1947 FL
オリジナルペイントの最終ナックルヘッド。排気量74ciのスペシャルスポーツモデル、つまり当時のフラッグシップモデルである。

クロスオーバーエキゾースト、サイドバッグ、シート、風防、リアキャリアなどが装備されたFLHのフルオプションカスタムとも言える一台。この年式のモデルでイグニッションとステアリングヘッドのキーが個別となり使い勝手が向上。リアブレーキは63年モデルより油圧ブレーキのライニング幅が44mmとなり強化され、フロントブレーキのワイヤーも太くなっている。60年代の象徴、カラーグリップにも注目したい。そしてこの車両がディオグライドの最終モデルとなった。
オリジナルペイントの最終ナックルヘッド。排気量74ciのスペシャルスポーツモデル、つまり当時のフラッグシップモデルである。
新型アルミヘッドに油圧式タペットが採用されたパンヘッドの記念すべきファーストモデル。パンヘッドで唯一となるスプリングフォーク装着モデルであり、そのクラシカルなフォルムから高い人気を誇っているビンテージモデルだ。
初の油圧式フロントフォークを装備した49年式パンヘッド。その滑るような乗り心地を実現したハイドロリックフォークに由来して「ハイドラグライド」と名付けられた。
低く身構えたシルエットが魅力的な51年型パンヘッド。53~55ps/5400rpmによって最高速160km/hをマークしたFLユニットを搭載している。
ハイドラグライド・スポーツソロのデラックスバージョンである1952年式のEL。
ホイールキャップやフェンダーガードなどでドレスアップしたフロント周りを持つ1952年型のFLパンヘッド。
エンジンの改良をメインに、トランスミッション、エクステリアにも大幅な変更を受けて生まれ変わった1955年式のFLパンヘッド。
ここに紹介する1956年型のハイドラグライドはフューエルタンクに残るディーラーステッカーからオークランド近辺に存在していた車両であることが想像できる。
1955年にデビューしたFLHはパンヘッドとして初のスーパースポーツソロと銘打ったモデルであり、それまでのFLモデルのエンジンと比較すると大幅にアップデイトされ、ポテンシャルが向上している。
1949年から57年まで生産されたパンヘッドエンジンを搭載するハイドラグライド。ここに紹介する1957年式のパンヘッドは、すなわち純正リジッドフレームからなる車両の最終年式ということになる。
アメリカのポリスバイクの歴史は4気筒マシンのヘンダーソンやVツインのインディアンが採用されたのが始まりと言われている。
パンヘッドモデルのエンジン、ミッションなどの改良が一段落した1958年にリアショックアブソーバーを搭載したディオグライドが登場。
ハイドラグライドの更なる進化版として1958年に登場したディオグライド。
1950年代のラストイヤー、59年に製造されたキングオブハイウェイ。排気量74ciのパンヘッドモーターを前後にサスペンションを備えた近代的シャシーに搭載。
フォークカバーが変更されてアルミダイキャスト製のシュラウドになった1960年式のFLH。ハイコンプ仕様のFLHは、今までの55馬力から60馬力へとパワーアップを果たした。
この1961年型のディオグライドはレストアされた一台。エンジンのオーバーホールとリペイント、さらにクロームが施されたレストア車両である。
1962年式のパンヘッドではスピードメーターとドライブユニットのギア比が変更された。これに伴いメーターケーブルやケーブルクリップなども変わった。
クロスオーバーエキゾースト、サイドバッグ、シート、風防、リアキャリアなどが装備されたFLHのフルオプションカスタムとも言える一台。
パンヘッドの最終モデル、12V電装が採用されエレクトリックスターターシステムを搭載した1965年型のFLHエレクトラグライド。
パンヘッド時代のクランクケースに新型ヘッド&シリンダーが組み付けられたブランニューエンジン、74ciのショベルヘッドのファーストモデルである。
70年にシリンダーヘッドを除くすべてのパーツが一新されたショベルヘッドエンジンを搭載したスーパーグライド。このモデルはカンパニーがカスタム市場に向けて製作した初めての車両である。
77年に登場した初代ローライダーはスーパーグライドの流れを汲んだモデルであり、カスタム市場で絶大な地位を築いた。エンジンにブラックペイントが施された初のモデルでもある。
1978年、ショベルヘッドエンジンは、これまでの排気量1200ccからボア88.8×ストローク108mmの1340ccへと排気量アップ。80年までの3年間、ショベルビッグツインエンジンには2つの排気量モデルが存在した。
1980年にはローライダーから派生したFXBスタージスが登場。プライマリー、セカンダリーともにベルトドライブが初めて採用されたモデルであるが、生産は82年で終了する。