川製鎖だが、現行のラインナップだけではすべてのユーザーの要望に応えることはできない。しかし、衣川製鎖では既製品では対応できないユーザーのため、ゼロから製品開発を行う特別オーダーにも応えている。特注だとその分予算が跳ね上がるのが一般的だが、衣川製鎖の場合は特注では考えられないような低予算で相談に乗ってもらえる。それは衣川製鎖が「ユーザーが何に困っているのか」の相談によって新たな製品開発のヒントが得られることを認識しているからだ。特注で製作した商品で後々市販化されるのは数十個に1つほど。それでもユーザーの悩みの中に新しい製品のヒントがある、と衣川製鎖は考えているのだ。

 

アイテムフォトいろんな用途に対応する
鎖の長さは、別注可能

ユーザーの住環境によって必要な鎖の長さは違ってくる。既製品の鎖の長さは大多数のユーザーに満足いく長さにはなっているが、車輌から固定物までの距離が長い場合はどの製品でも鎖の長さを指定してオーダーできる。長さを変更することで当然、販売価格は違ってくるものの大幅なコストアップにはならないのが良心的だ。一般的な防犯アイテムメーカーは製作は外部に委託していることが多く、こういった細やかなオーダーにはなかなか応じてもらえないもの。船舶用鎖メーカーとして実績がある衣川製鎖にとっては、長さの変更などは特別なことではない。開発から製作、販売まで手がけるメーカーだからこそできることと言える。

アイテムフォトチェーンが使えない方向けの
新製品“如意棒ロック”。3月20日発売!

「車輌に既製のチェーンを通すスペースがないから」と、やたらにチェーンを細くすると防犯性の低下を招く。そこで衣川製鎖が新たに開発中なのが、既製のチェーンと組み合わせて使用する新製品“如意棒ロック”だ。細いが非常に頑丈な金属棒を使用し、従来のチェーンでは通らなかった隙間に如意棒ロックを通してロックする工夫が凝らされた製品となっている。ツアラーの一部やナイトロッドスペシャルなどキャストホイールの隙間が狭いモデルも使用できる画期的なアイテムだ。実はこの製品もユーザーの相談から開発した製品。ホイールの穴が非常に小さい、ファットボーイのホイールに取り付けられる製品も現在開発中とのこと。

衣川製鎖工業からのお知らせ

会社概要 今、お困りの状況をお知らせください
既製品にないアイテムは開発します

“かてーな!!”シリーズの販売をはじめてもう7年。チェーンだけで6種類ものラインナップを持つようになりました。しかし、我々は歩みを止めません。窃盗団の盗難技術の進化に負けないよう、技術に磨きをかけていきますので、「皆さんがどんなことに悩んでいるのか」その声をドシドシ我々にぶつけてください。皆さんの相談から、新しいモノが生まれ、大事な愛車を守る製品をお届けさせていただきます。

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