



“選ぶ楽しさ”も兼ねたフェイスマスク
スタイリッシュなフォルムがグッド!
風雨に身を晒しているライダーたるもの、防寒グッズに対する要求は一般人のそれをはるかに凌ぐ。それゆえ、メーカー側もさまざまな難題を受け止めつつ、さらに上を行く製品開発に日夜勤しんでいる。Virgin-Harleyの「ファッション講座」にご登場いただいている綿秡幹哉氏主催のアパレルショップ「Devil Arrow」は、ライダーズギア専門のメーカーではない。が、スポーツスターXL1200Rに乗る綿秡氏が「防寒グッズもファッショナブルに」というアパレルショップとしての観点を第一に、今回防寒用フェイスマスクを企画した。それがこの「レザー切替フェイスマスク」である。
まず目を引くのが、口元を覆うレザー部分。鼻の頭をホールドする部分にはワイヤーが通されており、自由自在に変形可能なので使用する人の鼻の形状に合わせて調整することができる。レザー部分には1ミリ大の小さな穴が空けられていて、通気性の向上に一役買っている。この部分はレザーとフリース素材の二重構造になっているのだが、型崩れしにくいレザーと通気性の良さから、一般的なフェイスマスクのように呼吸時に口に吸い付くことがない。さらにレザー部分とスティッチのカラーバリエーションを増やしているので、自身のファッションに合わせて選べるようになっている点は、さすがアパレルショップのアイテムといったところ。
もうひとつこだわっている部分が、全体のホールド感だ。マスクの裏地には前述のとおり保温性にも優れたフリース素材を採用、そして伸縮性のあるリブ素材をネック(首)部分に使用していることから、若干タイトだ。一般的なフェイスマスクだと、どうしてもブカブカした野暮ったい感じになってしまうが、そこをスタイリッシュにまとめるためこのサイズ感となった。着用し続けることでリブ素材が若干伸びるため、自分に合わせていくことができるだろう。唯一難点を挙げるとすれば、そのホールド性ゆえ呼吸の逃げ道がなく、ほぼすべてレザー部分上部から出てきてしまうこと。ジェットヘルメットとサングラスをセットで着用していると、あっという間にグラスが曇ってしまう。走り始めればすぐに曇りは解消されるので走行時には大きな問題にはならないが、気になる方のために記載した。
それでも、フェイスとネックをまとめて覆ってくれるので防寒性はバツグン。実際インプレッションをした僕は、すっかり手放せなくなってしまった(笑)。冬真っ只中となるとどうしてもバイクに乗るのが億劫になるが、ファッションとしても楽しめるこのフェイスマスクなら、冬のライディングもまた楽しくなるに違いない。