VIRGIN HARLEY | Rignise 力強いトルク感やハーレーの三拍子が味わえるエボリューションへのこだわり 特集記事&最新情報

    取材協力/リグニス  写真・文/モリヤン 構成/VIRGIN HARLEY.com 編集部
    掲載日/2013年10月21日

About Rignise

数多くの在庫を持つ大型店舗だから、
目で見て判断できる

愛知県の刈谷市にあるリグニス。大きな敷地にある大型店舗はパーキングも広い。オープンしたのは1999年で、元々はバイクグッズやパーツを数多く販売し、メンテナンスブースも充実した総合バイクショップだった。


現在力を入れているのは、アメリカから直輸入したエボリューション時代のハーレーダビッドソン。広いショールームには数多くのハーレーがプライスタグを付けられて展示されている。


驚くのは、そのどれもがコンディション抜群ということだ。年式に関わらず、まるで新車のようなバイクばかりが並べられているのである。さすがに初期エボやショベルのモデルは新車並みというわけにはいかないが、それでも驚くほど美しく、経年変化を感じさせないバイクばかりが取り揃えられているのである。


車両展示スペースの奥にはパーツや消耗部品、オイルなどのケミカル用品、そしてタイヤなどの販売コーナーがある。元々はパーツショップだったリグニスならではの気の効いた品揃えは、ハーレーに乗るライダー以外にも便利で助かる大きなポイントなのだ。

SHOP INFORMATION

リグニス
住所/愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5番地
TEL/0566-36-3737
FAX/0566-36-0799
URL/http://www.rignise.com
営業/日~木10:00~19:00
   金/土10:00~20:00
定休/水曜日・毎月第3火曜日(祝日は営業)

Rigniseのこだわり

リグニスオープン時からスタッフであり続ける
杉村店長に聞く

VH:オープン当初は国産メインの総合バイクショップだったと記憶していますが、いつから現在のスタイルになったのですか。


杉村店長(以下S):4年ほど前からですね。元々最初からスポーツスターをメインに中古車の販売やメンテナンスは行っていました。当時はスポーツスターカップというレースも盛んだったので、国産スポーツから乗り換えるお客さんも多く、その流れからだんだんハーレーの扱いが多くなっていったんです。それで、本格的に中古車を扱うなら、国内で流通している車両を仕入れるより、コンディションの良いアメリカからの輸入にスイッチしようと考えました。


VH:スポーツスターだけではなくビッグツインのユーザーが増えてきたということですか。


S:それも大きい理由ですね。僕らはユーザーの立場に立った総合バイクショップというマインドでお店を運営していますから、要望には答えないといけない。新車ならハーレーディーラーで購入すれば良いわけですから、僕らのやる仕事ではないわけです。

 

VH:どんな方法でアメリカから輸入しているのですか。

S:日本から現地にスタッフを派遣していますから完全に直輸入です。アメリカの買い取り業者や仲介業者を使わないので、そのマージンを大幅に削減できるシステムを持っているんです。我々の親会社であるプロトは、2002年にPLOT USA Incを設立しました。主な業務はロードホッパーの生産と輸出ですが、2009年より、リグニスのみで販売するハーレーの中古車買い取りも開始したのです。

 

VH:現地買い付けの大きなメリットはどこですか。

 

S:やはりそれは、コンディションの優秀な車両を選びやすいからですね。日本は寒暖の差が激しい国で湿度も高い。バイクのコンディションを維持するには厳しい国です。だから国内で新車登録されたハーレーの中古車は古いモデルになると程度の良いものが少ないのが現状です。特にエボリューション以前のモデルは、登録台数そのものが現行モデルより圧倒的に少ないですから、仕入れはアメリカからというのが必然でしたね。だから特に乾燥地帯で保管状態の良いものを中心に仕入れるように心がけています。ネバダやアリゾナ、カリフォルニアに保管されているハーレーは、とても状態が良いですね。

VH:エボーリューションモデルに乗る楽しさやメリットは何でしょう。

 

S:多くのライダーがハーレーに求めているイメージや乗り味、それがエボリューションモデルにあるから満足度が高いということではないでしょうか。力強いトルクやアイドリングの三拍子。アナログな外観など、ショベル時代から進化した完成系がエボリューションにあると思います。ショベル以前の旧車も、もちろん魅力的ですが、完璧なコンディションで走らせても、やっぱりその後に手がかかります。その点エボリューションなら製品精度的にも問題ないですし、リペアパーツの問題もまったくない。しっかりしたコンディションの個体ならトラブルも少ないという点も見逃せないですね。

 

VH:外観はわかりますが、エンジン内のコンディションはどう判断するのですか。

 

S:ビッグツインに関しては、買い取った車両のすべてのエンジンを完全に分解してフルオーバーホールしています。熟練のメカニックが作業して、クランクのバランスも正確に取り直しますから、組み上がったエンジンは、新車以上の精度と性能であると自信を持っています。スポーツスターに関しては完全オーバーホールという方式ではありませんが、走行距離の少ないコンディションの良い車両を現地で確認し、消耗部品の交換を経て市場に出すように心がけています。

 

VH:エンジンをオーバーホールするとは驚きました。その他にエボリューションモデルに乗るメリットや楽しさがあれば聞かせてください。

 

S:それはエボ時代にしか存在しないレアな限定モデルや、日本仕様にはなかった、アメリカ本国のカラーリングモデルが手に入るということでしょうか。110年にもなる歴史を感じながら、その時代のハーレーに乗るのは新車では絶対に味わえない、特別なことですよ。

 

リグニスで購入できる直輸入ハーレーは、すべて半年の保証が付いている。もちろん試乗車も用意されているので、エボリューションの走行フィーリングを確かめるのも容易だ。


現行モデルのハーレーよりも、少し古いエボリューションモデルに興味のあるライダーは、一度お店に出かけてみてはいかがだろう。

エボリューションの選び方

EVOの良いコンデションを見抜く秘訣

エボリューションを選ぶユーザーには旧車感覚はない。とはいえ、初期型はすでに30年近く経年していることを考えると、車両を選ぶ目は鍛えておかなくてはならないだろう。リグニスが輸入販売するモデルは、どれもコンディションが抜群で、エンジンのオーバーホールも終わっているものばかりだが、一般的にどんなポイントを見て選ぶべきなのか詳しく伺ってきた。

 

自分で中古車を探す場合も、愛車のコンディションを知る上でもプロの意見や判断は重要である。それは長く乗り続けるためでもあるが、もしかするとリセールバリューという意味でも大切なのだ。

 

スプリンガーフォークが採用されているモデルは、現行車にはない。

当時の限定車を手に入れる。これはデイトナ50周年記念モデルだ。

値段の高いオプションパーツが最初から装着されている場合がある。

後輪130幅のモデルこそ、ハーレーの王道と言えるだろう。

Check Point

スプリンガーモデルは、ベアリングやブレーキを良く見ること。

サビは細かくチェック。直輸入はスポークもニップルも問題なし。

オイルラインのホースなど、ゴム製品の劣化度合いをチェックする。

メッキの状態で、保管場所の環境が読み取れる。湿気は金属の大敵。

Rigniseのコンセプト

総合バイクショップという、
不変のコンセプトがリグニスの売り

ハーレーの中古車販売が主流になった現在でも、カワサキとスズキの正規ディラーであり、プロトが開発したロードホッパー直営店舗という位置付けは変わらないリグニス。また認定工場である事から、購入後の車検、メンテナンス、カスタムも安心して相談できる。VANCE&HINESなどのハーレーパーツも多数展示している。

 

リグニス
住所/愛知県刈谷市井ヶ谷町桜島5番地
TEL/0566-36-3737
FAX/0566-36-0799
URL/http://www.rignise.com
営業/日~木10:00~19:00
   金/土10:00~20:00
定休/水曜日・毎月第3火曜日(祝日は営業)


1994 FLSTN

車両価格:169万円

※2013年10月23日現在の情報です。

1998 FLSTN

車両価格:173万円

※2013年10月23日現在の情報です。

1995 FXSTSB

車両価格:195万円

※2013年10月23日現在の情報です。

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