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ハーレー社が持てる技術を
スポーツスターの歴史は1952年の750ccサイドバルブエンジン搭載、4カムの「Kモデル」から始まっています。アメリカに進出しレースで好成績を収めていたトライアンフなどの英国メーカーに対抗して開発された新技術の4カムハーレー、それが「Kモデル」です。1957年に登場した初代スポーツスターは「Kモデル」をさらに進歩させたものでした。ダートレースに勝つため、ハーレー社が持てる技術を結集したレース用のモデルだったのです。そういう観点から考えるとスポーツスターという乗り物は、いつの時代でもハーレー社の持てる最新技術を注いだトップモデルだと言えましょう。 さまざまなラインナップがある
「XL」は翌1958年には圧縮比が「9」とハイコンプレッションに変更され、2つのモデルに分かれます。「XLH」(1958年〜85年に生産)と「XLCH」(1958年〜79年に生産 ※58年はレース専用モデルのみ)です。「XLH」の「H」はハイコンプレッションの「H」、「XLCH」の「CH」は「Competition Hot」の略でレースでの使用を想定され造られたモデルのため、当初からスモールタンクが装備されています。
アイアンスポーツの アイアンスポーツは年式によって大きな変更が行われています。今回のお話では、基本的にはXLH、XLCHに絞ってお話をさせていただこうと思いますが、その変化の中でも、XLH、XLCHはもちろんアイアンスポーツ全体に共通して変化しているものもあれば、XLHのみ、XLCHのみというところもあり、実に多岐にわたります。ですので、ここでは便宜上、アイアンスポーツ全体の変更点をひとまとめに。また、XLH、XLCHそれぞれの変更点をという形で記述しました。変更内容の多さより、長くなりますので別ページに表示させていただきます。 アイアンスポーツの 今のバイクは「万人向け」で、誰が乗ってもそこそこ走れてしまうバイクです。一方、昔のバイクにはそれぞれの個性があります。アイアンスポーツに限った話ではありませんが、バイクに優しい乗り方をすればトラブルも防ぐことができます。「相性のいい、うまい走らせ方」で大事にしてあげてください。今の楽なバイクに慣れている方でも、あらかじめお店の方に「乗り方」「付き合い方」を聞いていただければ大きなトラブルも防ぐことができます。また、みなさんが「のんびり乗りたい人」なのか「飛ばす人」なのか、その乗り方によって車輌のセッティングを多少変えることもできます。みなさんとアイアンスポーツの相性を合わせ、バイクと心を通じあわせてうまく転してあげてください。 アイアンスポーツの 可能であれば、その場でエンジンをかけてみてください。オイル漏れや滲み、フィン欠け、エンジンをかけてからアイドリングまでの時間などを確認してみましょう。アイアンスポーツは発売から少なくとも20年以上の時が経っているモデルです。すべて純正のパーツで固められている車輌はもう少なくなってきています。もし、純正モデルが見つかったとしても値段はそれなりのものになります、何もかも純正にこだわらない、その方がいい買い物ができるでしょう。「オリジナルな雰囲気」にこだわるのか、あくまで「オリジナル」にこだわるのか、購入前には少し考えてみてくださいね。車輌購入の際に不安なようでしたら最初からオーバーホールするのもいいかもしれません。納車前に整備してしまう方が安くできますので、実際そういう方は多いです。また、イメージするカスタムがあれば最初からやってしまうのも手です。 古きよきアメリカ、その匂いを ハイパワーを追い続けた60、70年代のアメリカ。OHVのエンジンから如何にパワーを出していくのか、それを追求していた時代を生きた「ショベルヘッド」は魅力的な乗り物です。特にAMF時代(1969年〜1981年)は他メーカーに負けないよう、年を追うごとに排気量や点火系などパワーを求めて合理的に進化しています。点火系やキャブレターなど、AMF時代に大きな変化を遂げており、特にスポーツスターは大きく進化しています。古きよきアメリカ、その匂いをアイアンスポーツから感じ取ることができる、そこが魅力ですね。
ショベルヘッドエンジンの造形もアイアンスポーツの魅力といえるでしょう。エンジンのヘッドやフィンの形、コンパクトに収まったプライマリーカバーやカムカバーの形状などその造形美の虜になる人は多いです。おそらく世界で一番コンパクトな900cc、1000ccエンジンだと思います。斜め後ろから見たショベルヘッドのスタイルは最高です、機会があればぜひじっくりと見ていただきたいです。フレームの形もシンプルで無駄がありません。このフレームでよくエンジンを支えられるな、と思うくらい「きゃしゃ」に見えます(当時使われていたフレームは鉄の材質もいいものだったので「きゃしゃ」でも非常に丈夫で強いフレームでした)。長年アイアンスポーツに携わっていますが、本当に飽きがこないハーレーです。「小さくてじゃじゃ馬」しかも「ハイパワー」。その性格を飼いならして、ぜひ大切に乗ってやってください。
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