VIRGIN HARLEY | セミオーダーで作るK&Hシート 特集記事&最新情報

K&hの歴史

ケイアンドエイチの歴史創業は1976年
FRP研究所としてスタート

K&Hの創業は、1976年と今から30年以上も遡る。プライベーターとしてF.R.P.(強化グラスファイバー)パーツを製作し、高い評価を得ていた秋元 紀一と中山 博の2人によって「紀一と博F.R.P.研究所」という名前でK&Hの歴史はスタートした。K&Hの名称は創業者の「紀一」と「博」の頭文字から取られたものなのだ。現在のようにバイクをカスタムすることが一般的でなかった1970年代からF.R.P.パーツの製作をスタート。その後、シート開発にも着手し、現在へ繋がる礎を築きはじめる。デザインと実用性を兼ね備えたその製品は、多くのユーザーからの支持を得、1980年代には海外のショーにもカスタム車輌を出品するほどだった。そして1987年に社名を「紀一と博 F.R.P.研究所」から「株式会社 ケイアンドエイチ」に変更し、現在のK&Hブランドが誕生。今でも絶大な支持を誇るヤマハSR用シートやフェンダー等の製作でその名を一段と高めた後に、2002年よりK&Hはハーレー用シートの販売をスタートさせた。他メーカー用のシート開発で蓄積されたノウハウ、技術を元にリリースされたハーレー用シートは、乗り心地の良さと乗る楽しさを高めてくれることもあり、現在の高い評価を獲得するに至っている。

シート作りのポリシー

作りの良さは当たり前
乗って楽しい、を追求する

シート作りのポリシーK&Hシートの最大の特徴は、シートベースとスポンジが一体成型となった「インジェクション製法」だ。スポンジを接着剤を張り合わせる手法ではないためスポンジが剥がれる心配がなく、型の中でスポンジを発泡させることによりスポンジの粒が揃うメリットがある。スポンジの粒が綺麗に揃えば、シートにかかる重みが均等にスポンジに伝わり、スポンジがヘタりにくいのだ。しかも、スポンジの外側と内側でスポンジの密度が変わるため、“コシ”があるシートとなり、操る楽しさと長距離での快適さを併せ持ったシートとなる。他にもレザーの防水性、作りの丁寧さなどK&Hシートの魅力をあげればキリがないが、高品質のシートが開発される裏側にはスタッフの地道な試乗の繰り返しがある。それぞれのモデルの特徴、ノーマルポジションを体に覚えこませた上で、納得行くまで試作品シートの試乗が繰り返されるのだ。

モデルごとに豊富なラインナップを用意

エボから現行モデルまで
豊富なラインナップを用意

K&Hのシートラインナップは幅広く、スポーツスターからビックツインの各ファミリーまでのシートが豊富に揃っている。対応する年式もさまざま。現行のスポーツスターやTC96のビックツインだけではなく、ファミリーによっては1980年代のエボリューションモデルまでのシートが用意されている。自分の愛車に対応したシートにどんなデザインのものがあるのか、まずはそれを確認して欲しい。豊富なラインナップ中から選んだシートをベースに、次章以降で紹介するセミオーダーでさらにオリジナリティを追求することができるのだ。

セミオーダー

レザーカラーからステッチまで
好みに合わせてセミオーダー可能

K&Hでは、「アンコ抜き」などのスポンジ加工は一切受けていない。スポンジを削ることは可能だが、型の中で発泡させ、スポンジの粒や密度までにこだわられたK&Hシートは、スポンジを削ってしまうことで、他のシートにはない“コシ”などの機能性が犠牲になってしまうからだ。ただし、K&Hではラインナップを豊富に揃えることで、足つきの良さからスポーツ性の高さ、デザインなどが違うシートが選べるようになっている。これだけでもユーザーにとってはありがたいものだが、個性を重んじるハーレーの場合は、レザーカラーやパイピング等、ユーザーの好みに応じたオーダーが可能。ベースのシートを選んだ後に、細部の作りをオーダーしてシートを製作する手法は「セミオーダーシステム」と呼ばれている。

セミオーダーと言っても、選択できるメニューは幅広い。頭の中ですでにイメージができ上がっている人は、1つずつメニューを選択すればいいが、どんなシートにすればいいか、迷っている人にはK&Hスタッフが相談に乗ってくれる。今のカスタム仕様や車体カラー、シートを含めた全体の雰囲気などを伝えれば、イメージを具体的なメニューに落とし込む手伝いをしてもらえるだろう。ステッチ1つ、レザーカラー1つを変更するだけでも、完成したシートの雰囲気はまるで違うものになる。せっかくK&Hにシートをオーダーするのなら、セミオーダーでシートを製作してみるのも手だ。では、下記でセミオーダーが可能なプランについてご紹介しよう。

セミオーダーシステム

製作されたセミオーダーシート
代表的な作品を紹介

最後に、K&Hが実際に製作した、セミオーダーシートの作品集をご紹介しよう。パイピング1つ、ステッチ1つのカラーオーダーをするだけで、実際にどのくらい印象が変わるのか、実際の作品を見ればよりイメージしやすくなるだろう。悩めば悩むほど、頭の中でイメージはハッキリしたものとなり、実際に仕上がったシートを見て深い満足感が得られるもの。どのようなオーダーをするのか、それをも楽しむのもセミオーダーシートの魅力の1つだ。

 

ショップ電話での相談はいつでもOK
ショールームにはサンプルも展示中

朝霞のショールームでは、試乗用シートも用意しており、実際に愛車に装着して試乗することも可能だ。その場でカラーオーダーの相談なども出来るので、機会があればぜひ訪れて欲しい。遠方の場合は、カタログの無料配布を利用するのも手だ。レザーカラーのサンプル生地はもちろんのこと、パイピング、ステッチカラーのサンプルまでが貼り付けられているので、自分が求めるシートのイメージもしやすいだろう。

 

K&H 本社(業務のみ)

住所:東京都練馬区北町8-5-3

 

K&H ショールーム

住所:埼玉県朝霞市上内間木381-2

電話:048-456-3830

営業:AM10:00~PM7:00

休日:日曜日・祝祭日

URL: K&Hウェブサイトはこちら