VIRGIN HARLEY | 高速道路2人乗りの注意点 ハーレービギナーズスクール

高速道路2人乗りの注意点

  • 掲載日/2005年04月01日【ハーレービギナーズスクール】
  • 執筆/ウインドジャマー 牧之瀬 保

高速道路2人乗りの画像

解禁された高速道路2人乗り。その際の注意点をご説明します

2005年4月1日より、高速道路が2人乗り可能になり、オートバイの楽しみ方も、ものすごく広がると思います。ハーレーダビッドソンは、特にペアライドで旅するには最高のオートバイです。ヘリテージやツアーグライド系は、そのまま2人で旅に出られます。その他のハーレーも、もちろん、ロングホイールベースにトルクのあるエンジンに低い着座位置等、ペアライドに適しています。2人乗りはアメリカではごく自然な形です。さて、ここでは高速道路2人乗りの条件を改めて確認しましょう。20歳以上であることと、自動2輪免許を取得して3年以上経過している者ということになります。この規制に従ってお話をいたします。

さて、自分のハーレーに大切な人、彼女や奥さん、子供を後ろに乗せて旅するとき、何が必要になるでしょう。ここでは必要なアイテムをざっとご紹介いたします。

1. シーシーバー

後ろに乗るとき体の一部が固定されるということが、どれほど安心か。それは貴方自身が友人の後ろに乗せてもらうとわかります。いつもハンドル握っている手は友人をつかむだけ。それで100km/hで走られると、たぶん不安にかられると思います。シーシーバーをつけましょう。カスタムをする人は、パイプを曲げた物より、無垢材質の方がいいです。(パイプだと溶接部の強度の問題があります。)純正品はほとんどが無垢材です。それと、シーシーバーパッドは必ず付けてください。シーシーバー(金属)のままだと悪路でなくても背骨を傷めます。

2. サドルバッグ/サポートブラケット

2人乗りで長距離を走れるようになると、荷物も2人分。しかも、女性の方が多いかもしれません。いろいろなやり方があると思いますが、荷物の重心は低く、左右のバランスを取った方が安定します。振り分けタイプのサドルバッグ等を取り付ける時は、必ずサドルバッグサポートを付けて、タイヤの巻き込みに気をつけて下さい(これも無垢材質のものがいいです)。また、ローダウンしている人はスプリング強くしないとショック底づきします(ソフテール系、ローライダー系、XL系も調整できます。もちろんFL系も)。

3. 風防

好みはありますが、1日中高速走行するような時には、疲労度はかなり違います。休憩をいつもより多くとること、自分よりパートナーのペースでトイレタイムとってあげること。口に出して言えないかもしれない。

「RIDE SAFELY」安全に、無事に

私ごとですが、2003年の夏に自分のV-RODをアメリカへ送り、娘と2人乗りでロスからシカゴまで4,600kmツーリングしたことがあります。その時はV-RODに、シーシーバー、パッド、シートを大きめの物に交換。ベストを加工して、自分のベルトをつかみやすくして、時速120km/h(アメリカの法定速度)で、フリーウェイを走りましたが、とても快適でいい旅をできました。これからは、外国でなくても好きな人と愛車と共に過ごし、たくさんの思い出を作れるといいですね。

ウイリーGの好きな言葉に… 「RIDE SAFELY(安全に、無事に)」 というのがあります。

運転の上手さは、100km/h+アルファで、後ろに彼女を乗せて車の間を縫うことでも、ステップをこすってコーナーを回るのでなく、楽しんで無事に帰宅することだと思います。高速2人乗りに対して心配なことがあります。それはこのことに対して、すべての人が歓迎しているとは限らないということです。解禁後に事故等が多発すれば、すぐにまた規制される可能性があります。自分たちでこのチャンスをつぶしてしまわないようにしたいものです。高速道路2人乗り解禁が、ライダーのために偶然降って湧いた話ではないのです。10数年前、1人の男性が、オートバイの取り巻く「規制の緩和」を国に対して求め、行動を起こしました。3つのうちのひとつが「高速道路の2人乗り」です。ある会議の末席で、内容を聞いた私たちは驚きました。バイクに乗って30年近く、厳しくなる規制はあっても自分たちにとって良くなることなど今まで無かったからです。その後、アメリカ大使館、国産4メーカーを含む業界団体、他メーカーをも動かして警察庁との幾度もの会議、膨大な資料の提出、署名運動、党を超えての国会議員の先生方の結集を経て、法案提出、そして解禁へこぎつけています。これはその人の信念とエネルギーが、みんなの力を動かしてここまで来たと思います。それを我々がまた元に戻すのだけはやめたいものです。

「RIDE SAFELY」

プロフィール
牧之瀬 保
こんにちは。ウィンドジャマーの牧之瀬 保と申します。ショベルヘッドが現役だった頃から現在までハーレーに関わってきた経験の一部をこちらでご紹介させていただきます。皆さんのハーレーライフがこのコラムを通じて少しでも豊かになれば幸いです。

関連する記事

注目のアイテムはコチラ