VIRGIN HARLEY |  ファッションチェック2008年4月編ファッション講座

ファッションチェック2008年4月編

  • 掲載日/ 2008年04月14日【ファッション講座】

バイクファッションの画像

デビルアロー綿秡の
ストリートファッションチェック

とうとう4月。歩いていると本当に暖かいですね。
アパレル店に並ぶウェア類も一気に薄手になりました。ついついバイクのことを考えてしまう毎日を送る綿秡です。春のバイクって乗るのも楽しいですが、実はいろんな着こなしが楽しめるんです。バイクのカスタムやツーリングギアの充実など、なにかと懐の痛む時期ではありますが…。ファッションアイテムにも目を向けてくださいね。さてさて、では今月もファッションチェックいってみましょう。

Riders Style01

バイクファッションの画像

大谷 柚稀さん(24)/タレント ウェブサイト Honda Steed

鮮やかなカラーで
キュートで春らしい印象に

綿秡アドバイス

バイク乗りにとって、冬用アウターはまだ手放せないアイテムですね。ただ春ならブラックカラーなどダークな色見はNG。柚稀さんの場合、鮮やかなオレンジカラーを使うことで、春のインナーとの相性が実に良くなってますね。惜しいのは、マフラーがパステルカラーならより統一感がでましたね。

バイクファッションの画像
【左】インナーのチュニックとキャミのバランスが◎。小振りなネックレスがキュートです。 【中央】ショート丈のジャケットとチュニックの絶妙なバランスがナイスです。 【右】サイドのベルトがポイントになったミドル丈ブーツ。スカートに合わせてもパンツをインして履いてもかわいい。ゼッタイ使えるアイテムですね。

Riders Style02

バイクファッションの画像

大谷 柚捺さん(24)/タレント ウェブサイト YAMAHA MAJESTY

配色だけで季節感を
見事に演出した好例

綿秡アドバイス

柚捺さんも防寒対策のため、アウターは冬用ですが、ホワイトカラーをセレクトしているので春らしいですね。春物のチュニックとコーディネイトしても違和感ナシ。マフラーのチェック柄も全体コーデの中でいいアクセントに。配色だけで春らしいスタイルに見せるお手本的な着こなしですね。

バイクファッションの画像
【左】アウターとインナーのチュニックがホワイトカラーで同色ですから、チェックのマフラーがポイントになってバランス取れてます。【中央】実は下の柚稀さんとはお揃いのチュニック。アウターとインナーを変えるだけでガラッと雰囲気が変わりますね。薄着になるこれからの季節、お尻が隠れる着丈のチュニックはデニムなど相性抜群アイテムです。また、アクセサリをすることで首元の寂しさも解消しています。 【右】ベルトが配色になったエンジニアタイプのブーツ。ベルトも同色ですとブーツだけハードな印象に見えてしまいますが、全身のコーディネイトとバランスを考えるなら配色になってる方がイイですね。

Riders Style03

バイクファッションの画像

Jonnyさん(42)/会社員 Harley-Davidson XLH883

定番スタイルの枠を超えて
オシャレを楽しんでみては!?

綿秡アドバイス

IndianやEDWIN、RED WINGなどハーレー乗りにはお馴染みのブランドでコーデ。アウターとバイクカラーを合わせることで、バイクとのまとまりも出ています。ただ、私的にはこの手のコーデは多く見てきてるので、最近のトレンドも取り入れて欲しいなぁ。Jonnyさんはイケメンだし、スタイルもイイから、もっとファッションも楽しめるハズ。

バイクファッションの画像
【左】ワッペンがアクセントになったキルティング・ジャケット。この季節、バイク乗りには重宝するアイテムですね。【中央】アウターが色目も鮮やかで、ワッペンが付いてインパクトがあるので、インナーのロンTはこのくらいの単色で控えめなプリントが相性よし。しかし黒系のカラーが少し重たい印象です。白など淡めのカラーを取り入れるとスッキリ見えると思いますよ。 【右】ヴィンテージ調のベルト。バックルはシンプルですが、スタッズがアクセントとなりウエストマークでポイントになりますね。ワイルドな雰囲気を盛り上げるウォレットチェーン。着こなしにマッチングしてますよ。

Riders Style04

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天明 季秋さん(28)/会社員 BMW Motorrad R1200C

文句なしの着こなし
ブロンズカラーも○

綿秡アドバイス

バランスのいい着こなしですねぇ。珍しいブロンズカラーのダウンは、他の人とオシャレ感の差を付けられるカラーです。インナーTシャツも絶妙な着丈で、ベルトがちょうどいいアクセントになっています。全体はダウンのブロンズカラーに合わせてブラウン系で統一しているのもうまい。う~ん、バイク乗りには文句なしの着こなしですね。

バイクファッションの画像
【左】ダウンジャケットから覗く、Tシャツのプリント・デザインはインナーでコーディネイトするなら、この位のインパクトがあるデザインが◎。Tシャツの着丈の長さも短めでGood! ネックレスのチェーンの長さもバランスがイイです。【中央】錆付いた加工のバックルは大きさもインパクトありますし、ブラウンカラーのコーディネイトに相性抜群。 【右】デニムのインディゴブルーは濃淡色々ありますが、春を意識してのコーディネイトを考えればこの様なライトブルーがオススメです。

Riders Style05

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ジュンシィーさん(41)/会社員 Harley-Davidson FXDL

ワイルド感の演出は諦めて!
自分に合った演出を…

綿秡アドバイス

全身ブラックカラーを中心にコーデして、ワイルド感を演出していますね。しかし、ワイルド感が誰でも演出できるとは限りません。今の着こなしが悪いわけではありませんが、優しい顔立ちですから、ワイルド路線はやめたほうが…。コーデとして惜しいのは、春をイメージさせるものがなかったこと。カラーなど季節感を演出してみましょう。

バイクファッションの画像
【左】バイク乗りには、ヘアスタイルの乱れを隠してくれるヘッドウェアーは必須アイテムです。しかし、深めに被るタイプのビーニはヘアーやモミアゲまですべて覆ってしまいますから、ヘアースタイルとの相性も考えて下さいね。ビーニはロングヘアーやモミアゲを長く伸ばしてる人の方が、バランスがイイかと思いますよ。【中央】インナーのRedが差し色になって、より際立たせてますね。全身のアイテムすべてがブラックカラーですと、ツマラナイですから…。惜しいのはTシャツが無地でチョット寂しいかな。プリントなどが見えたら、もう少しオシャレな印象に見えますよ。首元のアクセサリは、アクセントになってイイです。あるとないではオシャレ度が変わりますから。【右】タウンユースのブーツが、バイク用ブーツにないデザインでクールに見えます。
講師プロフィール
綿秡 幹哉(Mikiya Watanuki)

1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。

取材協力

国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。

【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】

お問い合わせ/info@devilarrow.com
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