VIRGIN HARLEY | カジュアルさの中に機能を詰め込んだハーレー乗りのためのファブリックウェア 特集記事&最新情報

カドヤが提案するハーレー乗りの春夏ファッション
取材協力/KADOYA  文/佐賀山 敏行  写真/堤 晋一  構成/VIRGIN HARLEY.com 編集部
掲載日/2017年04月27日

夏のライディングはファッションに迷うもの。Tシャツで走りたいところだが、安全性を考慮すると躊躇してしまう。そこでメッシュやスリーシーズンジャケットの出番となるのだが、今季、とくに注目を集めているのがKADOYAのファブリックウェアだ。「革」にこだわる同社が、長い歴史のなかで培ってきたライダーのためのノウハウを落とし込んだファブリックウェアの数々は、どれもが逸品揃い。そのこだわりと品質を、じっくりと見ていきたい。

FABRIC WEAR ALL SEASON

「ライダーの正装」ともいうべき革ジャンにこだわり続けてきたKADOYAだが、近年、その支持を広げているのがファブリックウェアである。同社が長年追求してきたライダーの安全性と快適性は、当然ながら素材が革でなくても健在。それが高評価を得て、今では従来のKADOYAファンだけでなく、あらゆるライダーに注目されているのだ。

今回紹介するジャケットを見れば、その品質の高さは明らかで、たとえば同社が培ってきた、ライディングに最適な「ヘッドファクトリーパターン(HFP)」をファブリックジャケットにも採用。ベンチレーションシステムを採用したモデルも多く、カジュアルなデザインのなかに、ライディングウェアとしての十分な機能が持たされているのだ。

新たに本格的スリーシーズンジャケットをリリースするなど、今季、ラインナップはますます充実している。その魅力にぜひ触れてもらいたい。

「RIDE WORK PARKA」は、これまでのカドヤモデルとは一味違ったスリーシーズン対応のジャケット。デザインは最近の主流であるアウトドアテイストを盛り込んだものとなっていて、バイクを降りたあとも気兼ねなく着られるファッション性がポイントだ。しかしカジュアルながらも、派手さを抑えたシックなカラーリングや高い品質はKADOYAならでは。フードはベルトで束ねることができ、胸元には大きく開くエアインテークを装備、もちろん各種プロテクターを装着するためのポケットもあり、ライディングジャケットとしての機能は申し分なし。街乗りからツーリングまで、幅広いシーンで活躍してくれる一着である。

RIDE WORK PARKA

価格税込:2万3,760円
カラー:グレー×ネイビー、ブラック

胸部には大きく開くエアインテークを装備。走行風を効果的に取り入れることで、真夏でもジャケット内が蒸れることはない。存在感を主張するジッパーが、デザインのアクセントにもなっている。

左胸にエンブレムを配置。「NEW AGE」という言葉が、このジャケットがKADOYAの新たな可能性を切り開くことを示唆しているようだ。効果的に「革」を使っている点も流石!

背中に配置された大型エアダクトが、前面から取り入れた走行風をジャケット内に留めることなく排出。高い清涼効果を促している。パーツの切り替えをうまく利用したデザインにも注目だ。

ダブルスライダージッパーを採用しており、裾のたまりを上手く逃して、バイクにまたがることができる。また、ゴムコードによって裾を締めることができ、寒さの残る春や秋でも不満なく着られる。

肘、肩、脊髄プロテクター用のポケットを装備。さらに胸部プロテクターを装着することもできる。裏コーティングによって簡易的な防水機能を持っているのも、見逃せないポイントである。

大きく開く袖のジッパーは利便性を向上させるとともに、デザイン性をも高めている。また、ジッパー付きのポケットによって、走行中に物を落とす心配もない。細かな点でも、機能とデザインが両立しているのだ。

KADOYAの定番ともいえるスイングトップジャケット。まさに古き良き時代の象徴ともいえる一着だが、じつは同社では時代に合わせて各部をブラッシュアップしており、たとえばシルエットは現代風にタイトにされている。また、製品名のとおり、パターンはHFPを採用し、自然なライディングポジションが取れるのも特筆すべきポイント。ラフなスタイルながらもチェストプロテクターが装着でき、さらにエアインダクトを装備する。変わらないようで変わり続ける……進化を続ける名品である。

CRUISE RIDE-HFP

価格税込:1万7,280円
カラー:ブラック、レッド

背面両脇にエアダクトを装備。真夏のライディングでの快適性を高めている。袖のカフスはドット留めとなっている。

肩口にKADOYAのロゴが刺繍で入れられている。あえて生地と同色とすることで、存在感を絶妙にアピール。

襟はドッグイヤー・カラーとなっていて、スリーシーズンで快適に着用可能。ボタンがキャッツアイとなっている点にも注目だ。

街乗りなどでサッと羽織りたいときに活躍するカジュアルなワークジャケット。オーソドックスなシルエットで、車種やシーンを選ばずに着られるのが嬉しいポイントだ。注目すべきはその品質で、生地から縫製まで日本国内で生産している。ワークジャケットとしては決して安くはない価格設定だが、手にとってみればそのクオリティに必ず納得いくはず。ほかにも袖や裾のストラップはドット留めではなくボタン留めとするなど、とにかく細部のこだわりを見て欲しい。

ST-WORK χ

価格税込:1万8,144円
カラー:レッド、ブラック、グレー

シンプルな中にこだわりを詰めた「ST-WORK χ」。その最大の見どころは、縫製の細かさと、ボタン留めを採用した袖と裾周り。

ロゴは刺繍やワッペンでなく、あえてプリントを採用している。かすれ具合が絶妙で、ビンテージテイストを高めているのだ。

襟を立てると、ボタンで留めることができる。肌寒い季節には重宝するディテールだ。襟裏の縫製も注目したいポイントである。

RIDE WORK-SHIRT

価格税込:1万8,144円
カラー:ブルー、ブラック

細部にまでワークテイストを盛り込んだデニムシャツ。国内生産ならではのクオリティーの高さを持ち、カフス裏にもダイヤモンドステッチを施すこだわりは必見。背中にエアダクトを備え、真夏のアウターとしても最適だ。

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MC WORK JACKET

価格税込:1万4,904円
カラー:ブラック/レッド/ホワイト/ブルー、ブラック

胸にヴィンテージタイプのワッペンを配したシャツタイプのワークジャケット。大胆に配されたトリコロールカラーは、ハーレー乗りも思わず手に取りたくなるデザインだ。街乗り用としても、普段着としても使える汎用性が魅力である。他にラインが入らない黒無地も用意される。

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