VIRGIN HARLEY | イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01 トピックス

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01の画像

米ハーレーダビッドソン モーターカンパニー主催のカスタムコンテスト「THE BATTLE OF THE KINGS」ヨーロッパステージにて、2015年、2016年と連続入賞を果たしたイギリスの正規ディーラー「Warr’s Harley-Davidson」所属のカスタムビルダー Charlie Stockwell(チャーリー・ストックウェル)。その彼が手がけた歴代カスタムスポーツスターを前編・後編でお届けする。イギリスらしいテイストでまとめあげられた数々のマシンには、ちょっと日本ではお目にかかれないユニークなアイディアが詰め込まれていた。きっと自分のカスタムメニューに加えたくなるはず!

海外のSNSでも高く評価された
チャーリーの代表作とも言えるカフェレーサー

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「BIKE EXIF」などの海外バイク系サイトやSNSでご覧になられた方もいるのではないか。特にスポーツスター関連のSNSでは確実に目にしたであろう一台で、チャーリーが手がけた中でも代表格とも言えるカフェレーサーである。

ベースモデルはアイアン883で、前後ホイールサイズはそのままに、オーリンズ製サスペンションを前後に与え、ブレーキングシステムも一新している。オリジナルの2in1メガホンマフラーで戦闘的な印象を高めつつ、ドラッグバー & フォワードコントロールステップと、アメリカンテイストを盛り込んでいるところが面白い。

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フェンダーストラットを切り落としてオリジナルのシートカウルを取り付けたリアエンドは、間違いなくこのマシンの見どころだ。そしてダーティなカラーのボディにモスグリーンのエクステリアがいかにもブリティッシュ。ネオカフェレーサーとも言うべき一台だ。

玄人好みの一台に仕上げられた
スクランブラースポーツ

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スポーツスター本来のシルエットはそのままに、ダートを駆け抜けるスクランブラースタイルに仕上げられたこの一台。こちらベースモデルはXL1200CX ロードスターだ。

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フロントからのビューフォトがないため確認しづらいが、小さなヘッドライトが備わった立派な公道仕様モデルである。ちょっと日本では見かけることがないエキゾーストにS&S製ハイフローエアクリーナーと、パフォーマンスアップに余念がない。

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ブラック x オレンジという、かつてのXR750を彷彿させるレーサーカラーでの演出も心憎い。そして……お気付きの方もいらっしゃるだろう、実は前後ホイールがEXCEL製リムのスポークホイール(F18 / R18)という仕様に変わっているのだ。スクランブラースタイルのマナーとも言うべきメニューをさりげなく組み込むチャーリーには脱帽するばかりだ。

ブラック x ゴールドというカラーで
ノーマルにないキャラクターが付与された48

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前後16インチホイール & ファットタイヤにピーナッツタンクと、ご覧のとおり、ベースモデルはフォーティーエイトである。基本的なキャラクターは活かしつつ、そこにブラック x ゴールドというツートーンカラーを配することで、ノーマルのフォーティーエイトにないエッセンスが付与されている。

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タンクはもちろん、エンジンのシリンダーヘッドにプッシュロッド、グリップ、ステップ、果てはフロントフォークのインナーチューブまで金色にコーティングされているから驚きだ。よく見てみないとわからないが、実はフロントのディスクブレーキもゴールド仕様となっている。

カラーリングへのこだわりひとつでここまで差別化できるんだ、という好例とも言えるカスタムマシンだ。

ラバーマウントスポーツの限界に挑戦した
リアルスクランブラーが降臨

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01

ブラック x オレンジのツートーンカラーで彩られたマシンとカスタムの方向性はほぼ同じ。目指したスタイルはスクランブラーで、ヘッドライトをコンパクトにしてレーシーなナンバープレートを備え、EXCEL製リムのスポークホイールで前後18インチ化を図っている。しかしこのマシンの恐るべき部分は、備えられているエキゾーストだ。

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01

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リアエンドの写真を見て「あっ!」と声をあげた人もいるだろう。そう、左右2本出しとなったオリジナルのエキゾースト、リアショックの内側を通されているのだ。

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こちらの写真をご覧いただければわかるが、フェンダーストラットを切り落とし、さらにリアショックの取り付け部にカラーをかまして外側に引っ張り出して、リアショックとタイヤ間にできた空間にマフラーを通している。スタイルを追求するうえでラバーマウントスポーツスターの限界に挑戦した稀有なマシンである。

ノスタルジックな旅を楽しむための
性能が与えられたフォーティーエイト

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01

改めてブリティッシュなスタイルが滲み出ている、そう感心させられるチャーリーの作品のひとつだ。ベースモデルはフォーティーエイトで、今度はストリートバイクではなくツーリング仕様に仕上げられているのだ。

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ピーナッツタンクを容量12.5Lのスポーツスタータンクへと変更し、航続距離のアップを図る。さらにシートとカラーテイストを合わせたサドルバッグがツーリングを心強くサポート。ブラックボディによってダーティなイメージがあるフォーティーエイトに、ベージュというカラーを与えたところが、いかにもブリティッシュテイストと言えよう。それでいてリアホイールにホイールカバー、さらにFIRESTONE製タイヤでアメリカンナイズしているところがユニークだ。

ハイウェイをどこまでも突き進みそうな
フルブラック・ドラッグレーサー

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フォーティーエイトにこのキャラクターを付与したケースは、ないのではないか。それほどに、日本ではちょっと想像しにくいドラッグレーサー仕様へと高められたモンスターマシンだ。

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リアにはリザーバータンク付きサスペンションを、そしてブレーキングシステムはPM製にと、太いフロントフォーク仕様となった最新フォーティーエイトのフットワークを徹底的に強化。エキゾーストにはVANCE & HINESの2本出しメガホンが選ばれ、凶暴性を一層高めている。

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あえてニュートラルなハンドルバーを備えつつ、ロケットカウルにカフェレーサー型シートカウルで、スタイリングそのものをより戦闘的に。さらにタンクをビッグサイズとしつつ、プッシュロッドカバーをはじめとする各ディテールにレッドを配することで禍々しさを演出。夜の信号待ちで隣に並ばれたくない、そんな印象すら抱いてしまうレーサーだ。

もはや英車と形容して差し支えない
ツアラー型フォーティーエイト

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01

丸みを帯びたビッグタンクに色鮮やかなサドルバッグ、そしてオリーブカラーで彩られたボディと、一見するとイギリスのバイクメーカー「トライアンフ」の一台かと見紛うテイストに仕上げられたフォーティーエイトだ。

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細かいところに目を凝らすと、さりげなく描かれたハーレーダビッドソンのクラシックエンブレムにピンストライプグラフィック、そしてシルエットにこだわったロー&ロングなスタイルにハーレーの匂いが漂っている。フレームもオリーブカラーに仕上げられるなど、派手さはないがこだわりのボディカラーでまとめられていることがうかがえる一台だ。

フォーティーエイトらしさはそのままに
ポイントで個性を発揮してくるストリートバイク

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シンプル・イズ・ベスト。その代表格とも言えるマシンと言えよう。フォーティーエイトほどカスタムするのが難しいバイクはない。なぜならば、前後16インチスポークホイール & ファットタイヤ、ピーナッツタンク、フォワードコントロールステップなど個性的なディテールの組み合わせから成る完成度高き一台で、逆にそのバランスを崩した途端にフォーティーエイトでなくなってしまうからだ。

スポーツスタータンクに載せ替えたうえで、ボディを完全にブラックアウトしたこの一台。そのうえで、タンクエンブレムやサイドカバー、そしてタイヤにFIRESTONEのロゴを盛り込んで、それらを浮き上がらせることに成功している。エキパイバンテージも心憎い演出だ。

フラットヘッドへのオマージュか?
「かくあるべし」というメッセージが吹き込まれているよう

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01

このグラフィックを見てピンと来た人は、かなりコアなオールドハーレーファンであろう。そう、1920年代のJDや同年代の「フラットヘッドエンジン」を積んでいた頃のモデルに見られたクラシックなグラフィックである。

イギリス人カスタムビルダー チャーリー・ストックウェルが手がけたカスタムスポーツスターファイル #01

フルブラックのエキゾーストに極太タイヤ、さらにエンジンそのものもブラックアウトすることで、タンク以外を真っ黒にしてしまっている。こうすることで、タンクグラフィックを際立たせようという狙いなのだ。フォーティーエイトらしくあり、ハーレーダビッドソンらしくもある。最新のハーレーでも手の入れ方ひとつで100年を超える歴史の再現をすることができるという好例だ。

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