VIRGIN HARLEY | 1960年式 XLCH フルカスタム

1960年式 XLCH

  • 掲載日/2011年10月20日【フルカスタム】
  • 撮影/磯部 孝夫  執筆/HOTBIKE japan 編集長 池田 伸
    本記事は HOTBIKE japan vol.121 にて掲載されたものです
1960年式 XLCHのフルカスタム画像
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稀代の偏執狂が生み出した
悪趣味とハイセンスが融合したディガー

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へんしゅう-きょう 【偏執狂】

ひとつのことに異常に執着し、病的な態度を示す人。モノマニア。偏狂。へんしつきょう。(大辞泉より)

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NEW ORDER CHOPPER SHOW の地元・神戸で鬼才ぶりをいかんなく発揮するビルダー ボヘミアン岡田を偏執狂呼ばわりしても、異論をはさむ人はいなかろう。神戸の鬼才が 5th NEW ORDER CHOPPER SHOW のために組み上げた 59 アイアンスポーツを搭載するチョッパーはご覧のとおり、期待にたがわぬ偏執ぶりがいかんなく発揮されていた。

ショップのストックヤードに長年埋もれたフレームに、どこのものかは不明という極細パイプの貧弱なガーターフォーク、フロント16インチ/リアは XLCH の純正18インチホイールをセットアップ。20年近く前にアメリカのスワップミートで手に入れて以来、温存していたドラッグレーサーのフューエルタンクがとどめを刺す。

フェアバンクスのマグネットを装着したショベル4カムモーターは、少しばかり始動に手こずるも、エンジンに火が入るといたって快調。世界で初めてフラットバルブによる可変ベンチュリーを採用したレクトロンキャブは調整の難しさにも定評があるが、このモーターはいたって扱いやすい。取り回しではふらつく車体も走りだしてしまえば安定し、大阪の湾岸工業地帯をしばし走りまわった。

あえて傷つけたりサビさせて古く見せる手法を“パティーナ”というらしい。フレームとリアフェンダーに施された古びたペイントも、割れたり剥げかかって黄ばんだタンクのデカールも、すべて作り込んだパティーナ。いやはや日本人の天才ぶりに世界もビックリ。どこぞの政治家が言う COOL JAPAN は知らないが、ことハーレーのカスタマイジングにおいて、間違いなく日本は世界最先端の COOL な国家である。

1960年式 XLCHのフルカスタム画像

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偏執狂的なオールドパーツのストックから、ハイセンスと悪趣味の融合でセレクトして組み上げたアイアン・ディガー。バレル・オイルタンクも年代不明。リアサス、フリスコフェンダー、シート、マフラーはナイスのオリジナル。ガーターフォークにはリアサスを改造したサスペンションをセットしている。
SHOP INFO.
住所/神戸市中央区琴ノ緒町1-6-7
Tel/078-291-0999
定休日/無休

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