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トランスファーチューニングDirect Linkの実力を知る
取材協力/モーターステージハーレーダビッドソン小山
取材・文・写真/田中 宏亮   構成/VIRGIN HARLEY.com 編集部
掲載日/2014年11月12日

ハーレーの性能を100%発揮するために

いくつものチューニング機器のなかから
自分に合った製品を選ぶことが大切

ここ数年でハーレーダビッドソンはすべてフューエルインジェクション仕様(以下 F.I.)となった。一方で、アメリカと日本の排ガス規制値の違いからハーレー本来のパワーを発揮できていないという弊害を現行モデル群は抱えている。性能そのものは以前に増してパワフルになっているが、実際の何十パーセントほどしか楽しめていないというのはあまりに残念。そこで昨今、注目されているのがインジェクションチューニングという選択肢なのだが、F.I.仕様の現行ハーレーの頭脳であるECMはそのままに設定を書き換える方法、またECMそのものを交換してしまう方法など、その種類は多岐にわたる。

 

今回紹介するモーターステージが取り扱うフラッシュチューナー『Direct Link』(ダイレクトリンク)はノーマルECMのセッティングを書き換える機器で、シンプルな設定と比較的安価なことから注目を集めている存在である。今回、そのダイレクトリンクを数多く採用している栃木県の正規ディーラー ハーレーダビッドソン小山の古谷野店長に話を伺った。

INTERVIEW

トラブルコードにも問題なく対応できる
順応性の高さも魅力のダイレクトリンク

古谷野店長がHDJ正規販売網の整備における最高位のタイトル『マスターオブテクノロジー』を取得するためU.S.トレーニングに赴いたのが2006年のこと。ちょうどインジェクション仕様のハーレーモデルが登場しはじめた頃で、今でこそハーレー全モデルがインジェクション仕様になっているが、当時はまだキャブレター仕様が主流だった。「U.S.講習でインジェクションモデルが登場したとき、“これからはコンピューターがセッティングを左右する時代が来るんだなぁ”と感心したものです」と話す。

 

「お客様によって好みは分かれますが、インジェクションモデルはセッティング次第でハーレーらしい味わい深さを出すことができます。ひとえにアメリカと日本の排ガス規制値の違いから、日本仕様はかなりパワーを抑えられているからですが、考え方を変えれば、好みに合ったトルクや鼓動にしてやれるわけです」

 

ハーレーダビッドソン小山では、ハーレー購入を決意して来店する方に実際のハーレーを知ってもらうため、まず目の前で現行モデルを始動させるという。そこで違和感を覚える人、また納車後に調子がイマイチだというオーナーの相談から、インジェクションチューニングについての具体的な説明を行なう。

 

「日本に入ってくる最新モデルはノーマルの状態で細かくセッティングされているため、エアクリーナーを換えたりするとそれだけでバランスを崩してしまいます。年式/車種/マフラー/エアクリーナー/希望の回転数と、これらの組み合わせにベストなセッティングにしてやれば、乗り味は大きく向上します。ただし、当店ではノーマル以外のマフラー交換は扱っておりませんので、そこはご留意いただきたいところですが」

 

ハーレーダビッドソン小山
店長 古谷野 一洋 氏

1973年生まれ/栃木県出身。長らくH-D正規ディーラーにメカニックとして勤務し、2006年にはメカニック最高の称号である『マスターオブテクノロジー』を取得。現在、ハーレーダビッドソン小山の店長としてハーレーオーナーを全面的にバックアップする。

モーターステージのダイレクトリンクによってチューンアップされたECM。外見は変わらないが、内部コンピューターのノーマルデータはそのモデルに最適な走りを生み出すデータへと書き換えられている。

今や主流となったインジェクションモデルに、チューニングは不可欠となっている。それに合わせてさまざまなチューニング用機器があるわけだが、そのなかでもノーマルのECMの中身を書き換えるフラッシュチューナー ダイレクトリンクを採用している理由はなんだろう。

 

「利点はいくつかありますが、もっとも大きいのはオーナーの皆さんが求めているパフォーマンスとそれに対する価格のバランスがちょうどいいところです。インジェクションチューニングは高機能なため、各バイクの仕様のデータは細かく作ってますが、どれほど多機能であっても使い切れないのでは意味がありません。“トルクアップしたい”“アイドリングを下げたい”というオーナーが必要としている最低限のパフォーマンスを引き出せるリーズナブルな製品として、当店ではダイレクトリンクをご提案しています」

 

そこで気になるのは、肝心のパフォーマンスだ。実際、使用前/使用後では乗り味はどこまで変わるのだろうか。

 

「その変化は顕著で、セッティング変更後に乗られたオーナーは“良くなった!”と声を揃えられます。ミッションを5速に入れて時速80キロぐらいで巡航すると、ダイレクトリンク使用後は走りに粘りが出てくるんですよ。また、ノーマルコンピューターをベースにしているので状況に応じた再セッティングが容易で安価なこと、さらにトラブルコードにも対応できるのは有り難いですね」

 

さらに、モーターステージではセッティング後2ヶ月ぐらいまでは、再セッティングの無償サービス期間を設けているという。モーターステージとショップがベストと思うセッティングになっていても、車両にも個体差があるのでオーナーが違和感を覚えることがある。こうしたフォローは心強い。

 

掘り下げればいくらでも可能性が広がるインジェクションモデルだが、多くのハーレーオーナーが求める“ちょうどいいところ”を引き出してくれるフラッシュチューニング ダイレクトリンク。ハーレー本来の乗り味を蘇らせるツールとして注目していただきたい。

ダイレクトリンクで書き換えられたECMを取り付けたら、実際の試乗でチェック。「以前と比べても走りに粘りが出てくる」と古谷野店長もその性能に太鼓判を押す。

PICKUP PRODUCT

気分に合わせてセッティングが変えられる
お手頃価格が嬉しいチューニング機器

ノーマルのECM内プログラムを書き換えるフラッシュチューナー ダイレクトリンクは、スクリーミンイーグル製スーパーチューナーと同等の性能を持ち、手早く書き換え作業が可能なうえ、ハード面での負担が小さいことから各種チューニング機器のなかでもリーズナブルな製品として知られる。再セッティングも容易で安価なことから、そのときどきで自分の好みに合った乗り味を楽しむことができるのだ。

 

ダイレクトリンクでの書き換えを行った際のデータを保管しておくUSBメモリー。年式/車種はもちろん、セッティングした際のマフラーやエアクリーナーの種類、そして設定データが記録されているので、オーナーは大事に保管しておかねばならない。

こちらは現インジェクションモデルのハーレーダビッドソンの頭脳であるECM。この本体はそのままに、日本の排ガス規制対応に合わされているデータを、本来のパワーを引き出してやれるデータへと書き換えるのがダイレクトリンクなのだ。

モーターステージが取り扱っている『67ラウンドエアークリーナーCOMP』。米S&S製ステルスステージIに合わせた6.7インチのフルカバーで、写真はクロームメッキ仕様。ほかに黒ツヤあり塗装、黒ツヤ消し塗装、黒リンクル塗装のパウダーコーティング仕様の計4種類が用意。

こちらがその本体となるS&S製ステルスステージI。XL(F.I.またはキャブレター用)、ビッグツイン(F.I.またはキャブレター用)、2008年以降ツーリングモデル用が用意されている。

『55ラウンドエアークリーナーCOMP』は同じくステルスステージIをベースとしながら、サイズは『67』よりもやや小さい5.5インチ仕様。写真のへアラインのほか、クロームメッキ仕様、黒ツヤあり塗装、黒ツヤ消し塗装、黒リンクル塗装のパウダーコーティング仕様と計5種類がラインナップ。

ビッグツインエンジンに装着された『55ラウンドエアークリーナーCOMP』。エンジン造形をしっかりと見せつけつつも、ビジュアル面で申し分ないフィット感とする。S&S製ステルスステージIがベースなので、性能も折り紙付き。

モーターステージの代名詞とも言っていいブラスマフラー Brass 76 Series 『76ストレート』。全長505mmとややショートサイズのシンプルデザイン仕様。

ハーレー乗りのあいだでも人気が高いスラッシュカット仕様の Brass 76 Series 『76スラッシュ』。定番スタイルとも言われるが、だからこそ長く付き合っていけるデザインでもある。

“タバコ”の名のとおりのスタイリングが魅力の Brass 76 Series 『シガー』。全長500mmというショートタイプで、76ストレートにはないエンドの形状が見どころとなる。

10Brass 76 Series 『スーパーブラス』は、ノーマルマフラーと形状が酷似しつつもそのサウンドで違いを見せつける。見た目ではない、音にこだわりたい人に選択肢としてオススメしたい。

1176スラッシュとはまた違ったモダンなデザインが魅力の Brass 76 Series 『テーパースラッシュ』。スーパーブラスと同様にサウンドをアピールしつつも、形状にアクセントを加えているところが心憎いポイントでもある。

12ハーレーの定番カスタムマフラーのひとつ Brass 76 Series 『フィッシュテール』。1960年代の雰囲気そのままに再現されたデザインは、ビンテージスタイルを目指すオーナーにぴったり。

モーターステージが扱うDirect Linkのプロショップ

澤田モータース

住所/愛知県岡崎市細川町石田61-10
TEL/0564-45-3800
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イッキュウモーターサイクルズ

住所/静岡県浜松市北区三ヶ日町三ヶ日964-1
TEL/053-525-2519
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オートステップHARA

住所/静岡県富士宮市前田町36-1
TEL/0544-25-5555
ウェブサイト >>

SHOP INFORMATION

業界屈指のアイディアマン率いる
大阪のカスタムパーツショップ

天神橋商店街のすぐ近くに会社を構えるモーターステージは、ハーレーをはじめとする各種モーターサイクルのカスタムパーツを制作するパーツメーカーである。またショップとしてハーレーカスタム、バイク販売、修理、車検もまじめに行っている。モーターステージの名を広く知らしめた真鍮製エキゾースト「ブラスマフラー」は、アイディアマンである代表の廿枝 正氏から生み出されたものである。

MOTOR STAGE

住所/大阪市北区東天満1-3-1ユーロハイツ東天満
TEL/06-6881-0688 (地図を拡大表示する
営業/10:00~19:00
定休/日曜、祝日

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