VIRGIN HARLEY |  2011年式 FXSTフルカスタム

2011年式 FXST

  • 掲載日/ 2012年09月06日【フルカスタム】
  • 撮影・執筆/高城 一磨
    本記事は VIRGIN HARLEY vol.15 にて掲載されたものです
2011年式 FXSTのフルカスタム画像
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純正チューニングしたエンジンで
ハーレーのフィーリングを楽しむ

いかにも、純正パーツを工夫してドレスアップを図った一台だが、このバイクのポイントは外装に留まらない。エンジン内部もパフォーマンスアップを図っているからだ。マフラーはスタンダードのままでも、エンジンのパフォーマンスを上げインジェクションのセッティングを合わせることで、車体を前に押し出す力 = トルクは増大し、回転を上げた際のパワーも上乗せすることができる。もちろんマフラーを抜けのいい社外品に交換すれば、より高性能に仕立てられるが、そこは大人のカスタムを目指す H‐D 昭和の森だから、音量を抑えたスタンダードマフラーをあえて使うことで、音量を気にすることもなく、構造変更を申請することで正規の仕様として楽しむことができる。ルックスは、外観だけのカスタムに見せておいて、実は中身も手を加えてあるという、大人のカスタムなのである。

エンジンは、スクリーミンイーグルのパーツを利用しパフォーマンスアップピストンキット、パフォーマンスカムシャフトキット、シリンダーヘッドキットを投入し、プッシュロッドキットで細部の調整を図り、純正のEFIチューナーでインジェクションの燃料供給バランスを組みなおしている。いわゆるシリンダーから上の腰上部分に関してほとんど手が入った状態で、エンジンの性格を決定づけるカムシャフトやシリンダーヘッド等を交換しているため、ノーマルとは異なる厚みある力を発揮する仕様になっている。

もちろん同じ仕様は、フルストックの状態をまず楽しんでからでも作り上げることが可能だが、車両購入時からこの仕様で楽しめるという選択肢があるのは嬉しい限り。

2011年式 FXSTのフルカスタム画像

カスタムの詳細をチェック!

2011年式 FXSTのフルカスタム画像
ハンドルスイッチはクロームのスイッチカバーを使用。グリップもソリッドデザインの純正パーツで渋く整える。
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ウインカーも純正パーツを利用して細かに変更。ベゼル部分をブラックにするだけで雰囲気がガラッと変わる。
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外装は純正カスタムペイントのラジカル仕様を施す。
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ハンドルはフラットバーを採用。手前にベントしている分グリップが手元にきて、腕が伸びきらず扱いやすい。
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タンク上のメーターは、小さなタコメーターを同じ文字盤上に同居させる純正のカスタムメーターに交換する。
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エンジンは腰上チューニング済みのコンプリート仕様。
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H-D 昭和の森では、この手のコンプリートモデルを製作し展示している。もちろん、購入後のさまざまなオーダーに応じたカスタム車製作にも常時応じる。
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ステップ周りは、ハンドルグリップ周りと合わせて純正パーツでまとめる。
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黒を意識したまとまりだ。
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手の込んだ模様とペイントワークはソフテイルを希少な仕上がりにし、他車に差をつけるポイントとして有効。

 

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