VIRGIN HARLEY |  ソフテイルファミリー唯一のファクトリーチョッパーであるFXBBストリートボブ試乗インプレ

ソフテイルファミリー唯一のファクトリーチョッパーであるFXBBストリートボブ

  • 掲載日/ 2019年01月16日【試乗インプレ】
  • 取材・写真・文/田中 宏亮

FXBBの特徴

よりチョッパーライクなシルエットに
それでいてモダンに進化した側面も

fxsbの画像

ストリートボブが発表されたのは2005年、フレーム & フォークが剛性アップし全モデルがフューエルインジェクション化した2006年ダイナファミリーのニューカマーとして、だ。

髪型のボブカットと同じ意味合いを与えられたことから、マシンコンセプトは「ストリートチョッパー」。チョッパーダイナとしては FXDWG ワイドグライドという実績ありの先輩モデルがおり、よりライトに、より手頃にチョッパースタイルを楽しんでもらおうと開発、市場に投じられた。

デビュー当時のストリートボブはエンジンやトリプルツリー、スポークホイール、ストラットカバーなどはクロームメッキパーツで飾られつつ、ボディカラーをブラック系でまとめることでダークスタイルを演出していた。2013年モデルより、ホイールやトリプルツリーなどがブラックアウトされ、ダークカスタムモデルとしての存在感を一層強めた存在となった。

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左が2016年までのFXDB ストリートボブ、右が2018年以降のFXBB ストリートボブ

そして2018年、新型エンジン「ミルウォーキーエイト」と新設計ソフテイルフレームによるソフテイルファミリーのフルモデルチェンジに伴い、ファットボブ、ローライダー、ストリートボブが吸収合併された。ダイナのアイデンティティであった「高いスポーツ走行性能」をこの新設計ソフテイルフレームでも十分実現できることが、一体化の大きな理由と言われている。

ダイナはもとより、ソフテイルとして見ても、オートバイとしての性能が高まったのは明白だ。カーボンスチールという素材で組まれた新フレームは、ちょうどシート下にサスペンション機能を有するモノショック構造となっており、高い剛性をキープしながら大幅な軽量化をも実現。数値だけ見比べても、2017年以前(車重303kg)に対して6kgも軽量化された(2019年モデルの車重は297kg)。フレーム以外にもフューエルタンクのコンパクト化などディテールも変更しているので“フレームだけ軽くなった”わけではないが、以前と同じスタイルを有しながら、これだけ軽くできたのはフレームの軽量化が大きく寄与しているからに他ならない。

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そしてエンジンがツインカム103(排気量1,690cc)からミルウォーキーエイト107(排気量1,745cc)へとアップ。ブラックとクロームのツートーン仕様は2017年以前のストリートボブのキャラクターを継承するものとなっている。

うず高く持ち上がったエイプハンガー、リムがブラックアウトされたスポークホイール(フロント19 / リア16インチ)、ラウンド型LEDヘッドライト、チョップドリアフェンダー & ウインカー一体型テールライトという組み合わせと、ストリートボブのスタイルはしっかり継承。ここに新たな要素として、フォークブーツ、ブラックカバーを備えたショットガンマフラーなどが加わり、以前にも増してダークスタイルを強めている

デザインを一新したフューエルタンクと移設されたメーターも、ブランニューモデルの大きなポイントだ。タンクからはメーターとコンソールが取り外され、丸みを帯びた以前のシルエットからやや角ばったデザインとなり、容量も17.8リットルから13.2リットルとコンパクト化。そして取り外されたメーターはデジタル化され、クランプに埋め込まれるという斬新な仕様となった。

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ソフテイルフレームになったことで、ビンテージハーレーを思わせるシルエットを手に入れるとともにチョッパーモデルとしてのアイデンティティを高めた感があるニューストリートボブ。ソフテイル系ソロシートが備わっているあたりからも、その雰囲気を掴めようというもの。新時代を担うこのモデルがどんなライディングを楽しませてくれるのか、早速走り出してみた。

ストリートボブの試乗インプレッションは次ページにて
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