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ハーレー、音楽、WEBデザイン… ―――多才 『FXR』が初ハーレー
長岡●いえ、バイクに関わる仕事もしたんです。ギター製作の仕事の後、「BABYFACE」というバイクのパーツメーカーでマフラーなどのオリジナルパーツ開発をする仕事に転職したんです。そこでメカや金属加工の基本的な技術を学びました。その知識をハーレーで、レースに参戦しながら色々自分で試して、勉強して身に着けていきました。 僕がプロデュースするモノは
長岡●レースはあくまで趣味でやっているだけで、『Tramp』が作るカスタムは「走り重視」ではありません。まったくありませんよ。そういうバイクに普段乗るのは、やっぱりしんどいですから。バイクは「オーナーさんが乗りやすい」ものでなければ楽しめないんじゃないかな、と思います。ウチのお客さんには『ショベルヘッド』に乗っている人もいらっしゃいますが、だいたいのお客さんにはセルをお勧めするといった提案をしています。変にスタイルだけにこだわって「始動はキックオンリー」というようなこだわりは持っていません。実は僕、「気合の入ったハーレー」は苦手なんですよ(笑)。
長岡●「都会的なオートバイ」を作りたいんです。それがこだわりです。オーナーがオシャレをして都会の街に繰り出す。夜の街にさらっと停めて、それがすごくスマートに見えるような、そんなオートバイを作りたい。アスファルトやビルの多い都会の中に、自然に溶け込めるようなオートバイを作りたいんです。
長岡●そうですね。やっぱり乗っている人が主役ですから。だから、どんな服装でも乗れるバイクを作りたいんですよ。ハーレーだからって必ずジーパンを穿かなければいけない、僕の中ではそんなルールはありません。それこそ、白のパンツを穿いてハーレーに乗ってもいいと思うんですね。だからこそ、そういう服装でも乗れるようなカスタムバイクを作るように気をつけています。例えば、オイル漏れはご法度とかですね。僕は「バイクが壊れない」だけでは満足できない。「乗っていて楽しいし、服も汚れない」。そこまで意識してバイクを作りたいんです。そうすればお客さんも、もっと気軽にハーレーに乗れますから。
長岡●そのとおりです。人が常に主役であって欲しい、それはハーレーに限らず「デザイン」でも「音楽」の仕事でも変わりません。僕がプロデュースするモノはすべて『人を引き立てるモノ』であって欲しいんです。それが僕のスタイルであり、ものづくりの基本的な考えですね。「ハーレー」も「デザイン」も「音楽」も根底にあるスタイルは同じで、すべて繋がっているんですよ。 Tramp 住所:大阪市北区東天満2-7-16 INTERVIEWER COLUMN 今回ご紹介した「Tramp」のハーレーを雑誌などでご覧になったことがある方はいらっしゃるだろうか。派手ではないがどこか人の目を惹きつけてしまう、そんなカスタムバイクを製作している。カスタムバイクのトータルでのバランスの良さで「なぜか気になるカスタム」を造り上げる、そこには本当のセンスが問われるはず。「Tramp」のハーレーを見る機会があれば一度じっくり眺めてみて欲しい、そこには緻密に考え抜かれたられた長岡さんのセンスが光っているはずだ。(ターミー) |
長岡 守 31歳。『Tramp』代表。音楽、WEBデザイン、そしてハーレーのカスタムと、彼の創造世界は刺激を求め続ける。そんな彼が作り出すハーレーは、都会的な雰囲気を放つ。その独特な雰囲気に惹かれて来店するのは、クリエイターの方々が多いという。 |