VIRGIN HARLEY |  ファッションチェック2008年12月編ファッション講座

ファッションチェック2008年12月編

  • 掲載日/ 2008年12月08日【ファッション講座】

バイクファッションの画像

デビルアロー綿秡の
ストリートファッションチェック

ライダーにとっては辛い季節になってきました。ついついファッションは無視したモコモコスタイルになりがちですが、暖かくてもスタイリッシュな装いはありますよ。今回はその辺りも踏まえながら、ファッションチェックを行っていきます。登場される方々のファッションを見ながら、ぜひオシャレ力を磨いてください。では、今月もファッションチェックいってみましょう。

Riders Style01

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山岡 耕志さん(42) / 会社員 Harley-Davidson XL1200C

シンプルコーデで
大人の色気をアピール!

綿秡アドバイス

ショート丈のレザージャケットに、インナーはスカルの箔プリントを施したインパクトあるロンTで、コーディネイト。ヘッドウェアにはビーニをセレクトしたおかげか、シンプルだけど全身のアイテムがバランス良く上手くまとまっていますね。ちょっと寂しいのが首元。ストールなどを組み合わせれば、さらにオシャレになっていたと思いますよ。

バイクファッションの画像
【左】箔プリントが施されたTシャツは一見派手でハードな印象を感じる方もいらっしゃると思いますが、ソフトな風合でシンプルなレザーブルゾンには相性抜群です。ガチガチなレザージャケットですと、やりすぎな印象に見えますからね。 【中央】本物のチェーンを使ってメッセージが書かれたビーニは、シンプルながらもインパクト大!他人とカブらない着こなしのアクセントになってくれますね。 【右】ベルトのバックルにはアメジストが施され、艶っぽさを演出。脇役のベルトも抜かり無くコーデされています!

Riders Style02

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松野 泰弘さん(35) / 僧侶 ホンダ マグナ250

バイクを降りても違和感ゼロ
お手本コーデ!

綿秡アドバイス

適度に絞ったアームとウエストがシャープな印象のハーフ丈のジャケット。着丈が長いので腰周りまで包み込んで真冬のライディングには重宝しますね。ライダーのハード感が無いので、バイクから降りても街に溶け込めます。ボトムスのカーゴパンツもデザイン・カラーリングと良いセレクトで、ファッションを楽しんでいるのが伝わって来ますよ。

バイクファッションの画像
【左】ジャケットの前立てはファスナーとドットボタンの2重構造のため、バイクでの走行中の風の浸入を防いでくれる優れモノ。沢山のポケットもマチ付きのため、小物を収納してもジャケットのシルエットが崩れにくいです。 【中央】ジャケットの見返しは、チェック柄を使用。細かい箇所にも遊び心がありますね。インナーのサーマル素材のロンTは保温性も抜群。ネック部のレッドカラーや胸部の文字が良いアクセントに。 【右】控えめなデザインのライディング用ブーツはハードな印象に見えないため、今回のコーディネイトには違和感無くマッチしていますね。

Riders Style03

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石川 一義さん(47) / 自営業 Harley-Davidson FLSTC

カラーは単調ではなく
メリハリをつけましょう!

綿秡アドバイス

レザージャケットにブッシュパンツのコーデは茶系で統一。デザイン、カラーリング共にシンプルにまとめていますね。ただ上下アイテムが同系色なため、カラーバランスが少し寂しい印象ですね。インナーのカラーリングを派手めなカラーにするだけで、ガラッとイメージが変わりますよ。首元にストール等で立体感を出してもイイでしょうね。

バイクファッションの画像
【左】インナーのフットボールTを活かすなら、モノトーンカラーなのでアウターは黒系が良かったでしょう。鍛え上げられた胸板は男性から見てもカッコイイと思いますが、ファッションを楽しむなら程々に(笑)。 【中央】ボトムスのカラーをベージュ系か明るいグリーン系の方が、全身のカラーコーデにメリハリが出たと思います。 【右】アウターのレザージャケットとブーツのカラーを茶系で統一したのは大正解。この2つのカラーを合わせるだけで繋がりが生まれ良くまとまります。ブーツも手入れが行き届いて清潔感があり好感が持てます。

Riders Style04

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ゼンさん(33) / 編集部員 ハスクバーナ SM250R

シンプルな上半身は
ボトムスで遊ぶと○

綿秡アドバイス

ハーフ丈のレザージャケットにカモフラージュ柄のパンツでコーデ。アウター、インナーのジャージ、インナーのTシャツと、全て無地でセレクトしているので、ボトムスのカモフラはナイスな選択。ただ、ブラックカラーのジャケットに合わせるなら、もう少し黒系に近いカモフラージュ柄の方が相性イイかな。アウターをダークブラウンに替えるのもアリ。

バイクファッションの画像
【左】12月にもなると日が暮れれば、レザージャケットだけでは防寒性が頼りないですよね。インナーにジャージなど重ね着して防寒対策をするのはスタイルを崩さないですからいいですね。【中央】上半身だけのコーデは私としては好印象。インナーのボルドーカラーのTシャツが差し色になってイイ感じですね。 【右】年期ある履き込み感タップリのレッドウィングのブーツは、もっと手入れをして欲しいですね。古い物と汚い物は別物ですよ。古くても手入れが行き届いていれば、それはそれで味があって問題ないですから。

Riders Style05

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ドゥさん(33)/ 会社員 Honda XR230

シンプルコーデには
差し色プラスで寂しさ解消!

綿秡アドバイス

茶系のジャケットにインナーは黒系ジャージ。ボトムスはデニムでコーディネイト。すべてのアイテムが無地でシックにまとめていますね。オシャレ感は出ていますが、ちょっと寂しいのが残念かな? ここは今季トレンドのチェック柄をワンアイテム取入れて見ては如何でしょうか? 一気にオシャレ感がアップすると思いますよ。

バイクファッションの画像
【左】インナーのジャージは無地よりも多少の柄(プリント等)があっても良かったかも。街乗りメインならインナーにZipパーカもオススメです。【中央】タイトなシルエットのデニムはバイクに乗るには窮屈に感じるでしょうが、オシャレを忘れない気持には脱帽です。 【右】荷物が収納出来ないバイクに乗ってる人はバッグが必須アイテムですが…。ウエストバッグですと着丈の長いアウターには、かさばってしまいアウターのラインが綺麗に出ません。たすき掛けのバックの方が良いと思いますよ。
講師プロフィール
綿秡 幹哉(Mikiya Watanuki)

1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。

取材協力

国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。

【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】

お問い合わせ/info@devilarrow.com
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