VIRGIN HARLEY | ハンドル編 ハーレーカスタムガイド

ハンドル編

  • 掲載日/2010年10月04日【ハーレーカスタムガイド】
  • 執筆/NEO GARAGE 佐川 友太氏
    ※この記事は過去にアップされたもので、2010年10月4日にリライトしました。
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ビジュアル面と機能面の両方を左右するハンドルカスタム。その基礎知識を知っておけば、今後のカスタムに役立つ。

人気が高いハンドルカスタム
まずは大事な基礎知識を解説

ハンドルバーの交換カスタムは、ハーレーカスタムの中でもとりわけ人気の高いメニュー。その最大の理由はスタイリングで、ライディング時のフォームはもちろん、バイクだけを見たときでも「あ、このハンドルに換えたんだ」と気づいてもらいやすい部分だと言う点がある。また交換そのものも比較的手軽であることも付け加えられるだろう。しかしこの部位を交換することで、それまでの乗り方や乗り味がまったく異なるものになるという点を忘れてはいけない。今回はそんなハンドルカスタムについて、基本的な部分を解説していきたい。

カスタムのキモともなるハンドル交換。自身のバイクライフを明確にイメージしよう

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やはり走行時のバランスは大切にしたい。自分が気になるハンドルを取り付けたらどうなるか、想像力勝負だ。

ハンドルはバイクを操作する上でとりわけ重要なパーツ。ここをカスタムするということは、バイクの操作性に大きな変化を与えることにつながる。なぜならばバイクが走行する際、ライダーを支えているのは[ハンドル][シート][ステップ]の3ヶ所で、このうちの1ヶ所を換えるからには当然全体のバランスにも影響を及ぼす(下記画像およびキャプションを参照)。比較的容易にカスタムできるポイントである反面、走行バランスの中でも大きな役割を担っていることを知っておきたい。

そのハンドル交換における基本的な違いをオサライしよう。

・ハンドルバーの幅や高さの変更
・ハンドルの形状によるバランスの変更
・ハンドルを含む荷重ポイントとライディングフォームの変更

上記の3点が、ハンドルカスタムを行った際の変更点だ。例えばスポーツスターの場合、883ccモデルと1200ccモデルによってハンドルの幅や形状は違っており、さらに同排気量モデル内でもかなり異なっている。メーカーが取り付けているノーマルハンドルバーというのは、車両の排気量やパワー、走行状態を計算した上で設定されている。そこにさらに、オーナーの体型や体重といった追加要素が加味されるので、交換カスタムをすればその変化は顕著だろう。ハーレーの場合、カスタムの多様性からハンドルバーの種類も豊富なため、乗り味は千差万別。それらすべてをデータ化するのは不可能なわけで、そこで重要になってくるのは「自分がどんなハーレーライフを楽しみたいのか」という点をイメージすること。ハンドルから未来のフォルムを固めていくのもカスタムの面白さだ。

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ハンドル・ステップ・シート
体を支える3つの重要なポイント

「ハンドル」「ステップ」「シート」と、この3点が人体を支えるバイクの重要なポイント。ハンドルのパターンとステップ位置で荷重ポイントが変わるので、シートは最後。まずどういうスタイルを目指すのか、それが如実に現れる重要なポイント、それがハンドルだ。
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ハンドルの幅は千差万別!
ここ次第でフォームも変わる

ノーマルとその他のハンドルバーを比べただけでこれだけ違う。まずはノーマルバーを基本形として、一度自分のハーレーライフに合ったライディングフォームを検証し、その上で自分にもっとも適したスタイルに近いタイプを試していくのがいいだろう。
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力の入り方がまったく違ってくる
ハンドルの形状にも着目しよう

例えばナローバーとドラッグバーを見比べると分かるが、形状によって腕からハンドルへの力の伝わり方がまるで変わってくる。スタイリングか、機能性か。乗り味も根本的に違っているので、形状だけで判断せず、こうしたポイントにも注意しよう。

ハンドルのタイプによってライディングフォームが変わる!

現在までのハーレーに採用されているホイールの形状は、「スポークホイール」、「キャストホイール」、「ディッシュホイール」の3種類に分けられます。

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XL1200R
ノーマルハンドルバー

もっともシンプルなフォーム。アメリカ人の体型を基準に考えられているものの、そこはスポーツスター、日本人の平均身長と同じ173センチのライダーでジャストフィット。
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H-D純正
ミニエイプ・ハンドルバー

ライダー本人は「さほど疲れることはなかった」と言うが、やはり腕の位置が高いので、個人差が出てくるだろう。体型に合うようであれば、これはこれで面白いスタイルだ。
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TRAMP CYCLE製
ストレートライザー&ドラッグバー

正面から見ると腕が中央に絞られており、ハンドル位置が前なので体全体が前に引っ張られる感じになる。独特のフォームは見る者を惹きつけるが、そこは自分と応相談。
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スポーツスターにエイプバー……そんな取り組みだって、全体のバランス次第で大いにアリだ。

定番から意外性まで楽しめる
だからこそ知っておきたいハンドルのタイプ

前述したとおり、自身のバイクライフのイメージ次第で選ぶハンドルバーが決まってくると言える。例えばスポーティなフォルムのバイクにエイプバーを取り付けてしまうと、当然バランスは大きく損なわれてしまう。もちろん「ドラッグスタイルだからドラッグバーに」という定番スタイルからあえて外してみる、といったカスタムへの挑戦も面白いが、これは経験を要すると言える。そこで重要となるのが、“どんなタイプのハンドルがあるのか”ということ。以下に大きくタイプ別に分けてみた。

タイプ別ハンドルバー

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    ドラッグバー

    直線オンリーでの速さを競うドラッグレースに出場するマシンのハンドル形状から生まれたタイプ。ハンドル幅は狭く、形状もいたってシンプル。ドラッグスタイルはもちろん、チョッパースタイルに用いられているケースも見受けられる。
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    エイプバー

    ライディングフォームが「猿が木にぶら下がっている姿に似ている」ことが由来のタイプ。チョッパースタイルのみならず、大柄なスタイルにしたい人が好むバーだ。ハンドル高もさまざまで、肩ぐらいまでのものから万歳をしているようなものもある。
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    チョッパーバー

    エイプバーと比べるとグリップ部分が内側に絞り込まれているタイプを指す。その分操作性も若干難しくなっているが、フリスコスタイルと呼ばれるタウンユース型カスタムに取り入れられることが多い(幅が狭いのですり抜けに強い)。こちらもハンドル高はさまざま。
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    Zバー

    ご覧のとおり、アルファベットの「Z」の形状をしているタイプで、ハンドルバーの中でも特異で奇抜なスタイルが特徴。個性が強いので、ハマれば目立つこと間違いなし。プロのカスタム車両にも見かけることが多く、センスが問われるタイプと言っていいだろう。
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    ライザーバー

    車両本体とハンドルバーを結ぶライザーが一体型になったタイプ。エイプバーやチョッパーバーに近しく、ハンドル高がさまざまなことと、チョッパーカスタムに多用される点がポイント。そしてカスタム次第でバランスが変わってくるので、こちらもセンス次第。
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    セパハン

    正式名称は「セパレートハンドル」で、一本の棒ではなく左右に分割(セパレート)されていることがその名の由来。ロードレースやカフェレーサーと言ったスタイルに用いられる前屈姿勢型のハンドルで、ハーレーでは珍しいスタイルと言える。

タイプ別ライザー

ハンドルそのもののバランスを変える
ライザー選びのためにタイプを知ろう

ハンドル交換時にセットで考えておかなければいけないのがライザーだ。ライザー一体型バーには無縁の話だが、ここのアイテム選びでもバランスを調整することができる。またハンドル周りのルックスにも影響を及ぼすので、重視しなければいけないポイントだ。

ハンドルの画像
【左上】ショーティーライザー 【右上】プルバックライザー 【左下】プルバックライザー 【右下】ドッグボーンライザー

写真で見る。ハンドルバーの形状アレコレ

ハンドルの画像
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走行の画像
やっぱりバイクは気持ち良く走れてナンボ。理想のスタイルに合うハンドルを探す旅路に出よう。

スタイルから乗り味まで決定づける
重要な部位ハンドルを使いこなせ

くどいようだが、カスタムの第一歩であり重要な役割を担うハンドル交換カスタムにおける重要なポイントは、“完成形をイメージすること”にほかならない。ハンドルを換える = ビジュアルと機能面に影響を及ぼす、すなわち両立が難しい2つの要素を成立させなければならなく、そこに求められるのはカスタムセンスであり、理想の完成形ということになる。

ハーレーダビッドソンというバイクゆえ、どうしてもビジュアル面を重視してしまうところだが、“走って楽しい”というバイク本来の遊び方を損なってしまっては本末転倒。ある意味カスタムの醍醐味であるわけだが、避けては通れないカスタムの世界を味わう旅へ出てみてほしい。

講師
佐川 友太

ハーレー用カスタムパーツ専門のディストリビューター「ネオファクトリー」の直営店「ネオガレージ」に勤務するフロントマン。ハーレーのカスタムに関して、適切なアドバイスをしてくれる知識豊富な

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