VIRGIN HARLEY | アメリカツーリングのススメ 特集記事&最新情報

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ハーレーの生まれた国を走る…ということ

ハーレーでアメリカを走る
その魅力とは何なのか

アメリカを走るハーレーでアメリカを旅する。

誰もが一度は憧れたことがあるはず、この旅。事実、毎年多くのハーレー乗りが海を渡り、アメリカを目指している。その目的は「アメリカをハーレーで走る」こと、それだけだ。ごく普通の海外旅行と違い、ハーレー乗りにとってこの旅は特別な意味を持つ。都市から都市へ自らハンドルを操作し旅をする魅力、異国アメリカの雄大な景色やカルチャーに触れる魅力、そしてハーレー生誕の地を走る魅力、ハーレーとなら旅を特別なモノにする理由がいくらでも挙げられるだろう。100年以上のハーレーの歴史の中で「なぜハーレーが今の姿になったのか」を自分の言葉で、確信を持って話せる人は少ない。ハーレーに乗り、自らがアメリカを走ってみないと知りえないこともあるのだ。たとえ数日の旅行であったとしても、走ってみることで頭ではなく体で納得できる経験ができる。「アメリカをハーレーで走る」ということは「ハーレーをもっと知り、もっと好きになること」に通じる。自分が好きになったもののルーツなら知ることの魅力は大きい。だからハーレー乗りは海を渡りアメリカを目指すのだろう。ハーレーに乗るからには一度は体験しておいた方がいい、それがこれから紹介するアメリカツアーなのだ。

 

何を手配し、準備すべきか
アメリカツーリングのイロハ

アメリカをハーレーで走るのは特別な旅。だからと言って用意しなければいけないモノは普通の旅とそう変わりはしない。パスポートと着替え、それに加えて国際免許を取る程度でアメリカの旅は始められる。「現地でのハーレーの手配は?」、「海外に行ったことはないんだけれど…」。大丈夫、何とかなる。アメリカの主要な都市ではたいていハーレーのレンタルができるところがあるし、自分での手配ができない人のために定期的にアメリカツアーを主催している旅行代理店が日本にはある。我々が思うほどアメリカをハーレーで走ることは難しくなく、その道筋はすでにできているのだ。準備しておかなければ行けないことは「アメリカをハーレーで走る」という決意。それと、ちょっと仕事をやりくりしてスケジュールを空けておくことくらい。「なかなか仕事が忙しくて…」と、ついつい思いがちになるだが、行けない理由を探すより、行けるように努力してみないと何も始まらない。どちらを選べば心が満たされるのかはご存知の通り。一度行こうと決めれば、少年少女の頃のような胸が躍る毎日がすぐに始まる。

 

どこを走っても特別な場所
アメリカで見る旅の風景

アメリカを走るとなれば、映画のシーンやモニュメントのイメージが先行する方も多いのではないだろうか。ただ、アメリカを走る魅力はそれだけではない。ちょっとした道でも、日本では味わうことのできない魅力を味わえるだろう。例えば、空。抜けるような青空は、見事なスカイブルー。四季の憂いのある日本の空もいいが、アメリカのこの空には思わず笑顔がでてしまう。そして、その下に長々と続くアスファルト。ハーレーの鼓動を味わいながら走ることを夢見ている人も多いだろう。走り抜けてきた道を振り返れば、蜃気楼のように揺らぎさえ見せる長さ。その時に感じる言葉に出来ないほどの開放感と、少しだけの不安。これこそ旅。走りながら歌うもよし、叫ぶもよし、不安であれば、すれ違うアメリカのライダーに笑顔で挨拶すればいい。まるで、すべてがハーレーで旅するために用意された舞台のように、アメリカの大地はライダーを魅了してくれる。

もちろん、有名スポットも感動的だ。「グランドキャニオン」、「モニュメントバレー」、数々の国立公園…。そのどれを見ても、「無理をしてでも来てよかった」。心からそう思えるだろう。

column – 知っておくべきアメリカの道路事情

アメリカを走りはじめて最初に戸惑うのは「右側通行」。日本とは車線の使い方がまったく逆のため、慣れるまでは多少戸惑ってしまうだろう。右車線からの左折など日本人の運転感覚からすると違和感を感じることも多く、たとえベテランライダーであっても、アメリカの交通ルールに慣れるまでは注意して乗った方がいい。また日本以上に車の流れが速い場所があるのでそれも注意しておこう。75マイル(約120km)での走行が認められているフリーウェイもあり、車の流れを遮らないよう現地のルールに則って走る必要がある。日本の交通ルールをアメリカに持ち込まない、これは覚えておいた方がいいだろう。

アメリカツアー実録レポート

年齢・性別は関係なし
幅広い顔ぶれのツアー参加者

イメージ一人でアメリカを走るのもいいが、慣れないうちはこんなツアーに参加してみる方が安心だろう。そこで編集部では、2006年10月に行われたショップ主催のアメリカツーリングに同行し、レポートしてきた。ぜひ参考にしていただきたい。ツアーのメリットは交替でサポートカーで休みながら走れること、サポートスタッフが同行してくれるので安心感があることなどが挙げられる。

 

例えば、アメリカツーリングは、時に1日500km以上を走ることがある。いくら現行車のレンタルとはいえ、環境が違うため疲れがたまりやすいのだが、複数台を交代で乗るため体調管理が行いやすい。「早く交代して!」ぐらいの気持ちで、旅を勧めることができる。無理をしながら走るより、ちょっとウズウズするくらいがちょうどいいのだ。またサポートスタッフがいるので、言葉や文化の不安に駆られることも少ない。ワイルドに一人旅、という前に「純粋にハーレーでアメリカを楽しむことに集中できる」ツアーはオススメだ。

ツアー参加者のコメント

参加者

高橋さん (54歳)
2005年式FXDC所有

今回が4度目のアメリカツアーでしたが、何度アメリカを走っても飽きることがありません。「このツアーがあるから1年間仕事を頑張ることができる」僕の中ではこのアメリカツアーは特別な旅です。どれだけ言葉を尽くしてもアメリカを走る素晴らしさは表現できないのですが、想像できないほどの驚きと感動があります。50代に入ってから初めてアメリカを走りましたが、もっと若い頃に経験していたかった。若い頃に感じるアメリカと50代で感じるアメリカはまた別のモノでしょうから。多少無理をしてでも若いウチに走りに行った方がいい、周りにもそう言っています(笑)。

参加者

小柳さん (59歳)
2000年式FXDL所有

アメリカツアーに参加したのはこれが3度目です。初めて行ったのは2003年で、それまではアメリカを走りたいなんて想像したこともありませんでしたよ。縁があってハーレーを購入したときにツアーに誘われて、生まれて初めてアメリカの地を走ることができました。以前北海道をツーリングしたときも雄大な自然に感動しましたが、アメリカの大地はそれ以上のモノがありましたね。それ以来機会があればツアーには参加しています。3度もツアーに参加しましたが、まだまだ走り足りません。体力が続く限り何度でも走りに行きたい、そのくらいアメリカは特別な場所ですね。

参加者

タカさん (35歳)
2000年式FLHT所有

アメリカを走るのはどれほど素晴らしいか、仲間から聞いていましたけれど「大げさな話だな~」と思っていました。でも、実際走ってみると聞いていた以上の感動を受けたんです(笑)。「百聞は一見に如かず」ですよ。ハワイには行ったことがあったので、アメリカ旅行というだけでは目新しいモノは感じないはずでしたが、都会を離れアメリカの片田舎を走るときの景色は言い尽くせないほどの壮大な景色でした。見渡す限りのパノラマ、どれだけ走っても信号のない真っ直ぐな道。観光地でもないところをただ走っているのが、とにかく幸せでした。また必ず走りに行きます。

決して遠いところではない、という事実

新しい何かを得られる旅
若いうちにぜひ経験して欲しい

イメージ「無理をしてでも若いうちにアメリカを走った方がいい」。

アメリカツアーを経験した多くの方がそう言う。今回アメリカツアーに同行し、これまで言われてきたことの意味が何となくわかったように思うのだ。空も大地も空気も、日本のそれとはまったく違う。本や映像で見るアメリカと、自身の体で体感するアメリカはまったくの別物だ。どれほど空気が乾燥しているのか、どれほど雄大な景色が広がっているのか、それはやはり自分の眼で確かめた方がいい。アメリカのひたすらまっすぐな信号のない道を走り、なぜハーレーはあんなゆったりとした乗車姿勢なのか、なぜ1584ccまで進化してきたのか、なぜ6速になったのか、深く考えなくとも理解することができるはず。日本でハーレーを走らせるのもいいけれど、アメリカではまた違ったハーレーの魅力を楽しむことができる。ハーレーでのアメリカツアーは日本とはまた違ったハーレーの魅力を知ることができる旅だ。ハーレーを愛する方、興味がある方なら、きっと何かを得ることができる旅になると思う。

旅行代理店スタッフに聞く! アメリカ旅行の極意とは!?

イメージアメリカでツーリングを楽しむためには、フリーウェイ(高速道路)以外の道を走りましょう。インターステイトと呼ばれるフリーウエイの幹線道路は、交通量が多く、大きなトラックが高速で走って来るのでハーレーで走るには実は危険なのです。マイペースでハーレーの鼓動や景色を楽しみながら走るには、インターステイト以外の道を走ることをお奨めします。長年ツーリングのサポートをしてきましたので、どの道が安全に景色を楽しみながら走ることが出来るのかを、常に研究して実績を重ねています。「ハーレーでアメリカを走ってみようかな?」そう思った方は、いつでもご相談ください。最高のツーリングコースをご提案します。2名以上のグループでしたら、ご希望の日数や予算に合わせて自由にツアーを設定することができます。せっかくハーレーという素晴らしい乗り物に出会えたのですから、ぜひアメリカをハーレーで走ってみてください。きっと生涯忘れられない旅になると思いますよ。

問合/03-3539-5365

メール/yamashita@borderless.jp