VIRGIN HARLEY | 井上 真紀(2004 FLSTC) インタビュー

井上 真紀(2004 FLSTC)

  • 掲載日/2014年10月07日【インタビュー】
  • 文・写真/モリヤン
    本記事は VIRGIN HARLEY vol.26 にて掲載されたものです

ハーレーインタビューの画像

大人になってから
少女期の夢を叶えるなんて素敵なこと

井上 真紀さんが乗るヘリテイジソフテイルクラシック。実は先日カスタムペイントが仕上がったばかりである。彩度を押さえた淡いセルリアンブルーとホワイトのツートンカラーは、彼女のイメージどおりに塗装が上がって今は本当に嬉しくてしかたがないという。

「イメージはね、アメリカの田舎に放り出してある古いキャデラックとかリンカーンかな。そんな感じ。ハーレーに乗るなら古いイメージのシルエットが好きだからこのヘリテイジを選んだし、ペイントも替えたんだ」

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弾むような笑顔で話す彼女は、まるで少女のようにキラキラした目をいっそう輝かせていた。それでもどこか男っぽいキリリとした表情は芯が強い印象だ。聞くと、もう20歳を過ぎたお子さんがいるお母さんなのだというから驚いた。その若々しさはどこから来るのだろう。

「あたしおてんばで、昔はナイショでバイに乗ってた。でも子供が産まれたら子育てに一生懸命でね。ずっとバイクから離れていたんだ。でも乗りたい気持ちは収まらないから、彼女が大きくなってからちゃんと乗りだしたの。国産のアメリカンにね。でもやっぱりハーレーに乗りたいじゃない。それでついに買っちゃった。それからどんどん走り出してもう止まらない。仲間も増えて今は楽しくてしかたがないよ」

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大型二輪免許を取得したのは一昨年の10月。それまでは国産のアメリカンに乗っていたが、水冷エンジンのルックスが嫌いだったと笑う。基本的にクラシカルな物が好きで、バイクだけではなく、インディアンジュエリーなどにも興味がある。ナチュラルなものに魅かれるということなのだろう。だから選んだハーレーもクラシカルな外装が特徴のヘリテイジになったのだ。

「本物のクラシックは扱えないから、その分野は彼に任せて私はどこでも安心して乗って行ける現行車がいい。でもルックスはクラシカルでね」

今年はインジェクションのチューニングも実施する予定だという。それはハイパワーを求めるのではなく、エンジン負担を軽減することが目的だという。

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「だって、宝物ですよ。子供の頃から憧れてた夢のような世界に自分が今いる実感があるんだもの。大切にしなくちゃって思う。それはバイクも友達も彼氏も子供も全部同じなの。全部ギュッて抱きしめて生きていたい」

彼女のキリっとした眼もとには、深い優しさがある。それは少女期から大人になるまでに培われた本質だ。そんな真紀さんが乗るハーレーは、やはり優しい走りをしていた。

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キャンプミーティングが大好きな彼女のハーレーは、基本的に旅仕様。大きなキャリアとてるてる坊主は必需品。みんなでお酒を飲むのが前提だから、日帰りのミーティングには出かけないそうである。