NEW ORDER CHOPPER SHOW 8th 最速レポート第1弾
- 掲載日/2013年07月19日【トピックス】
- 取材協力/ニューオーダー実行委員会


ショー開催前日の搬入日、会場となる神戸国際展示場はまだ静けさに包まれている。このあと全国から続々と至極のカスタムマシンが運び込まれてくるのだ。
NEW ORDER CHOPPER SHOW 8th
最速レポート第1弾
神戸発信のチョッパームーブメントの震源、ニューオーダーチョッパーショーが、2013.7.15(MON)に神戸国際展示場で開催された。小雨が降るあいにくの天候であったが、午後をピークにチョッパーフリークが続々と駆けつけ、来場者数3500人を記録。160台オーバーという至極のカスタムマシンが作り出す世界に酔いしれた。驚くべきは雨の中、愛車に跨り会場を訪れたフリークが非常に多かったという点だ。チョッパー乗りに天候など関係ないのであろう。中には九州は熊本から自走でやってきたという豪の者も!
会場ではニューオーダーショーの目玉コンテンツであるアートショー「BARBARIAN CIRCUS」が今年も開催され大いに盛り上がりを見せた。もちろん参加アーティストが持ち寄ったアートピースのオークションも大盛況であった。さらにHOTBIKE JAPANプロデュースの長濱治写真展「AMERICAN SKETCHBOOK 1969-77 NYC」が開催された。高コントラストの白黒写真が作り出す圧倒的な世界感。来場者にとって、まさに一生モノの経験となったに違いない。さらにオーラスには昨年に続いて上条早樹による「ROPE ART SHOW」が行われ、会場は割れんばかりの喝采に包まれた。

山口県からエントリーを果たしたBUDLOTUSのショベルヘッドが会場に運び込まれた。さぁこれから急ピッチでブースの設営だ!

ブースの作りこみに定評があるBARBER CYCLE。HBJブースでは長濱さんの写真展準備に大忙し。搬入そっちのけのピースサインはFEWの百瀬さん。

ニューオーダーの会場に写真館を設営するナイスのボヘミアン。本人曰く「ボヘミアンオカダあらため、ボランティアオカダですわ!」。

搬入日も夕方近くになると車両が続々と運び込まれショーらしい雰囲気になってきた。残り時間はあとわずか。みなさん、急ピッチでお願いします!

ショー当日、朝9時のゲートオープンとともに会場に流れ込む来場者たち。年に一度のチョッパーの祭典のスタートだ。

CWZが手掛けたフルスクラッチカスタムがゲート前でお出迎え。昨年末にお披露目されたマシンが、いよいよシェイクダウン!

昨年末のヨコハマホットロッドショーでベストオブショーモーターサイクルを獲得したチェリーズカンパニーのナックルヘッドが神戸にお目見え。

チェリーズカンパニーと親交が深い台湾のカスタムショップ、ROUGH CRAFTSがTCカスタムを展示。ソリッドな雰囲気の至極のマシンである。

あいにくの天候のため、いつものように自走での参加とはいかなかったセレクテッドのハイエンドカスタム。見れば見るほどに引き込まれていく、走るカスタムである。

オーリンズ別注のリアショックユニットにオリジナルファンネルを装備したHSRが取り付けられたキラびやかなモーターなど、見所は尽きない。

京都のDECONTが持ち込んだTCソフテイルベースのクリーンなカスタムマシン。このスタイルのカスタムを作らせたら右に出るショップはいないと言える。

BAD DEVILS CHOPPERSが手掛けたEVOスポーツカスタム。シンプル、かつミニマルな車両であるが、それゆえに気が抜けないスタイルである。

SLEEP WALKERのハイスペックカスタム。アイスブルーのカラーリングを身に纏った狼である。2基掛けキャブの実力はいかに!?

熊本県のRED HOT MOTORCYCLESは例年通り、ならではの車両を2台持ち込んだ。こちらはフラットヘッドモーターを懐に抱えたBAD CHOPPERである。

RED HOT MOTORCYCLESが展示したもう1台はこちら。フラットヘッドベースのロングフォークであるが、このB級感は筆舌に尽くしがたい。

新進気鋭のTHE SIXNINE MOTORCYCLEが製作したEVOスポーツチョッパー。エッグタンクとカチ上げフェンダーがポイントとなってる。

今期ニューオーダーでナイスのボヘミアンオカダが仕掛けた至極の写真館。ナックルヘッドとともに壁に掛けられたのは……。

先日のBORN FREEでボヘミアンオカダが大量に買い込んできたという名も無き写真やイラストがガレージ風の小屋に展示された。

どれも魅力的な当時の空気までも切り取った至極の写真にオーディエンスは釘付けに。ナマの写真には不思議なチカラが宿っている。

今年のナイスの目玉はこの「BILLY KNUCKLE WITH HEART LOCK」。シッシーバーに巻きつけられているのはLYNCH SILVERSMITHのHEART LOCK。

手前は1988年式の883XLチョッパー。前後のカルマグが見所となっている。奥の65パンヘッドのタンクにはドクロがあしらわれている。

HOT CHOPのブランニューカスタム。サンドキャストで製作したシートカウルが最大のポイントであるが、このスタイリングも絶妙のひと言。

分割のエッグタンクにルーバー付きのパネル、ワイドバーに磨き込まれた鋳物シートカウル、リアのリジッドバーの作り込みも抜かりナシ。

愛知県のフリースタイルMCが製作したショベルリジッド。フレークを多用したカスタムペイントとポップなレタリングがポイント。

丁寧な仕事に定評のあるグラベルクルーが展示したショベルボッバー。エンジンロッカーカバーぎりぎりに設置されたフューエルタンクがスタイリングのキモ。

地元神戸の老舗、MOTO-COMが持ち込んだショベルヘッド。ライムグリーンとオレンジのカラーリングをアイコンに軽快に仕上げられている。

EVOスポーツをベースに徹底的に手が加えられているSKULL MCのマシン。リジッドフレーム特有のコンパクトなフォルムが最大のこだわりか。

ニューオーダーショー実行委員のコアマシーンが手掛けたトライアンフチョッパー。バーチカルツインユニットの美しさが際立つ1台である。

EVOソフテイルをベースにFLAG STAFFが製作したマシン。遠目に見ればソフテイルフレームには思えないほどタイトに仕上げられている。

美しくライトアップされたエンジンのディテイル。これぞカスタムショーを象徴するようなカットと言えるだろう。

さまざまなアイデアを絞り出し、1台のカスタムマシンは結実する。そこに至るまでの道程は険しく、それゆえに咲き誇る花は美しい。

カスタムショーの醍醐味は、作り手のこだわりや思いをそれぞれが感じ取ることにある。そこは想像の世界であり、無限の可能性を秘めている。

車両のディテイルを食い入るように吟味し、作り手の意図を汲み取っていく。カスタムショーとは、そんな場でもあるのだろう。

恒例のイベントTEE販売ブースはご覧のように終始大盛況。家族や仲間へのお土産に数枚買っていく来場者も多い。

地元神戸元町のロードランナーブース。ヴィンテージヘルメットにオリジナルTEE、CAP、さらにスマッシュヒットの囚人パンツが販売された。

BRAKERSのATLAS、ISLANDタイプのナックルヘッド用ヴィンテージパイプ。レアな1・3/4パイプ使用。さらに人気のALLSTATEに5.00-16が加わった。

BRAKERSのブースに展示されたEVOスポーツチョッパー。もちろんALLSTATEのTHE DELUXEとSAFETY TREADがポイントである。

ニューオーダーショーもうひとつの目玉、今期チョッパーガール4名のサービスカット。華やかにショーを彩る、欠かせない存在だ。

至極のカスタムマシンとキュートなチョッパーガール。撮影会がはじまれば、カメラを持ったオーディエンスで瞬く間に人集りが!

悪天候のため、午前中の人の入りはスローペースであったが、午後にはご覧のように会場は超満員の状態に! 関西のチョッパーシーンはやはり熱い。

YOSSY’Sが展示したEVOソフテイルカスタム。ベースマシンとしては難しいソフテイルであるが、YOSSY’Sの手にかかればご覧の通り。

BLACKTOP MCが持ち込んだパンヘッドチョッパー。ガーターフォークとゴールドのダブルシートが見所のロングフォークチョッパーである。

同じくBLACKTOP MCが展示したナックルヘッド。日章旗をあしらったピーナッツタンクとマフラーの取り回しがポイント。ハンドル周りも凝っている。

山口県のBUDLOTUSが手掛けたショベルカスタム。同店の持ち味である丁寧な仕事をそこかしこで確認することができる。シンプルであるが奥が深い。

エグリが入れられたCAP周りとマウント部。リアフェンダーにテールライトマウント部にもエグリ加工が施されている。ペイントとのユニゾンが粋!

カスタムファクトリーノイズが製作したXRカスタム。走行性能を最優先に実用的なカスタムが施されたハイエンドストリートリーガル。

ニューオーダーショー実行委員のシウンが手掛けたスポーツスターベースのカフェレーサー。CRを思わせるタンクとシートカウルに注目したい。

同じくシウンが製作した1947年式のWLカスタム。シンプルなWLモデルの素性を生かしてクリーンに仕上げられている。

シウンのコンセプトカスタム、100 %エレクトリックマシンのCHOPPERS FOREVER。試行錯誤の末に仕上がった、これがチョッパーの未来形。