VIRGIN HARLEY |  伊藤 友子(2013 FXSBSE)インタビュー

伊藤 友子(2013 FXSBSE)

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野菜ソムリエ
ベジタブルTOMOKOさんのスタイル

伊藤友子さんの愛車は誰もが羨む限定車、ブレイクアウトのCVOだ。実はこのハーレー、夫婦で購入した4台目。以前、ご主人に勧められてソフテイルロッカーCに乗っていたそうである。

「スタイルは抜群ですけど、なんだか私にはとても乗りにくかったです。それでスポーツスターを主人に買ってもらってそれも乗っていたんですけど、どうしてもこの赤いブレイクアウトが欲しくなってしまって。でもなかなかないんですよね、限定車だから」

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ほとんど諦めていたところに、同じモデルを注文したが赤は気に入らないという人が現れた。伊藤さんは、もうバイクの方から自分に会いに来たとしか思えず、迷わず購入。と同時にサンダンスでポジションの改良をすることにしたという。

「ロッカーCが乗れないのはポジションがダメだったからと柴崎さんに教えられました。そこで、完全に私専用のライポジでシートやステップ、ハンドル等を製作調整してもらったんです。するとやっぱり全然違う。こんなに大きなハーレーが、凄く乗りやすくなったんですよ」

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伊藤さんは嬉しくて、他のハーレーにはいっさい乗らなくなってしまう。宙に浮いたロッカーCは、普段はウルトラを愛用するご主人の愛車となり、現在サンダンスにてフルカスタムが進行中だ。

このブレイクアウトに巡り合わなければ、もしかするとハーレーは降りてしまったかもしれないという伊藤さん。でも、乗り始めた当時を振り返ると、ロッカーCの乗りにくさがあってこそ、今の自分を支えているように思うという。

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「諦めたら終わりだと思っていましたから、がんばって乗っていました。ハーレーって、そういう乗り物だと思えばいいってね。主人は全然問題ないのに、私は無理。そんなのイヤだって、がんばっていたんです。でも、今はスイスイ乗れますね。柴崎さんのおかげだと思います」

伊藤さんはサンダンスの他にハーレーダビッドソンシティ中野店にも顔を出す。このCVO以外のハーレーは、すべて中野店で購入したもので、普段の点検はこのショップのお世話になっているからだ。同じハーレー乗りの女子会もある。彼女の実家がある静岡まで、女子だけでツーリングしたこともあるのだ。

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ハーレーに乗っていて最高と感じるのは、やはり自然そのものを自分の五感ですべて体験できることだという。彼女は野菜ソムリエとして、健康管理や自然との共存という分野の仕事をする人。だからオートバイに乗ることに違和感をまったく持たない。長く乗れる相棒をついに手に入れた伊藤さんは、とても晴れやかな表情で、街を流していた。

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大柄な車体にフォワードコントロールステップ。シートポジションもリア寄りというアメリカンスタイルを、シルエットを崩さないまま小柄な伊藤さん専用に作り変えた。シートは座るポジションを前方に移動し、スットッパーを厚く製作。それに合わせたステップ位置を決定してステーを製作。ハンドルバーは真ん中で切断し、左右を大幅に詰めたシルエットで製作された。
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