「昔はよくバイクに乗って遊んでた」って話をお母さんから聞かされていたことから、ずっとバイクへの憧れを持っていました。初めてのバイクは16歳、250ccのビッグスクーターでした。原付から乗り始めようかと思ったんですが、「ちゃんと教習所で学べる普通自動二輪免許からにしなさい」とお母さんに言われたもので。まわりの友達はみんな原付で、一緒に走りに行くと私だけ馬力を持て余しちゃっていましたが、ビッグスクーターで走って回るのは楽しかったです。
そのバイクを購入したのが、地元のユーメディアでした。そのときから「バイクに囲まれた仕事って幸せそうだなー」って思っていて、そうしたら高校の求人にユーメディアの募集が出ていたので、すぐさま応募したんです。そして採用されることになりました。
ハーレーダビッドソン湘南に配属されたのは、入社してすぐのこと。はい、私が希望したわけではなく、会社からの辞令で、です。本当にビックリしましたよ! お店があることは知っていましたが、ハーレーのことなんてまったく知らないですし、自分とは無縁の存在だと思っていたので。何を聞かれても分からないし、見るからに大きくて重いから動かすのもおっかないし……。配属されてしばらくのあいだは、「大変なところに来ちゃった」って思っていました(笑)。
それでも毎日ハーレーに触れていると、だんだんと興味が湧いてきちゃって。ハーレーが大好きなお客様のお話を聞いているうちに、自分で乗ってみたい気持ちが強くなってきて、入社2年めには大型二輪免許を取得。その翌年、念願のハーレー FLSTC ヘリテイジソフテイルクラシック(2014年式)を購入することになりました。
そうしたら、それを見ていた母親も刺激を受けちゃったみたいで、国産バイクでリターン、そして大型二輪免許を取得して私と同じヘリテイジを購入しちゃったんです! 今では母子ふたりでヘリテイジ乗りなんです(笑)。
毎日いろんなハーレーを目にしているので、自然に自分の好みがわかってきたって感じです。一番印象的だったのが、お店(ハーレー湘南)でカスタムした湘南スペシャルのヘリテイジでした。一目見たときから「可愛い!」って。そのバイクは結局売れっちゃったんですが、購入を決意する前から「白いヘリテイジ」って決めていました。
カスタムも、その湘南スペシャルをそのまま再現してもらったものです。幅広いハンドルバーにもすっかり慣れちゃって、今ではノーマル仕様のヘリテイジを動かすのが怖いぐらい(笑)。左右2本出しのマフラーは、私だけのオリジナルです! このスタイルが気に入っているので、新たなカスタムメニューはまた浮かんできてから、ですね。
今まで一番遠くまで走ったのは、ユーメディア主催のスタッフツーリングで行った一泊二日の福島です。ツーリング向きなヘリテイジでロングランが楽しめたので、やっぱりこのバイクならもっとツーリングを楽しみたい!って思いました。だから、やっぱり快適性を高めるカスタムをしようって。お母さんも好みが一緒なので、ふたりのヘリテイジはこれからも似てくると思います(笑)。
ハーレーダビッドソン湘南での勤務が5年めに入って、最初の頃と比べてもそうですが、以前よりもいろいろなハーレー関連のご提案ができるようになってきました。特に女性の方が抱かれる不安について、お答えできることが増えてきましたね。
やっぱり、乗らなきゃわからない。
「足が着くかどうか」「重そう」という声が一番多いんですが、今では私がまたがるところまでご案内させていただいています。「大丈夫です、私が支えているので安心してまたがってみてください!」って言えるようになったんです。そうしたら、「これならなんとか乗れるかも」ってお客様の印象も変わるんです。それも、やっぱり私自身がハーレーに乗るようになって、経験したことが自信になり、それがお客様に伝わっているんだと思います。
だから、「ハーレーに興味があるんだけど、私に乗れるのかしら」って思っていらっしゃる方は、ぜひ私に会いに来てください! 体験も含めて、いろいろなご相談に乗らせていただきます!