VIRGIN HARLEY | 第10回 寒い冬を乗りきるには内側で勝負 ツーリング・ゼミナール 青木 タカオ

第10回 寒い冬を乗りきるには内側で勝負

  • 掲載日/2011年12月27日【ツーリング・ゼミナール 青木 タカオ】
  • 執筆/フリーライター 青木 タカオ

バイクに乗るには厳しい季節がやってきた。フェアリングがあるエレクトラグライドの場合、走行風を直接身体に浴びない分だけ、かなり厳しさを緩和できるが、それでもやっぱり寒い。寒さ対策は万全にしたいところだ。

ボクは高校生の頃からバイクに乗り始めたが、その頃の防寒なんかいま思えば酷いものだ。16歳で迎えた最初のウインターシーズンは、とりあえず薄っぺらい粗悪なレザージャケットをアメ横で買ったが、基本的には普段着のままで、できることと言えばセーターを重ね着するくらい。バイク用の防寒着があることさえ知らなかったし、体温を失わないためには襟元や袖から入る冷たい風を遮らないとならないことなど考えもしなかった。やっぱり若くて元気だったんだろう、薄っぺらい革グローブで指先が凍傷寸前になろうが、使い捨てのカイロがまったく効果なく身体の震えがとまらなくても、ただただ我慢してバイクに乗った。雨の日だって、ろくなカッパは持っていなかったから、ズブ濡れのまま走った。

青木タカオさんの写真

ボクが愛用しているのは、アールエスタイチのもの。写真は手軽に着れて、保温力抜群の ダウンベスト RSU973。

すっかり身体がなまったいまでは、そんなことはもうできない。あんまり大袈裟な格好ではハーレーには似つかわしくないから、なるべくスマートなスタイルでバイクにも乗りたいが、寒いのはやっぱりイヤだ。厚手のしっかりとしたウインタージャケットを着込み、オーバーパンツまで履く次第。もちろん、襟元も袖口もしっかり防風。20年前の自分が見たらどう思うだろうか、完全な防寒対策で、ずいぶん弱腰になったものだ。

青木タカオさんの写真

RSU974 ダウン インナージャケット は、見た目もオシャレで部屋の中でも重宝する。

その決め手はインナージャケットにある。数年前までは無縁であったが、雑誌の記事を書くのにその効果を知り、それ以降、冬場には欠かせないものになってしまった。生地は薄いが、防風効果は万全で身体の体温を逃がさない。薄手のものなら無用なときはコンパクトにたためるから、カバンの中にしまっておいてもいいし、エレクトラグライドならトップケースやサドルバッグに入れたままにしておけば、春や秋も大活躍する。

青木タカオさんの写真

汗などの水分で発熱・保温する、吸汗・発熱素材ヒートジェネレーター採用の フルフェイスマスク RSX134 もある。

若かりし頃はアウタージャケットが絶対で、中に着て人に見えないインナーなどに金が払えるかと思っていたが、それは大間違い。ボクのようなケチなやつでも、インナージャケットにはお金が払える。その効果をまだ体感していない人は、ぜひ今季より試してみて欲しい。

プロフィール
フリーライター
青木 タカオ

バイク雑誌各誌で執筆活動を続けるフリーランス。車両インプレッションはもちろん、社会ネタ、ユーザー取材、旅モノ、用品……と、幅広いジャンルの記事を手がける。モトクロスレースに現役で参戦し続けるハードな一面を持ちつつも、40年前のOHV ツインや超ド級ビッグクルーザー、さらにはイタリアンスクーターも所有する。

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