VIRGIN HARLEY | ニューオーダーチョッパーショー 2nd レポート 特集記事&最新情報

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第2回ニューオーダー
チョッパーショー開催

イメージ2007年8月18、19日兵庫県神戸市にて、連日の猛暑にも負けない熱さを感じさせるイベントが開催された。昨年に続き開催された「NEW ORDER CHOPPER SHOW in KOBE 2nd」だ。カスタムショーの開催が首都圏のみに集中する中、このチョッパーショーが皮切りに地方開催のカスタムショーの動きが各地に広がり始め、大きな動きになりつつある。このショーの面白いところは、ただ地方で開催されたイベントというところだけではない。「チョッパーショー」と銘打っていることからわかるように“チョッパーだけが集まる”稀有のイベントなのだ。「チョッパーとは何?」という部分には個々人によって意見はさまざま。主催者側も「特別に定義するつもりはありません。思い思いのチョッパーが集まればいい」と話す。

 

そして2回目の今年は、各地のショップが情熱をかけ製作した思い思いのチョッパーが144台も集結した。展示されている車輌はハーレーだけではない。英車や国産シングル・4発などベース車輌はさまざま。ハーレーをベースにした車輌以上に一目を引くモノも珍しくなく、チョッパーと聞くと狭い世界を想像しがちになるが、幅広いスタイルの車輌を楽しむことができる。造り手の想いはさまざまでだが、訪れる人は純粋にカスタムバイクの美しさ、カッコ良さを楽しめばいい敷居の低いイベントであるのだ。当日の会場は昨年の3倍近い広さを誇り、出展車輌も1.5倍ほどに増え、チョッパーショーが盛り上がる勢いが感じられる。会場を訪れる来場者の姿を見ても、昨年以上にチョッパーショーの名は広がり始めているように見えた。タトゥーの入った若者だけではなく、カップルや年配の方々、幅広い層の来場者が来ていることが面白い。コアなファンだけではなく、一般のバイク好きまでも虜にするショーへと成長しているのだ。これは来年、再来年も盛り上がりも楽しみなイベントになるだろう。

一度もチョッパーを見たことがない人がいたなら、このショーを訪れればチョッパーのイメージが変わることは間違いない。誰もがイメージしやすいロングフォークチョッパーでさえそう。造り込みの微細さ、ただ迫力があり目立つだけではない美しさが見る者の心を打つ。1台の車輌製作にどれほどの手間と情熱を注ぎ込んだのか、スタイルの好みはひとそれぞれであるけれど、自分のその眼で全国のショップが力を注ぎ込んだチョッパーを見て何も感じないことはないだろう。チョッパーショーを訪れた、チョッパーをまったく知らない来場者から聞こえた印象的な言葉は「こういうコンパクトでカッコいいチョッパーもあるんですね」だ。巨大で長い、それだけではないチョッパーが見る人の驚きを誘っていたのも面白い。チョッパーである以前に単純にカッコいい、マニアではない人をもそう思わせる展示車輌が並んでおり、じっくり見ているとたちまちに時が経ってしまうのだ。難しいことは考えず、ただカッコいいバイクを見てあるがままを感じて楽しむ。それでいいのだ。

「ハーレーを楽しむ」が満載のイベント

来場者

13さん夫妻
愛知県県在住

去年は一人で来ました。会場も広くなって展示車輌も増え、見やすくなりましたね。会場の中が涼しいのが嬉しかったです(笑)。僕は実はバイクショップに勤めているのですが、いい刺激を受けました。英車や国産バイクをベースにした車輌も多く、ハーレーだけのショーより、こういうスタンスのショーの方が楽しめますね。

来場者

リョーさん
兵庫県在住

地元でこういうイベントが盛り上がってくれるのは嬉しいです。遠いところのショーはなかなか行けず、雑誌だけでしか車輌が見れませんでしたから。カスタム度合いもさまざまで、自分のスポーツスターのカスタムの参考になる車輌があったのが嬉しい。フルカスタムからライトなカスタムまでが見れるのがいいですね。

来場者

やっくん夫妻
愛知県在住

今回は車で来ちゃいましたけれど、夫婦でハーレーに乗っています。始まって間もないショーみたいですが、勢いがあります。来年はもっと展示台数が増えそうですね。気に入った車輌があれば写真に収めたいので、通路がゆったりしているのが嬉しい。暑いでしょうけれど、来年は自分たちのハーレーで走ってきたいと思います。

「ハーレーを楽しむ」が満載のイベント

敷居は低いイベントです
誰でも気軽に遊びにきてください

主催者/クラフトワークス松村さん開催期間中はバタバタと余裕がなく、皆さんが楽しんでくれたのかわかりませんが、出展してくださったショップの方、来場者の皆さん、どうもありがとうございました。出展台数も来場者も増え、このショーも定着してきたのかもしれません。チョッパーだけが集うショーと出展するショップの皆さんには間口が狭いかもしれませんが、訪れる人は敷居を低く、誰でも訪れるショーにしたいと思っています。どんなバイクに乗っていようと気軽に遊びにきて欲しいですね。来場してくださった方はわかると思いますが、チョッパーと言ってもスタイルはさまざまです。カスタムの度合いやかかった費用、ベース車輌が何か、なんてチョッパーかどうかに関係はありません。「チョッパーとは?」という点についても我々主催者側で定義するつもりもありませんから、訪れた皆さんがそれぞれに何かを感じて、楽しんでいただければ開催した甲斐があります。

 

来年に関しては日時や場所はまだ未定ですが、来年に向けてこれから主宰する仲間と相談して進めていきます。詳細は下記のホームページで発表すると思いますので、来年も開催されれば、難しいことは考えず遊びに来て楽しんでください。「チョッパーなんて大嫌いだ」という人も大歓迎です(笑)。

データ ピクチャNEW ORDER CHOPPER SHOW in KOBE 2nd 概要

好評を博した2006年の第1回に引き続き、開催会場を3倍の広さの神戸国際展示場に変更し開催されたニューオーダーチョッパーショー。開催2日間で連日続く猛暑ながら2500人を集めた。来年度の開催日時についてはまだ未定。

 

会場/兵庫県神戸市中央区港島中町6-11-1「神戸国際展示場 3号館」

開催/2007年8月18日(土)、19日(日)

URL/http://www.neworderchoppershow.com/