VIRGIN HARLEY |  Wheels and Waves(ホイールス・アンド・ウェーブス) レポート #01トピックス

Wheels and Waves(ホイールス・アンド・ウェーブス) レポート #01

  • 掲載日/ 2017年10月23日【トピックス】
  • 取材協力/Wheels and Waves  取材・写真・文/河野 正士
Wheels and Waves(ホイールス・アンド・ウェーブス) レポート #01の画像

来場者駐輪場に停まるバイクに、イベントのアンケート用紙が掛けられていた。またイベントの感想を専用アプリに投稿して欲しいという案内も併記されていた。単に格好いいイベントを開催するだけでなく、主催者はさらに発展する方法を常に探っている。

ニューウェイブカスタムシーンを牽引する
欧州の人気イベント「Wheels and Waves」

「Wheels and Waves/ホイールス・アンド・ウェーブス、以下WW」」は毎年6月上旬、大西洋側の南フランスの街/ビアリッツで開催される、バイクとサーフィンを中心としたカスタムバイク&ライフスタイル系イベント。今年で開催6回目だが、いま欧州でもっとも影響力を持ったイベントだ。そもそもはバイクやクルマ、ファションやアート、そしてサーフィンなどさまざまなコトやモノに興味を持つモーターサイクルクラブ/サウスサイダースが展開するWEBサイトの3周年記念イベントが、すべての始まりだった。WEBサイト(いわゆるブログサイト)で展開される彼らの審美眼やライフスタイルは人気となり、そのサイト開設3周年記念パーティは古城を貸し切り、そこにカスタムバイクやアートを展示し、そして集まった気の合う仲間たちとともに酒を酌み交わし、バイクで走るという極々シンプルなモノだった。しかしその様子は彼らのサイトで発表されるとさらに人気となり、現在のWWへと発展した。そして、そのプレ開催期間を含めると、WWは約10年の開催実績があるのだ。

インターネットの普及によって、一気に存在感を高めたWWだが、彼らが用意したコンテンツはじつにユニークであり、それらが来場者を楽しませる。メイン会場のVillage(ビレッジ)には各メーカーやブランドブースがあり、最新のバイクや用品、そしてカスタムバイクを見ることができるし、Art Ride(アートライド)ではバイクやサーフィンに関連したアーティストのアート作品を見ることができる。そしてドラッグレースのPunk‘s Peak(パンクスピーク)やフラットトラックレースのEl Rollo(エルロロ)は、カスタムバイクやそのマシンを製作したライダーたちが参加することで、いわゆる“レース”とは違う雰囲気で開催される。

そしてそれらをWEBサイトやSNS、動画投稿サイトで投稿。多くのメディア関係者やフォトグラファーも、同様に多くの写真を投稿していてそれが世界中に拡散、その雰囲気を求めて来場者が増えるという仕組みだ。イベント開催中から終了後1ヶ月ほどは、SNS周りはまさにお祭り状態。説明など必要なく、たまらなくそこに行きたくなる。これこそが、新しいイベントレポートのカタチであり、WWはその先駆者なのだ。

2回に分けてレポートする予定のWW。まずは会場の雰囲気を紹介しよう。

フォトTOPICS(写真点数/35枚)

Wheels and Waves(ホイールス・アンド・ウェーブス) レポート #01
01メイン会場/Villageの様子。会場のイメージを統一するため、ブーステントは主催者が用意したアーミースタイルのもの。
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02ダートトラックレース/El Rolloでのショット。ロイヤルエンフィールド、モトグッツィ、そして2ストロークエンジンを抱く古いホンダ。さまざまなカスタムマシンがコースを走る。
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03この日はとにかく暑かった。ランチ休憩時はレースも中断。こんな雰囲気で、ゆったりとした時間が流れる。
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04小排気量クラスのスタート風景。
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05サイドバルブ&ハンドチェンジのマシンを駆るのはスペイン・マドリッドをベースに活動するカスタムファクトリー/Good For Retro & Classicsのホアン。
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06サイドバルブを駆るのは、スケート界のレジェンドであり、熱烈なバイクフリークとして知られるスティーブ・キャバレロ。
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07こんなハードテールのショベルヘッドマシンもレースに参加。
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08表彰式の様子。このシャンパンファイトはミドル排気量クラスのモノだが、プロクラスの優勝者にはメインスポンサーであるTUDORからリストウォッチがプレゼントされた。
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09農道を封鎖して行われるドラッグレース/Punk’s Peak(パンクスピーク)。
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10Punk‘s Peakの観客。女性も多い。
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11小排気量クラス/ラ・コピータのスタート風景。今年で2回目の開催だが、ここにもワンオフで製作されたロングフレームのマシンなど個性的なマシンが多数参加する。テーマに合わせたコスプレが必須。今回のコスプレテーマは“ヒーロー”だ。
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12小排気量クラス/ラ・コピータでは、お手製のコスチュームも多い。
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13サーフボードラックを装着したマシンによるスプリントレース。世界一速いサーフラック・バイクを決めるぞ!と盛り上がっていた。
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14最高峰クラスを制したのは女性ライダー/カチャ。スイスのカスタムファクトリー/Young Guns Speed Shopが製作した、ニトロ仕様のインディアン・スカウトをライド。
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15小排気量クラス/ラ・コピータに参加した女性ライダー。モペットにレーザースーツ、それにスニーカーという出で立ち。
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16こちらも小排気量クラス/ラ・コピータでのショット。モンテッサ製の2ストロークエンジンを、オリジナル・フレームに搭載する。
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17コース脇は観客が鈴なり状態。
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18アートエキシビション/Art Rideのメインビジュアル。ビンテージバイクがつり下げられ、その背後にはフォトグラファーの巨大な作品を展示。
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19マシンをキャンバスに、アーティストがその場で作品を製作。
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20会場入口の壁面に貼られたポスター。制作は日本人サインペインターのNut Art Work(ナッツ・アートワークス)。
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21オープン後の風景。3フロアある会場は、常に人で溢れていた。
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22シンガーであり、アーティストであり、サーファーでありバイカーであるブライアン・ベントがライブを開催。
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23アートのようにビンテージバイクやカスタムバイクが展示される。
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24メイン会場/Villageにあるハーレーダビッドソン・オフィシャルブース。
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25ハーレーを駆る来場者。
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26ハーレーを駆る来場者。
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27Diceマガジンのブースには多数のハ–レーが並んでいた。
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28日本でも人気のライディングギアブランド/Warson(ワーソン)のブースに帰ってきた来場者。ハーレーを駆り、ビアリッツの海岸線を流してきた後だという。
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29欧州で人気のアトラクション/Wall of Death。木製の円柱の壁面をバイクが走る。
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30イタリアのヘルメットブランドDMD。今年はWWとの限定コラボヘルメットを販売していた。
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31Nut Art Workのポスター画をもとにデザインされたオリジナルTシャツ。
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32メインスポンサーのひとつである時計ブランド/TUDORもメイン会場にブースを展開。
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33イベント期間中、メイン会場近くのビーチでは毎朝サーフィンやボディボードのコンテストが開催されていた。これはボディボードの上位入賞者に贈呈されるトロフィー。
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34ヤマハヨーロッパのカスタムプロジェクト/Yard Builtに参加したビルダーたち。スペシャルシューティングに出かける直前のカット。
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35夜、ビアリッツの街中でもっともバイクが集まる広場はこんな感じ。
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