メインフォト

100年以上の歴史を誇るハーレー
1世紀の間に生まれたエンジンを知る

ハーレーの生誕からすでに100年以上が経った。過去には倒産危機に陥ったこともあったが、他メーカーの車輌にはないVツインエンジンの魅力から、多くのユーザーの心を鷲づかみにし、虜にしてきた。現行のツインカムエンジンを除いた代表的なエンジンを挙げると“ナックルヘッド”、“パンヘッド”、“ショベルヘッド”、“エボリューション”など。モデルチェンジが非常に少ない、息の永いエンジンで長年支持されてきたメーカーなのだ。永く愛された後に新しいエンジンにバトンタッチした後も、旧いエンジンは決して色褪せない。旧いモデルならではの“味わい”を魅力に挙げるユーザーも決して少なくはないのだ。他メーカーのバイクではこのようなことは少ない。ハーレーは絶対性能を追いかけてきたバイクではなく、各種規制など時代に合った形で“味わい”を追求してきたメーカーなので、旧いモデルだろうと評価が下がることはない。むしろ、評価が上がることが珍しくないメーカーなのだ。「旧い=素晴らしい」という安直な発想でヴィンテージハーレーを礼賛するつもりは決してないが、間違いなく感じられる「現行モデルとは違う旧いモデルの良さ」はどこにあるのか、代表的なエンジン4種類について迫ってみた。

アメリカツーリングスポット

エンジン

1984年〜1999年

ヴィンテージと呼ぶにはまだ新しいが、生産終了となってすでに8年が経った。経営不振に陥っていたハーレーを救ったエンジンであり、信頼性、耐久性などあらゆる面で従来のモノから進化を遂げたエポックメイキングなエンジン。中古車で手に入れ易いのも魅力。

エンジン

1966年〜1984年

ハーレーの旧車と言えば、の定番エンジン。1200ccと1340ccの2種類があり、同じショベルの中でも年式によって仕様がかなり違っている。ナックル、パンヘッドから続いてきた設計思想の進化の頂点にあるエンジンで、現在の道路事情の中でもタフに走ることが可能。

アメリカツーリングスポット

エンジン

1957年〜1985年

英国車に対向してハーレーが開発したスポーツエンジン。コンパクトな車体サイズに、ビックツインとは一味違う荒々しいエンジンが搭載され、近年その魅力に夢中になる人が増加中。通称“アイアンスポーツ”と呼ばれ、現行スポーツスターの先祖に当たるモデルだ。

エンジン

1948年〜1965年

現行の新車以上の価格で販売されることも珍しくない、ヴィンテージと呼ぶに相応しい歴史あるエンジン。カスタムベースとしてチョップされたパンヘッドが多く、ストックに近い状態のモノを探すのはやや困難かも。少々のトラブルは自分で何とかできる経験は必要。