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FXDC / ダイナ・スーパーグライド・カスタム
FXDC / ダイナ・スーパーグライド・カスタム
キャラクター&歴史

ビックツイン最高の面白さ?
FXDCの魅力を紹介します

今回紹介するFXDCは、2005年モデルからダイナファミリーのラインナップに追加されたモデル。足回りなどはFXDをベースにしながら、上質なクロームパーツをおごるなどスタイル面も重視してデザインされた車輌だ。ダイナファミリーでは車高の低いスタイルからFXDLの人気が圧倒的だが、個人的には「ダイナの中ではFXDかFXDCがもっともバランスがいいのでは?」という思いがあった。残念ながら数多いビックツインのラインナップの中では注目度が低くなりがちなFXDCだが、ダイナファミリーの中で、いやビックツインの中でも1、2を争うほどの魅力について、この記事でお伝えできればと思う。

特徴

数々の仕様変更を経て
完成度を高めた08モデル

車両写真2005年に登場し、まだ4年目のFXDCだが、年式による変更点は驚くほど多い。少々細かくはあるが、中古車購入時の参考として記載しておくと、最初の大きな仕様変更は2年目の2006年モデルで行われた。ヘッドライトバイザーが無くなり、ミッションが5速から6速へ、フレームやスイングアームの剛性アップ、前後のアクスルシャフトも大径のものを採用。また、39mmから49mmへと太くなったフロントフォークはレイク角も見直され、リアタイヤも17インチ160mmへと変更された。それ以上に我々を驚かせたのが、他ファミリーに先駆けて、FXDCを含むダイナファミリーの全モデルがインジェクション化されたこと。2006年にこれほどの仕様変更が行われ、しばらくは落ち着くかと思いきや、2007年モデルでは排気量が1449ccから1584ccへ増大、FXDCのみの変化としては、それまでのキャストホイールからスポークホイールへと変更が行われた。

 

ダイナモデルにはほとんど採用されていない、タンクオンメーターとタンクコンソール上のイグニッションスイッチが採用されたのも2007年モデルから。そして2008年モデルではタンク容量が従来の18.2Lから19.3Lへと増やされている。登場から4年目のまだ若いモデルではあるが、矢継ぎ早にモデルチェンジが繰り返され、年々その完成度に磨きがかかっているのだ。

 

他のモデルとの違いについて紹介すると、ダイナファミリーの中でもっとも長いサスペンションが採用されているのがFXDとFXDC。ダイナファミリーだけではなく、ビックツインの全モデルを見渡してもスポーツ性の高さは群を抜いたものがある。また、同じクロームエンジンということで比較されがちなFXDLとの違いだが、前後サスペンションの違いだけではなく、FXDCはシリンダーなどがFXDと共通のシルバー、FXDLがブラックとエンジン部分の見た目の印象に違いがある。他にもハンドルやタンクコンソール、ホイール、ヘッドライト、バッテリーカバーなどFXDLとの違いは多い。価格的にはFXDLより10万円以上お得なのも見逃せない点だ。なお、今回の撮影用に借りたのは105周年記念の特別仕様車でカラーリングやシートは標準モデルとは違っているため、その点に注意いただきたい。

高い。

ハーレー・ディテイル

クロームが美しいTC96エンジン

ダイナファミリーでクロームエンジンを採用しているのはFXDCとFXDLのみ。シリンダーなどがブラックアウトされたFXDLのエンジンは人気が高いが、シンプルで上品なFXDCのエンジンカラーリングも魅力的。

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ハーレー・ディテイル

タンクコンソールのイグニッションスイッチ

タンク上のイグニッションスイッチは、ダイナファミリーではFXDCとFXDFにしか採用されていない。視線を落とせば目に映る豪華なタンクコンソールも、乗り手の満足感を高めてくれる嬉しいポイントだ。

ハーレー・ディテイル

スポーツに適した前後サスペンション

クロームの美しさが注目されがちだが、FXDCの前後サスペンションはFXDと共通で、ダイナファミリーでもっともスポーツ性が高いモノを装備。走りにも重きが置かれたバランスのいい装備がおごられている。

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ハーレー・ディテイル

ほどよいポジションのハンドル

肩幅より広く、ほどほどの高さの秀逸なハンドル。ゆったりとしていながら、スポーツライドの妨げにもならないのが素晴らしい(※ 写真のグリップはノーマルでは標準装備されていないグリップヒーター仕様)。

試乗インプレッション

イチバン走れるビックツイン
ハンドルポジションも絶妙

車両写真以前、FXDLに試乗した際にも「思ったより走るなぁ」と思ったが、FXDCは予想通りFXDLの上を行く走りを見せてくれた。車重や車格の関係もあって、国産のネイキッドやスポーツのような走り方は当然できないが、ビックツインの中ではかなり走る部類に入るだろう。重い車重に慣れてしまえば、そこそこのペースでコーナーをクリアすることも可能だ。FXDCと魅力が似ているFXDにはツインカム88時代にも乗ったことはあるが、以前に比べると格段に乗りやすくなっている。この走りやすさと安定感は、2006年にフレームとスイングアームが強化された影響が大きいのだろう。1584ccのエンジンから発生する溢れんばかりのトルクにも負けない、剛性が強化された骨格のおかげで初めての試乗でも思い切った走りを試すことができた。

 

車両写真フットポジションなどはダイナファミリー共通のミッドポジションだが、秀逸なのはやや幅広に感じるハンドルだ。ハンドル交換が珍しくないのがハーレーの世界であるため、このノーマルハンドルも交換されてしまうことが多いかもしれないが、捨てずに大事に保管しておくことをオススメする。肩幅より少し広く、肩の高さより低い絶妙なポジションは長時間の走行でも疲れを感じづらく、コーナー進入時にも不安は感じられない。スポーツ性の高さではFXDがFXDCの比較対象になると思うが、容量の大きいタンクと快適さを備えたハンドルのおかげで、スポーツ性だけではなくツーリング時の快適性の両方をバランスよく備えていると感じる。それに、クロームパーツが各所におごられ、見た目の満足感もあるのだから、FXDCは今以上に評価されるべきモデルだろう。

こんな方にオススメ

カスタムもスポーツも
楽しみたい人にオススメ

FXDCやFXDはダイナファミリーの中ではスタンダードなスタイルのモデルのため、FXDFやFXDLなどの強烈な個性を持つモデルの陰に隠れがちだ。後々のカスタムのため、スタイルで他のモデルを選ぶのであれば仕方がないが、そうでないのなら他モデルと一緒にぜひ検討してみて欲しい。ハーレーの中でこれほど走りを楽しめるビックツインはなかなかない。ただまっすぐ走るのも、個性的なスタイルを実現するのもハーレーの魅力なのは確かだが、バイクである以上、それなりにスポーツをこなせるモデルに乗る楽しみも体験して欲しい。他のハーレーでそれができないとは言わないが、ノーマルで購入してその日からスポーツが楽しめるFXDCの魅力は思った以上に大きいのだ。

プロフェッショナル・コメント

ハード過ぎず、エレガントさも持つ
私もオススメのモデルです

解説ディーラー FXDLのようなブラックとクロームのコントラストが綺麗なエンジンもいいですが、FXDCのようなシルバーとクロームのカラーは調和が取れていてエレガントな印象を受けます。ハード過ぎないエンジンカラーからFXDCに惹かれ、来店される人も多いですよ。ダイナの中では確かにもっとも車高が高いモデルなのですが、カタログ数値ほど足つきは悪くありません。足つきに不安がある方は一度店頭で跨ってみてください。予想以上に低いと思われるはずですよ。

 

FXDCに乗られている方の傾向ですが、スタイルを激変させるようなカスタムをする人は少ないですね。ノーマルのイメージを大事にしながらポジションを自分に合わせたり、クロームパーツを少しずつ増やしたり、とコツコツ触っていく人がほとんどです。ダイナで走りを求める方にはどちらかというとFXDの方が人気ですが、FXDCでも883のノーマルハンドルに変えれば、少しハンドル幅を狭くでき、スポーツ性がより高くなって面白いですよ。

バージンハーレー読者のカスタムハーレー01

ユーザーズ ハーレーダビッドソン

試乗もせずに買いましたが
後悔はまったくありません

2007年式FXDC 東京都/小泉さん

周りのハーレー仲間に影響され、ドラッグスターからの乗り換えです。ラバーマウントの揺れるエンジンが魅力だったのと、クロームエンジンの美しさからFXDCを選びました。FXDLより価格がこなれているのも嬉しかったですね。タンク容量が多く、結構走ることはFXDCを買った後に気づきました(笑)。購入してからもう1年半が経ちましたが、ノーマルパーツで不満を感じるところがほとんどないんです。周りの仲間はキャブレターモデルばかりですが、冬の始動性もよく、インジェクションでよかったな、と思っています。積載性だけ強化すれば、ほとんど不満がでないモデルだと思いますよ。

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ハーレー・ディテイル

[1]2007年モデルから採用されたタンクオンメーターがお気に入り。[2]年式によって違いがあるエンブレム。2007年以降のメダリオンタイプはシンプルで美しい [3]友人から譲ってもらったK&Hシート。タンデムライダーからの評判は上々。[4]タンデムでのキャンプツーリングが多いため、取り付けたシーシーバー。

バージンハーレー読者のカスタムハーレー02

ユーザーズ ハーレーダビッドソン

ポジションなどのカスタムで
小柄な私でも乗れるようになりました

2008年式FXDC 熊本県/ミワさん

このダイナが初めてのバイクです。購入時は、小柄(154cm)で非力なことから「車重が軽いスポーツスターを」と考えていました。でも、FXDL乗りの彼から『一番乗りたいものを自分に合わせてカスタムすればいい。スポーツとビッグツインはまるで違う』とアドバイスをもらい、一番乗り心地が好きなダイナを選択したんです。ストックの状態では最も車高の高いFXDCですが、エンジン周りや、タンク周りなどがお気に入りで、納車と同時に自分の体格に合わせ、カスタムを進めていきました。車重はすごく重たいのですが、とても扱いやすくなりましたね。今では毎週末に走るのが楽しみです。

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ハーレー・ディテイル

[1]リアサスを短くし、フロントもローダウン。取り回しの安心感は雲泥の差。[2]純正シートのあんこ抜きを行い、両端もカット。足つきを向上させた。[3]歯切れの良さと、低音のバランスからS&Sのスリップオンを装着。[4]手が小さく、純正ウインカーは操作しづらいため、ヘルプレバーを取り付け。

モデル詳細

flhxFXDC
ダイナ・スーパーグライド・カスタム

■サイズ=全長2355mm×全幅955mm×全高1200mm

■ホイールベース=1630mm

■最低地上高=153mm ■加重時シート高=680mm

■タンク容量=19.3L

■エンジン=TWIN CAM 96

■価格=192万9000円(モノトーン)

    196万円(ツートーン)

    203万円(105周年記念モデル)

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