VIRGIN HARLEY | グラフィックで差をつけろ! ビジュアルで楽しむヘルメット 特集記事&最新情報

取材協力/ヒート★グループ 写真・文/ガオニシカワ(ON THE ROAD MAGAZINE) 構成/VIRGIN-HARLEY.com編集部

掲載日/2013年5月29日

グラフィックにこだわったヘルメットメーカーが描く未来とは?

徹底的にビジュアルにこだわった
ヒート★グループの見据える未来とは

ライダーの身を守る安全装備でありながら、さまざまなカラー、グラフィックで見るものの目を楽しませてくれるモーターサイクル用ヘルメット。用品店の店頭でもまさに百花繚乱の様相を呈している中でも、凝ったグラフィックで目を引くのが、株式会社ヒート★グループがリリースするヘルメット群。これらはすべて、代表の高橋 学さんが企画デザインから製造まで手がけ、そうして世に送り出されているのだ。ヘルメットメーカー ヒート★グループを立ち上げることとなったキッカケからこれからのモーターサイクル業界について、熱く語ってくれた。

HEAT★GROUP 代表者インタビュー

質の高いグラフィックこそアイデンティティ
より楽しいモーターサイクルライフを提供したい

HEAT★GROUP 代表
高橋 学
カーディーラーに約2年勤務した後、モーターサイクル業界へ。いくつかの会社で主に用品の営業や商品企画に携わり、その経験を元に独立。愛車はスポーツスター XL1200X フォーティーエイト。

もともとモーターサイクルやクルマ、飛行機、戦艦などメカが大好きで、16歳からレーサーレプリカなど、速いモーターサイクルにばかり乗ってきたという高橋さんだが、現在の愛車は、スタイルにひと目惚れして2年前に購入したというスポーツスター XL1200X フォーティーエイト。「この一台に出会って、飛ばさなくても楽しいモーターサイクルの存在を知った」という。

 

高橋さんのモノ作りにかける熱き思いを知るには、その経歴をひもとく必要がある。カーディーラーの営業マンを経てモーターサイクル業界に転身、いくつかの会社で用品の卸売り、営業、商品企画などを担当してきた。

 

「仕事を通してお客様といろいろな話しをする中で、“まだまだ業界がお客様のニーズに応えきれていない部分があるのではないか”と思ったのです。ユーザーが望む商品を自らの手で具現化し、お届けしてみたいという衝動に駆られ、いてもたってもいられなくなったと言いますか……」

 

この思いがキッカケで独立を決意、創業に際して「ディテールにこだわり、妥協なく、常に情熱をもって製品を生み出し、お客様に提供したい」との思いから、会社名に“HEAT”(ヒート)の文字を加えたのだという。

 

現在の主力商品であるヘルメットの最大の特徴は、冒頭に述べた通り、そのグラフィックにある。

 

「誰もが“グラフィックに秀でたヘルメットが欲しい”と思うでしょう。だからこそ、僕らがそのニーズに答えなきゃいけない」と語る高橋さん。今も新たなデザインの製品を考案中だとか。

「著名なレーサーや有名キャラクターのライセンス商品を除くと、質の高いグラフィックのヘルメットってあんまりなかったと思うのです。ユーザーの嗜好が多様化する中で、そのニーズは確実に存在する。それならば僕が作ってみよう、と」

 

そんなコンセプトから生まれた現在のコレクションは、シンプルな帽体にコンセプチュアルなグラフィックを落とし込んだラインナップとなっている。

 

「自分が欲しかった商品を具現化しました」

 

というだけあって、ひとつひとつのグラフィックには並々ならぬこだわりがある。その内容は、以下の写真でとくとご覧いただきたい。高橋さんは続ける。

 

「レディースやキッズ用ヘルメットの展開も企画中ですし、ヘルメットのパーツをはじめ、ライダーのニーズを細かく拾い集めて、便利で楽しい商品をたくさんご提供し続けていきたいです!」

 

笑顔で語る高橋さんのこれからの活躍にも注目してゆきたい。

HEAT★GROUP products ORIGINAL HELMET