VIRGIN HARLEY |  FXSE CVO プロストリートブレイクアウト試乗インプレ

FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
HARLEY-DAVIDSON FXSE(2016)

FXSE CVO プロストリートブレイクアウト

FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの詳細写真

FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
重厚感あるスモークサテンクローム仕上げの排気量1,801cc / 空冷4ストロークV型2気筒OHV2バルブエンジン『スクリーミンイーグル・ツインカム110B』が搭載されているのは、このプロストリートのみ。そこに、スクリーミンイーグルのヘビーブリーザー・パフォーマンス・エアクリーナーが組み合わされている。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
専用のスピードスクリーンとLEDヘッドライトを標準装備とするマスク。ダークカスタムのテーマにふさわしい、ダーティな印象を強める。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
Vロッドモデルに採用されている43mm倒立フロントフォーク。トリプルツリーはプロストリート用に新たに製作された。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
スタンダードなブレイクアウト同様のドラッグバーだが、こちらもスモークサテンクローム仕上げとされる。質感の高さは言わずもがな。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
メーターブラケットもスタンダードモデルと同じだが、メーターは純正パーツのなかでも人気が高いデジタルスピードメーター&アナログタコメーターを備える。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
他のCVOやSシリーズ同様、オートクルーズコントロール機能を備えたスイッチボックスを持ち合わせる。グリップも純正オプション仕様で、やや太いのが難点。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
容量18.9リットルのフューエルタンクには、純正オプション扱いのプッシュ式フューエルキャップが標準装備。グラフィックもプロストリート専用で、スピーディなデザインのロゴが印象的だ。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
スタンダードモデルとはデザインが異なる専用シート。固すぎない適度な乗り心地を実現した極上品だ。リアシートも肉厚なのでパッセンジャーがお尻を痛めることはなさそうだが、240mmリアタイヤの影響から、がに股気味の乗車を強いられることになりそう。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
ブレイクアウト最大の見どころと言っていい240mmリアタイヤ。バイクのバンクを難しくしているが、力強くインパクトあるビジュアルに勝るものはない。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
ハイパワーエンジンを制御すべく、フロントブレーキはダブルディスク仕様にグレードアップされた。ブラックアウトした専用ホイールがダークカスタムというコンセプトを主張する。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
スタンダードモデルと同じくフォワードコントロールステップだが、パーツそのものはアップグレードされている。これもプロストリートならではのお得なポイントだ。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
レーシーな雰囲気を高めるチンスポイラーも標準装備。真横から見たスタイリングがノーマル以上に戦闘的なイメージを与える。
FXSE CVO プロストリートブレイクアウトの画像
エキゾーストパイプがスモークサテンクローム仕上げになっているスタンダードなストレートマフラー。

こんな方にオススメ

中途半端なハーレーはいらない?
世界観を突き詰めたい人向けのモデル

まさに暴れ馬だ。倒立フォークにダブルディスクブレーキ仕様とはいえ、ONE-TENが本来の力を発揮したら、操ること自体が困難になることだろう。「プロストリート」という名を冠された新しいCVO ブレイクアウトだが、正直言ってストリートシーンでそのパワーを解き放つのは極めて困難だと言える。そんな性質を持ちつつ、特殊な仕上げでマシンとしての完成度と質感を高めているところが、いかにもハーレーらしい。野生の本能を秘めつつもシックな雰囲気を漂わせる大人のためのハーレーダビッドソン。中途半端な生き方を嫌う無邪気な紳士にこそふさわしいモデルだと言えよう。

12

関連する記事

ピックアップ情報