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ショベルのパーツ流通について ショベルヘッドが生産されていたのは1966年〜1983年。最終型のモデルでも発売からもう25年も経ってしまっています。これだけ古いモデルのパーツの供給がどうなっているのか、について今回はお話しましょう。結論からお話すると、ショベルのパーツ供給はまだまだ問題ありません。ショベルも古いモデルになると純正パーツの欠品が出始めていますが、純正パーツを補修すれば、まだまだ現役で走らせることが可能というのが現状です。
しかし、最近は何十万kmもエンジンを触らずに走れてしまう車もあり、オーバーホールやボアアップ時にシリンダーごと交換する例も多くなってきて、内燃機屋さんの仕事が激減しています。そのため、後継者が育たず、腕のいい職人の高年齢化が進んでいます。彼らが続々と仕事を引退してしまうと…特殊な技術が必要とされるボーリングなどを依頼できるところが無くなってしまうかもしれません。内燃機屋さんが減ってしまったら…エンジンパーツが簡単に手に入らない旧車乗りは困ってしまうことでしょう。自分でボーリングなどをやってしまうショップもありますが、内燃機は特殊技能です。メカニックが片手間にできるような作業ではありませんから、私は必ずプロに依頼しています。腕のいい内燃機屋さんが今後もたくさん残ってくれることを願ってやみません。 将来のパーツの心配をするより
ボルトやナットは純正品以外でも品質は悪くありませんが、下手にボルトなどを新しいモノに交換すると、それだけで調子を落としてしまうことがあるのでココは要注意です。例えば、腰下に取り付けられているクランクの位置を決める3本のボルト。長さが合えばどんなボルトを使っても良さそうに思えますが、3本のボルトのうち1本だけを交換したり、適当に締めたりするとアライメントが狂ってしまうのです。何気ない部品でも重要な役割を果たしていることがあります。その辺りに気を遣わず、やたらとパーツが交換されている車輌も多いので、パーツの供給に不安を感じるよりも「今ついているパーツは大丈夫か?」の方に気をつけた方がいいかもしれません。 品質がいいモノもありますが… 社外品にこだわらなくても、ウチではお店でストックしているパーツも結構ありますし、オークションを使えばパーツの入手に困ることもまだありません。どうしても手に入らないパーツがある場合は、海外の知人のネットワークを辿れば、思わぬところで見つかることもあります。先日、アメリカの知人にパーツ探しを頼んだらデンマークで見つかったことがありました。インターネットでモノ探しが簡単にできるようになりましたが、最後に役立つのはマニア同士のネットワークだった、ということも珍しくありませんね。
ここまで「社外はダメ」という話ばかり書いてきましたが、純正以上の品質を誇るパーツも当然あります。RKエキセルのチェーンは純正以上の品質なのです。なかなかチェーンは伸びず、そのためスプロケットもなかなか減りません。チェーンについては純正にはまったくこだわりませんね。ショベルなどの旧車に乗る人たちは、修理の際に純正パーツにだけこだわることはだんだん難しくなってくるでしょう。ただ、できるだけ純正パーツを活かしてやってください。それくらいの耐久性が個々のパーツに持たされていますし、それだからこそ発売から何十年も経ったハーレーが元気に走り回っているのです。 |
![]() 松本 雄二 58歳。1971年よりハーレーに関わり“超マスターオブテクノロジー”と称されるほど、その技術力の評価は高い。複数のディーラーを経て「ハーレー屋まつもと」をオープンさせ、日々ハーレーの修理にいそしむ。なお不正改造車、マフラーのウルサイ車輌は触ってくれないので注意! |