カフェレーサーの象徴たるセパレートハンドルへの交換が滞りなく完了し、次に着手するのはホイール&エアクリーナーの交換。後者のカスタムをするオーナーは大多数と言って良いが、ホイール交換に着手する人は滅多にいない。しかし“お洒落は足元から”よろしく、バイクを支えてくれるホイールを変えるとビジュアルがガラっと変わってしまうのだ。最近の主流だとホイールのブラックアウトなどが挙げられる。松本氏の真骨頂たるカスタムセンスが光る今回のポイント、ぜひとも参考にしていただきたい。
ホイール交換を行う方は決して多くはありません。というのも、H-D純正パーツでも社外パーツでも、カスタムパーツとしてのホイールは決して安価ではないから。カスタムと聞くと、どうしてもタンクのペイントやハンドルやシートの交換など、ホイールほど費用がかからず見た目の印象を変えるポイントに手を入れてしまいがちになります。
しかしながら、僕がカスタムをする際はほぼ確実にホイールに手を入れます。ブラックアウトやスポーク本数の増、ホイールそのものの交換まで。というのも、車体のスタイリングに目をやったとき、実はホイールが占めている面積はかなり大きく、ともすれば他のカスタムポイント以上にインパクトを与える場所だからです。
今回はベース車両である XL1200N ナイトスター のスポークホイールを、XL883N アイアン のキャストホイールと交換することとしました。実はアイアンのキャストホイールは大変人気があり、このホイールが欲しいと車両そのものやパーツを購入する方が少なくないんです。印象の是非は完成した姿を見てから……になるでしょうが、ほかに手を入れているところにも目を向けてもらえれば嬉しいですね。
実を言いますと、今回の第3回ではホイール交換ではなく「シーシーバーの装着」をお見せしようと思っていたのですが、塗装に出している SHAKIN’ SPEED GRAPHIX からタンクやリアフェンダーが戻ってくるのが入稿締め切りに間に合わず、こちらをお見せする形となってしまいました。すでにペイントは仕上がっており、先日開催されたイベントにて完成した姿をお披露目しております(笑)。「早く完成した姿が見たい」という読者の皆様、今しばらく、今しばらくお待ちを。
いや~、それにしても忙しい中でのカスタム作業、大変ではありますが楽しくやらせていただいております。ジャージーさんにボヤいたり「もうすぐ締め切りやで!」と刺されたりしながらこなしておりますが、次回はいよいよ最終回でございます。シーシーバーの装着工程もお見せする予定ですので、お楽しみに!
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