ハーレー関連誌でもあまり見かけないショップだと思う。関西圏のハーレー乗りでも「初めて聞く名前だな」という反応があるだろう。“町工場の町”大阪・東大阪の中で、夜遅くまで黙々とハーレーをいじっている小さなショップ、それが V-Factory だ。
代表の呑海(どんかい)さんがひとりで営む“昔ながらのバイク屋さん”といった雰囲気が漂うこのお店には、口コミでウワサを聞きつけたハーレー乗りが自然と集まってき、ただお喋りをしたり、ちょっとしたメンテナンスをお願いしたりしながら一夜を過ごす。閉店時間を過ぎているにもかかわらず快く出迎えてくれる呑海さんの人柄こそが、彼らが集まる理由だと言える。
そんな V-Factory の強みは、エヴォ以降の高年式モデルに対応できる技術と知識を有していること。新型車を対象とする場合、毎年少しずつ変更する仕様に臨機応変に対応せねばならず、また優先的に情報がリリースされる正規ディーラーと違ってショップは独学で学んでいかねばならないハンデを背負っている。対応するための基盤となるのはバイクに関する基礎的な知識と技術で、呑海さんは四輪メーカーでのメカニック経験などを糧に日々精進を続けている。
「ウチはひとり体制やからね、商売そのものを手広くすることはできへんけど、自分の手が届くところに関してはベストを尽くしていきたいと思ってるんよ」
その人懐っこいキャラクターに惹かれる人は少なくない。“気軽な相談”からカスタムやメンテナンスを始めたいと思っている人は、一度こちらに足を運んでみてはどうだろう。
ご覧のとおり、ウチは僕ひとり体制でご依頼に対応しています。高年式をはじめ、さまざまなモデルに対してできる範囲で精一杯取り組んでいますが、作業速度については限界がありますもんで(笑)、そのあたりについては大らかな気持ちで接してくだされば、と思います。ちょっとしたカスタムプランから日常メンテナンスまで、いろいろご相談ください。夜でも意外に開いているんですよ(笑)。
(V-Factory 代表 呑海 和彦)
住所/大阪府東大阪市楠根1-9-39
?TEL/06-6743-1480
?営業/10:00~19:00
?定休/水曜
得意モデル/高年式モデル(エヴォ以降)全般
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