2000 FLSTF
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2000年FLSTFをベースにビンティッジスタイルを演出。遠目に見れば、これがツインカムだとは簡単には気付かないだろう。
ハーレーダビッドソンの 2013年モデルが発表され、最近の話題はそればかりな感じですが、ここでもそのトピックス「110周年アニバーサリーエディション」について触れたい所存です。それにしてもハーレーって110年も前からオートバイをつくっているなんて「本当かよっ!?」ってツッコミたくなるぐらい驚愕です。1903年といえば日本はまだ明治時代で、日露戦争が起きる前の年。ライト兄弟が初の動力飛行に成功した頃だから、もはや社会科の教科書で見た時代。ちなみに同じアメリカの自動車メーカー、フォード・モーター社が設立されたのも同じ年で、ライバルのインディアンモーターサイクルにいたっては1901年に米国初のモーターサイクルを発表しているから、恐るべしアメリカのモーター文化! ヨーロッパでは 1880年代からベンツやピジョーあたりが四輪車を製造しており、その頃のアメリカでは蒸気で走るモーターサイクルがつくられていたそうです。

メディア向け試乗会では FXDC と XL1200C の 110周年記念が登場。その2台に注目が集まりました。写真は 2013XL1200C ANV。
創業以来、数々の名車を世に送り出してきたハーレーダビッドソンですが、その代名詞ともいえるV型2気筒エンジンは創業後わずか6年の 1909年には登場しており、現在空冷モデルで採用される OHV の吸排気バルブ機構は 1936年のナックルヘッドで誕生。現在に至るまでもちろん部品の精度や材質、細部の見直しは幾度となく繰り返されてきましたたが「OHV」「Vツイン」という基本構成は変わることなく、独自の路線を貫き通してきた誇り高きオートバイメーカーであります。

七宝焼きのバー&シールドをあしらった鍛造ソリッドブロンズ製メダリオンなど、専用装備を持つ 110周年アニバーサリーエディション。
さて、2013年モデルで 110周年アニバーサリーエディションが設定されるのは、FLHTK103 エレクトラグライド ウルトラリミテッド、FLHR103 ロードキング、FLSTC ヘリテイジソフテイルクラシック、FLSTFB ファットボーイロー、FXDC スーパーグライドカスタム、スポーツスター XL1200Cの全6機種で、各モデルとも千数百台の限定生産とのこと。日本に入荷されるのは 10パーセントにも満たないでしょうから、レアモデルとなるのは必須。欲しい人は早めに予約する必要がありそうです。

専用のツートーンシートが採用されるのも 110周年アニバーサリーエディションならでは。座り心地がいい、ワンランク上の装備だ。
110周年アニバーサリーエディションでは、すべての車両にシリアルナンバーが配され、専用のエンブレムやタンクメダリオン、ツートーンカラーのシートなど限定モデルならではの特別装備を持ちますが、その詳細は VIRGIN HARLEY.com の特集記事 のとおり。各種ともセキュリティシステムとスマートサイレンを備える豪華仕様になっています。

そして先日、HDJ の広報車として入荷したての FLHTK103 エレクトラグライド ウルトラリミテッドにいち早く乗ってきた。細部に至るまでプレミアム感タップリ!
節目となるタイミングに記念モデルを登場させるのはハーレーの伝統でありまして、記憶に新しいのはカンパニーの創業 100周年を祝った限定カラーを全モデルに導入した 2003年モデルや、2008年の 105周年アニバーサリーカラー。2006年にはダイナファミリーの誕生 35周年を記念した FXDI スーパーグライド、スポーツスター生誕 50周年を迎えた2007年には XL50 が限定車として売られました。
ボク個人としては、今回の 110周年カラーは落ち着いた雰囲気で、105周年や 100周年モデルよりも人気が出そうな予感。富士スピードウェイでおこなわれたプレス向け発表会でFXDC と XL1200C、その後に FLHTK103 に試乗しましたが、見た目だけでなく専用シートの座り心地がとてもイイ感じです。

CVO のニューモデル、FXSBSE CVO Breakout (ブレイクアウト)。日本上陸はまだ先だが、予約は順調に入っているとのこと。
あっ、そうそう。2013年モデルでは FXSBSE CVO Breakout (ブレイクアウト) という CVO のニューモデルがラインナップに加わりましたが、HDJ 正規販売網では実車を見る前から予約が順調に入っており、大好評とのこと。110周年記念モデル同様に、早い者勝ちの状態になっているそうです。さぁ、迷っている時間はありませんよ! あれ……!? H-D ディーラーの営業みたいなオチになってしまいました。

バイク雑誌各誌で執筆活動を続けるフリーランス。車両インプレッションはもちろん、社会ネタ、ユーザー取材、旅モノ、用品……と、幅広いジャンルの記事を手がける。モトクロスレースに現役で参戦し続けるハードな一面を持ちつつも、40年前のOHV ツインや超ド級ビッグクルーザー、さらにはイタリアンスクーターも所有する。
2000年FLSTFをベースにビンティッジスタイルを演出。遠目に見れば、これがツインカムだとは簡単には気付かないだろう。
04FXSTをまるでスポーツスターのように仕立てたこのマシン。WCCのストレッチタンクにコズミック製10”ライザーでジャパンドラッグ独自のフリスコスタイルを提案。
ベースとなった05FLSTCの重厚な雰囲気はどこにも見当たらないこのマシン。走りを重視し、大幅なモディファイは加えられていないものの、ボバーテイストを持つ粋なカスタムに仕上げられている。
秀光さん率いるチョッパーのアイコンと言っても過言ではないオリジナルトライクの登場だ。もちろんノーヘルで走行OK。
独国、THUNDER BIKEのコンプリートマシン。ブラック&ゴールドのカラーリングと各部のクロームがマッチしたクリーンなカスタムだ。
ベースは03ナイトトレイン。ソリッドなブラックモーターの持ち味を最大限に発揮するモディファイが加えられている。
07ソフテイルカスタムをベースにモディファイ。ロングツーリングによく出かけるという女性オーナーのために走りを重視したメニューをチョイス。
独国、HARDCORE CYCLESのコンプリートマシンをバッドランドがブラッシュアップ。フロントエンド、スイングアーム、ベルトキット、シートなど本国でラインナップされるモノ以上のごだわりが散りばめられたハイエンドマシンに仕上がっている。
ストックのシルエットが保持されるが、その実緻密な計算が潜む07FXSTD。「300タイヤでワインディングを楽しむ。
7回目の出展となる山梨県のビッグマシンは、NCマシンを駆使した自社開発のビレットパーツでお馴染み。今回は走行性能に特化する2台をエントリーさせた。
ハーレーダビッドソン名古屋が手掛けた2012年式 FLDのフルカスタム車両をご紹介。世のカスタムビルダーが本気で手掛けたハーレーは、一般のそれとは一線を画する圧倒的な完成度を誇ります。そんな一流のカスタムハーレーを、ディテールにも注目しながらクローズアップ!
2012年式 FXSに乗るいいかんべ~さんの自慢のハーレーを紹介します。「自慢のマイハーレー」では、読者撮影会に参加してくれたユーザーの写真をコメント付きで紹介していきます。
2011年式 FLTRXに乗るくりパーカーさんの自慢のハーレーを紹介します。「自慢のマイハーレー」では、読者撮影会に参加してくれたユーザーの写真をコメント付きで紹介していきます。
今年の5月初旬、「いよいよ完成!」というタイミングで、シティ中野 松本店長より「仕上がりに納得がいかない。ベースは変えないけど、他の部分をもう少し煮詰めたい」と“待った”が入り...
都会の喧噪から離れた静かな環境でバイクビルドに対峙するカスタムビルダー、ロナーセイジ中村實。流行り廃りとは無縁の世界で自らの感性のみを指針に突き進む孤高のカスタムビルダーである。ここに紹介する車両は1989FXSTSをベースに仕上げられたコンセプトマシンとなっている。煌びやかなカスタムペイントの車両とは対極に位置するロナーのニューライン、「DARKSIDE」と名付けられたシリーズの一台である。
2011年式 FLHXに乗る市川 勉さんの自慢のハーレーを紹介します。「自慢のマイハーレー」では、読者撮影会に参加してくれたユーザーの写真をコメント付きで紹介していきます。
ハーレーダビッドソンの 2013年モデルが発表され、最近の話題はそればかりな感じですが、ここでもそのトピックス「110周年アニバーサリーエディション」について触れたい所存です。
ダイナファミリーのなかでもチョッパーライクでスタンダードな位置づけだった FXDB ストリートボブがマイナーチェンジを図った。ストップランプ一体型 LED ウインカーやコンソールイグニッションスイッチは近年のラインナップに多用されているポイントではあるが...
カンパニーが手がける最高峰のファクトリーカスタム 『カスタムヴィークルオペレーション』 通称 CVO にニューモデルが加わった。FX ソフテイルをベースとするファクトリーチョッパー FXSBSE CVO Breakout (ブレイクアウト) である。
アメリカ本国のラインナップにはない日本オリジナルのモデルが2台上陸した。スポーツスター XL1200C をベースに、「ストリートドラッガー」と「チョッパー」をテーマにカスタマイズされた“似て非なる”モデルだ。
110 年という伝説を刻んだハーレーダビッドソン。その記念モデルとして、110th ANNIVERSARY EDITION (110周年アニバーサリーエディション) が限定台数でラインナップされた。
今から110年前とは、どんな世界だったのだろう。日本では明治36年にあたる 1903年、ヨーロッパにはまだオスマン帝国が存在し、アメリカでは前年のキャデラック社に続いてフォード・モーター社が創業、またライト兄弟が人類初の動力飛行に成功した。そして我が国にとっては、日露戦争開戦の前年であった。
2010年式 FXCWCに乗るミヤちゃんの自慢のハーレーを紹介します。「自慢のマイハーレー」では、読者撮影会に参加してくれたユーザーの写真をコメント付きで紹介していきます。