VIRGIN HARLEY | 1988年式 FXR フルカスタム

1988年式 FXR

  • 掲載日/2013年04月11日【フルカスタム】
  • 執筆&撮影/モリヤン
1988年式 FXRのフルカスタム画像
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カテゴリーにこだわらず
自由に走ってほしい

初期のエボリューションモデルには、シンプルな車種が多かった。FL 系には FLHT がスタンダードとしてラインナップし、XL 系にはシングルシートの 883 がベーシックモデル。そして FX 系には FXR 。数年後に発表されるダイナフレーム以前のモデルには、今も根強いファンがいる。彼らは熱狂的ではないが、フランクに付き合えるビッグツインとして、旧タイプの FX をリスペクトしているのだ。

シウンが仕上げたこの FXR は、そんな時代を知るハーレー乗りには、どストライクなシルエットではないだろうか。

少し伸ばしたフロトフォークに長めのライザーをセット。ハンドルはドラッグバーでライダーの肩幅を少し上回るほどだから、都会を流すのに好都合だ。アップライトなポジションをより軽快に演出するために、マフラーもアップ。そうそう、以前はこんなハーレーがたくさんいた。気取らないファッションで自由に走る。あまりバイクは磨かないけれど、メンテナンスはしっかりやる。実はお気に入りのペインターに頼んでフレイム塗装してもらったガソリンタンク、人には言わないが宝物なのだ……。

おっと、このカスタムを見ていたら、気持ちが 20 年ぐらいタイムスリップしてしまった。なんだか懐かしいのである。現代において、そんなテイストでバイクを仕上げる松村氏に話しを聞いてみた。

「若い世代がね。80 年代から 90 年代の写真に食いつくんですよ。“ちょっとダサイかな”ぐらいのカスタムというか、ガレージチョッパーみたいなやつにね。僕らは普通に見過ごすような感じでも、若い彼らには新鮮なんだね。バイクって、古いとか新しいとかじゃないし、チョッパーって何なの?という問いに実は答えなんかない。まぁ僕は僕の答えがあるんだけど、それはビルダーとしての答えだからね」

これはどこから見ても FXR である。当時のノーマルハーレーが持っている少し男臭くて油くさいムードや、それを乗りこなすライダーの人柄まで想像してしまいそうな、人間味溢れるカスタムだ。それは懐かしくもあるが、実はライダーがオートバイに求めている不変のイメージを表現しているようでもある。

1988年式 FXRのフルカスタム画像

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カスタムの詳細をチェック!

1988年式 FXRのフルカスタム画像
フロントフォークは2インチオーバー。ノーマルのホイールサイズはトレール成分が少なめの FXR 。フロントもアルミリムの 21 インチとして直進安定性を増やしている。
1988年式 FXRのフルカスタム画像
ライザーは 9.5 インチのプルバックタイプで、そこにドラッグバーをセット。あまり手首の下がらない当時のムードを表現している。ブラックに塗られているところもいい。
1988年式 FXRのフルカスタム画像
ガソリンタンクはノーマルで、鮮やかなフレイム塗装されたもの。ハーレーダビッドソンのエンブレムも何もないところが、また良い雰囲気を醸し出している。
1988年式 FXRのフルカスタム画像
タックロールの入ったノーマルシートをベースに、後部を少しシェイプしたシルエットに変更。この時代のノーマルシートは独特の味わいがあり、捨てられない一品である。
1988年式 FXRのフルカスタム画像
マフラーはシウンオリジナルのハイパイプを艶消しブラックに塗装。FXR の持つやんちゃで軽快なイメージを、さらにスープアップさせるスタイルとなった。
1988年式 FXRのフルカスタム画像
リアサスはプログレッシブの 11.5 インチ。リアディスクローターはスチールのプレーンタイプと、当時のムードを壊さぬパーツ選択がなされている。
SHIUN CRAFT WORKS 写真
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